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【ブルアカ】対策委員会編3章「夢が残した足跡」の感想(※7/24Part5の追記)   

かなり批判,酷評寄りなので注意
ブルアカ本編全体の重大なネタバレ注意
・感情のままに書き殴っているので駄文,粗削り
・問題点毎に画像が欲しかったが
 その場面を探すのが大変なので抜けがあり


問題点とまでは言わないが、気になった点

気になった点その①時系列があっちこっちに飛び過ぎている

アビドス3章Part1,2で感じたが、時系列が???になってくる
大まかに分けると単純に「現在」と「過去」なのだが
細かく分けると「現在」「過去A」「過去B」「過去C」と
過去が2~3つくらいに分裂し始める
一部例を挙げると
・列車砲シェマタを巡る現在の時間軸
・ホシノとユメが出会った頃の過去の時間軸
・ユメが去った後のホシノとノノミが出会った頃の過去の時間軸
これが唐突に切り替わるから読んでいてちょっと混乱する

気になった点その②場面、場面での飛びが酷い

上にも若干被る要素があるが
例:AとBがC地点で会話していて、次の場面ではD地点にいる
要は時間経過描写がほぼなくて
キャラクターが瞬間移動しているように見える
列車砲シェマタを巡る会議とその直後の場面で多く見られた

気になった点その③無双が過ぎる

確かに作中最強クラスの設定を貰っているホシノだが
対策委員会編3章ではほぼ無双状態
多数のモブ,カイザーコーポレーション,後輩達との戦闘2回?,朝霧スオウ
これら全ての戦闘をほぼノーダメージで乗り越え、しかも連戦でこれをこなす。一騎当千が可能な世界観でもあるが、疲弊している描写がほぼなく
最強設定を貰っているとはいえ、いくら何でも無理がある

まぁ、上記3点はまだ我慢できるレベル
問題なのは次

その前に「小鳥遊ホシノ」というキャラクターについて

ホシノは普段めんどくさがりな性格で
生真面目なセリカによく怒られているが
実際は清濁併せ呑む達観した年長者で、必要な時には無茶をしたり、後輩たちをしっかり諭したりします。危機的状況や悪意ある存在に対しては凛然とした態度で一喝し、本質的には母性を持った凛々しい性格をしている。
(一部pixiv時点から抜粋&要約)
ホシノの大雑把な性格と設定
特に「年長者として無茶もするが、後輩達をしっかり諭す」
飄々としたキャラは表向きで芯がしっかりとしているキャラクター
このギャップに心撃ち抜かれた人は多いはず

先に結論を述べるが
「後輩達の気持ちを全く考えず、独りよがりの行動をした果てに反転化」
という最悪の流れになってしまっている点

後輩達の気持ちを全く考えていない

ホシノは「自分1人が犠牲になれば、みんなを守れる」
と自分の中で意見が完結しているのだが
これは既に対策委員会編1,2章でやった内容で、その時に「自分1人だけで決めたらダメなんだ、残された人達の気持ちも考えなきゃいけないんだ」と学んだはず、それなのに全く同じ過ちを繰り返す
上記の内容は作中でもノノミとアヤネに思いっきり突っ込まれているのだが
「これはアビドス生徒会の問題,ユメ先輩ならこうするだろうから」と
話を全く聞く気がない
これ以降も後輩達と会話するシーンがあるが
「これは自分だけの問題だから」と会話を拒否
で、完全に暴走した果てに反転化
はっきり言って擁護できる部分が見当たらない

反論意見
「地下生活者から干渉されていたからしょうがなくね?」

その意見も気持ちも分かる
が、余りにも干渉している描写が少なく,そして弱い
それこそ、列車砲シェマタ争奪戦が始まった辺りでもいいから
反転直前シーンのジャミング演出で精神が汚染されていく描写
もしくは洗脳されているような描写が必要不可欠だったと思う

個人的には地下生活者は「複数のきっかけ(選択肢)?」を生徒に与える異能?
だと思っていて、干渉していたのも分かるが
最終的に反転化するまでの√を選んだのはホシノだよね。という話

分かり易く
「地下生活者に弱い精神を突かれ、洗脳or精神汚染された果てに反転」
「後輩達と一度ぶつかるが和解、協力して事に当たり、手を尽くすが反転」

こういう展開ならば「反転しても仕方ないよね…」と納得ができる


更に最悪なことに

「現状の印象が最悪な状態で実装するの…?」という話
後単純に既にフェス限になっているのに、またフェス限枠で実装するの?
という意見もちらほら見られる
個人的には実装する分には構わないが
そのキャラの印象もとても大切だと思う

簡単なまとめ

小鳥遊ホシノ。というキャラクターを優遇するのは仕方ないし,しょうがない
慈善事業でブルアカを運営している訳でもないし
ユーザには神の考えてる事なんか分からない
神のさじ加減でどうとでもなってしまうのが現状

だが、キャラクターの設定を歪め,崩壊させ
対策委員会編1,2章で起きた事を実質的に無かった事にしている展開には全く納得ができない
キャラクターを歪めるのは構わないのだが、方法が余りにも雑
「地下生活者に弱い精神を突かれ、洗脳or精神汚染された果てに反転」
「後輩達と一度ぶつかるが和解、協力して事に当たり、手を尽くすが反転」
シンプルにこの2つの内どちらかで良かったのではないか
反転化するのも「納得,仕方ないよね」
この「納得,仕方ない」とすら思えないシナリオが本当にダメ

昨夜公開されたバカみたいなネタバレスチル

反転化が治るのは確定しているけど
本当にこの状況からどうやって畳むのだろうか….
(7/22執筆)


※追記部分 アビドス3章Part5の問題点

想像以上に「最悪,酷い」の一言
順を追って箇条書きで解説

問題点その①テラー同士のバトルなのにムービーが1つもない

ホシノvsヒナ戦ではSD2つ,アニメーション1つ
ちょっと気になる部分もあるが、それでも満足できる出来だったのは確か
(ゲヘナ最強が全く同じ戦法で閃光手榴弾食らってるのは?だが)
で、最も映えるであろうテラーvsテラーのムービーが一切なし
いつものアホみたいな,時間稼ぎぼっ立ちバトル
盛り上がりもクソもない
問題点その④と被るが、単にライターが「ホシノvsヒナ」をやりたかっただけなのでは?と思ってしまう

問題点その②後輩達+シロコテラーの思いが1mmも届かない精神世界

上記と被るが、Part5で後輩達+シロコテラーは
文字通り「命を懸けて」ホシノの精神世界に入るのだが
ホシノに後輩達+シロコテラーの気持ちは欠片も届かず
1人1人と対話したのに「やっぱり私は…」と拒否
対策委員会編3章3回目の説得シーン
対策委員会編1,2章を合わせるとおそらく5~6回?くらい
後輩達が説得してると思うのだが、その全てを拒絶

この後先生に「探し続けている手帳ではなく、その中身が大事」
とストーリーは展開し
ホシノは「自身の記憶の中のユメを創造し、ユメに諭され元に戻る」
ある種の自問自答をし、元に戻るのだが「結局自己解決するの….?」という
後輩達の説得描写は何だったんだ?
これならば「後輩達をボコボコにしているシーンを自身の中から見ていて、それに葛藤,後悔し、ユメを創造、諭され、元に戻る」という流れの方が自然だったのではないか

後輩達の気持ちを汲むシーンが全編通してほぼ皆無なので
本当に後輩達の気持ち,思いを汲み取っていないんだな。としか思えない

問題点その③ユメの死因

死因自体は、陰謀だろうが事故だろうがどっちでもいいのだが
死ぬまでの流れがゴミ、あまり言いたくはないが「ただのバカ」でしかない
一応作中でも、頭が良くないだのカイザーからも全くもってバカだの
と言われているが流石に限度がある
「ホシノに一度注意されたのにも関わらず、コンパスを忘れて遭難,衰弱死」はいくらなんでも雑が過ぎないか?
例「ホシノとユメで発掘作業中,何も変わらない日々と、
 理想だけを語るユメに辟易して、ホシノの感情が爆発、
 ホシノがユメを置いて帰宅、その直後に砂嵐がユメを襲って消息不明」
これなら「死んでもしょうがない」となる
「コンパス忘れたから死んだ」という何とも雑な死因

問題点その④全く中身のないヒナと寄り添うスチル

イラスト自体は良い、最高と言ってもいいだろう
ブルーアーカイブ屈指の良イラスト
….が、中身が全く伴っていない

ここで寄り添うべき相手は間違いなく
ノノミ,シロコ,セリカ,アヤネ,(シロコテラー)だろう
1~3章で確かにホシノにも色々あったが
それでもずっとホシノを思い,支えてくれた後輩達と寄り添わせるべきシーン
なのに、はっきり言って救援として駆け付けただけのヒナと寄り添い合うのはライターの気持ちが先行していて、違和感と気味悪さしかない

百歩譲って「ヒナは同格で同学年で初めて出来た、対等な友達」
と言い訳しても、それならば「大切なモノを失った」という
共通点のあるシロコテラーの方がよっぽど寄り添うのに相応しい
上記でも述べたが、ライターの気持ちが先行していて
全く中身のないイラストになっている

問題点その⑤真摯でない謝罪シーン

あれだけ1人で暴走しまくって,後輩達やヒナに迷惑をかけて
挙句の果てには反転化、世界が滅亡する危機に陥ってるのに
この謝罪シーンはないだろう
・みんなにちゃんと頭を下げて、真摯に謝罪する
・みんなの前で号泣しながら、自分の過ちをしっかりと認め謝罪する
アイドル云々で謝罪を誤魔化すべきじゃない
(しかも「一度ならず二度までも」って言ってる時点で救いようがない)


総まとめ

上記で散々述べたが
全編通して「対策委員会メンバーとの繋がり描写が余りにも希薄」という点

その後輩達の描写も弱くて、ひたすらホシノに引っ掻き回される
ノノミはネフティスグループとの関係性とキャラの深堀
アヤネは生徒会長宣言シーン(ここは手放しで称賛できる)
シロコはホシノとの一騎打ち,シロコテラーとの邂逅
セリカ….セリカだけ場の空気に流された感が凄い
特に印象に残ってるシーンも無い

「対策委員会編3章」ではなく「ホシノ編」になっていて
ホシノ以外の全てがホシノ(とユメ)の引き立て役になってしまっている
精神世界で後輩達がかけた言葉が一切届いてない時点で
「あ、ホシノにとって後輩達との奇跡の日々はどうでもいいんだ」
としか思えない
確かにホシノは「過去は過去として受け入れて、後輩達と未来に進む」
という選択をしたが、その起点になったのは「後輩達」ではなく「ユメ」
独断専行,暴走,反転化,精神世界で自問自答,自己解決
全てに「ユメ先輩ならこうしただろう,こう言うだろう」が根底にあって
後輩達に関する思いや描写が一切ないのは余りにも不自然すぎる

今記事は対策委員会編3章の「最大」の問題点であって
他にも問題点は沢山あるが割愛(全部書いたら記事4~5個くらいできる)
ホシノはリセマラ時に引いて序盤はかなり使っていて
割と愛着があったけど、今回で完全にキャライメージ破壊された
とりあえず今回担当したライターに二度と脚本書かせるな