【イランセミナーメモ】
※写真は息子が作った梅炭酸ジュースと岡崎イオンのKALDIで購入したイラン産乾燥イチジクです。愛知・安城市の特産もいちじくです。
日にち:平成29年7月7月(金・七夕)
場所:愛知教育大学附属岡崎中学校 音楽室
講師:鈴木佳樹同校副校長
テーマ:悠久のペルシアの豊かさに学ぶ
〜未公認サポーターが語る四方山話
(よもやばなし)〜
・はじめに
ペルシア音楽?(古典イラン音楽?)、イランのチャイ(砂糖を口に含んで呑む)及びイラン産乾燥いちじくを楽しみながら。
その国をよく知ってもらうためには、食文化という手段がある。
イランは文化と天然資源が豊か。
学生は二つぐらいの詩を暗記している。
合理的が良いということではなく(ビジネスマンは別)豊かさの文化。
アフガニスタンの公用語のダリ語とペルシア語は方言関係にある。
1 すべては必要、必然
平成12年(西暦2000年)から3年間、イラン・イスラム共和国(通称イラン)の首都テヘランの日本人学校に赴任したことが今回のセミナーに繋がっている。
ポジティブの思考は、自分で自分を上げる。ブレイクスルーは、今を受け入れ、次にどうするか考える。
子供たちにはやりたいことを与えるのではなく、ヒントを与える。
2 悪の枢軸?イランって、どんな国?
ー 百聞は一見に如かず 百見は一験に如かず ー
イランの面積は日本の4.5倍。
イラク戦争、砂漠、ラクダの国のイメージ。
首都テレランは東京都と同じくらいの緯度。観光地は豊富。スキー場もある。
ガソリンは1リットルあたり2〜3円(ただし粗悪)。
ガソリンと、ナンの材料の小麦には、国民のために国が補助をしている。
今のイランの子供たちは革命を知らない(知っているのは40歳くらいまで)。
人口ピラミッドは日本と逆で子どもが多い。
若者にアメリカとの対立意識はない。むしろアメリカの文化に好意的。イランの次にイラン人が多いのがアメリカと言われている。
大統領よりも宗教指導者の方がチカラがある(拒否ができる)。政教一致。
大統領選には、一般市民も立候補する。
9歳で婚姻できるが、今のイランにはいない。9歳でヘジャブ(頭の覆い)を纏う。
リカちゃん人形や日本昔話の翻訳絵本もヘジャブをしている。
寒暖の差が激しいため、野菜が美味しい。
3 イラン人の気質 ー 私が出会ったイラン人 ー
自国で車が作れる(イギリスの工場があったため)。
ペルシャ絨毯の製作でわかるように、手先が器用。
言語による文化
①ハシテナバン(おつかれさま)
②ファルダー(あした)※約束するのはダイジで、守るかどうかは自分次第。
③インシャッラー(神の思し召すままに)
映画「セールスマン」
本年度アカデミー賞®外国語映画賞受賞。
ドナルド・トランプ米大統領がシリア難民の受け入れ拒否と、イラクやイランなどの中東7カ国からの入国を一時禁止する大統領令に署名した騒動を受け、ファルハディ監督、主演女優タラネ・アリシュスティが抗議のためにアカデミー賞への参加辞退を表明した。
「観客に感動?(メモのミス)を与えれば 、映画は劇場で終わってしまう。しかし、疑問を投げかければ、映画は見終わった後に始まる。」
アスガル・ファルハーディ監督
イランの豊かさ
12:30にランチのため、運転手にレストランを聞く。
「一番美味しいレストランに連れて行ってやる」→アポなしで自宅(妻の手料理)→そしてそれから買い物に行く。→20:30にランチ(フルーツなどはその間食べる)。
イランの炊飯ジャーは「おこげ」の仕様(日本製あり)。
食べ残してもらうことがおもてなし(残った料理は食べられない人にまわす)。
メンタリティはウェット、細やか。アジア人に通ずる。
・おわりに
ケンカの仕方を知らないと、仲直りもできない。
目標もダイジだが、現状を受け入れて意味づけしていく。
孫崎享氏の小説「外務省II-陰謀渦巻く中東」になぜか鈴木佳樹先生が実名で出ている。
(了)
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