【ここがヘンだよPFI】
PFI方式のメリットは、民間が資金を調達して、行政が分割払いで毎年の予算を平準化できることにあります。
支払総額は同じです。
公共施設は必ず老朽化して修繕費がかかります。
民間の提案が次の要件を満たしていれば検討する価値があるでしょう。
①施設の安全性の確保
②トータルコストの削減
③市民ニーズに合っている
西尾市方式PFIはどうでしょうか。
①本当に安全? 「秘密すぎる内容」
行政が建物の建設や修繕をする場合は、安全を確保するために細かく仕様を定めた「仕様発注」をして検査をします。
西尾市方式では「性能発注」として、使えさえすれば材料などは民間任せです。
これらは契約で縛られる内容ですが、議員にすら内容を明らかにされていません。
②30年経っても同じ金額? 「長すぎる単独契約」
1社の特別目的会社(SPC)と最長30年の契約を結ぶとのことですが、今の日本企業が30年間存続する割合は、0.02%です。
30年後は、1,000社がほぼ0社になります。新しく参入する企業は、10年前20年前と同じ契約をするのでしょうか。
時代は5年、いや3年で進化し続けています。当初契約にない新たな契約は、当然金額が上乗せされます。
③どれほど市民の意見を聞いた? 「急すぎる手続き」
競争的対話が西尾市方式ですが、どれほどの市民ニーズを捉えたのでしょうか。
一色町に3年間運営できればよいスケートボード場建設や、寺津地区だけ5つの学校プールをなくしてよいと、賛成議員は市民か
ら求められているのでしょうか。
短くまとめようとしても長くなってしまいました。それだけ複雑な問題が多いということです。
<関心がある方はどなたでも参加できます>
「西尾市方式のPFI」の白紙撤回を求める市民集会
5月22日(日)14時~
開場 / 13:30
場所 / 西尾市文化会館大ホール
主催 / 西尾市のPFI問題を考える会、西尾市職員組合
<お問い合わせ>
榎本(090-4088-8419)辻本(090-9961-1322)
西尾市職員組合(0563-54-5199)
※託児を行います。事前にご予約ください。
集会後にデモ行進を予定しています。(自由参加です)
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