LJL 2022 Spring Split Day 3(全ゲーム・総まとめ感想)

SHGvsDFM

DasheRキャリーをする為にBlankは他レーン無視して何度もMIDに行くが、Yaharongは常に保守的な精神で戦っていたのでガンクが全然刺さらず、またDFMもSHGがDasheR中心でゲームを作るしかない構成・チームだという事を理解した上でJG/SUPがMIDカバーを多めに行った印象。 
ただ結果としてDasheRは育たず、更にはSteal選手はMIDだけではなくTOPレーンにもガンクが2回も成功したおかげもあり、Evi選手も他レーナーを助けるような動きをした為、DFMは全体的に育った感じでした。
「MIDにリソースを割いた割にはゲームが作れなかった」というのもありますが、個人的には「DFMの対応が上手かった」という感じです。

あとYutaponとMarbleにCS差が生まれたのは「アフェが無駄なロームを1回したせいでアフェのCSがマイナスになった」のと、「BOTレーン近くのクルーグを途中からずっとジンクスが取っている」からです。
恐らく理由はリーシンがMIDレーンしか顔を出さない=ポッピー・レオナがそのカバーに追われる為、「ポッピーがクルーグを食べる暇が無い」「Yutaponが1人になる時にCSを安全に食べさせるため」の2つの理由でジンクスにクルーグを渡しているからでしょう。
ポッピーがクルーグを食べた回数は2回(ゲーム開始3:30近くの1回、7:10の2回)に対して、実況でCSに触れてたゲーム開始18分までにジンクスが食べたクルーグの回数は4回です。
1クリープ4CSなので、合計16CS増えている計算となります。
ちなみに、18分までにMarbleがグロンプを食べた回数は0回です。
実況がCS差に触れた段階でのジンクスとアフェリオスのCS差は23(206CS-183CS)な為、そのうちクルーグ16CSを引いたら残りCS差は7。
更に6:40付近のMIDレーン近くの川でのファイトにアフェリオスが寄る・ジンクスは寄らないで生まれたCS差もあるので、正直Marble選手とYutapon選手のCS精度の問題ではありません
強いて言うのであればチームでのマクロによってCS差が生まれた結果といえるでしょう。

BCvsSG

率直にBCのTOPスマイトサポートの使い方が下手。Day1,2で行ったTOPへダメージが出るチャンプを渡して戦ってほしい。
ただ運用が出来ていなかった割にはゲーム終了時間38分は結構時間かかったなという感想。

V3vsRJ

公開スクリムだろうか?RJのピックがV3を格下だと判断した上でのピックとしか思えないし、それに対してのV3のBPも良くわからない。
V3の選手・コーチ・スタッフたちはどんなメンタル・練習・コミュニケーションをしているのか、気になるところだ。

またV3のコミュニケーション・練習・メンタルなどが気になる場面がちらほら多かった。
特にゲーム開始15:30付近のヘラルド近くでのファイト、には疑問が多い。
ヘラルド近くのファイトはシンドラvsルシアン・ナミ、その他4人vs3人といった構図でスタートし、シンドラがルシアン・ナミにキルされたが、ルシアンとナミのRを切らせ、更にはルシアンの体力を2割くらいまで減らした。
更にはその一方でシンジャオのRを使わせつつ、シンジャオの体力を2割くらいまで減らしながらフラッシュも切らせている。
その状況でなぜジンがイグゾーストも使わず、Rを展開せずにうろちょろしているのかわからない。

そしてゲーム開始22分でのヘクステックドレイクが湧いた際のファイトも、なぜV3が行ったのかわからない。
ドラゴンソウルのリーチがかかっているのでスティールをしたいのか、それともファイトをしたいのか、もしくはスティールが無理だと判断したらMIDへの通路をカットしてタワーシージを狙いたいのかがわからないような動きを見て頭を抱えた。

個人的にはスティールを狙い、無理ならMIDへの通路カットを行ってからMID1stへのシージが良いと思った。シンドラもダメージが出る為、視界外にはRJも警戒するはず。
もちろんそれを打破するためのライズのRがあるが、それでも相手にライズのRを使わせるという事も出来る。

AXZvsCGA

AXZのTOPスマイトサポート戦術がとてもうまい。BCとは雲泥の差。
しかしAXZのコミュニケーションエラーがとても大きく、AXZ自身が自爆してCGAが勝利した。

クラウドドレイク付近のファイトは先にクラウドドレイクを触ったのがAXZなのに一向に攻めず、レオナが攻める時には既にラカンの体力は半分を切るくらいにクラウドドレイクに攻撃を受けている。
またそのうえでレオナがフォーカスしたのはグウェン。よくわからない。
それならばシンドラのEが無くなっているのと、シンドラの位置が予測できるのでシンドラに向かってRを撃ったほうが良かったのではないかと思う。

またその後のバロン獲得後のMID2ndへのダイブも、アーリのチャームが偶然ゼリに当たり、レオナはクレンズが無い+育っているゼリにフラッシュQRで捕まえるからダイブしようと判断しているのに対し、シンジャオ・トリス・ラカンはラプター付近のアリスターに警戒していてレオナのダイブに合わせられないような動きをしている。惜しい。


AXZは現在2-1。かつ、自身のミスによっての敗北のみ。
AXZのコーチとしてはAXZの選手たちが練習した戦術が上手く行ったり勝利をくれるし、かつ色々と課題も残してくれる愛すべき選手たちという印象ではないだろうか。客観的に見て、チーム内のメンタルはかなり良いとみている。

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