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LoL WCS2022 プレインステージ グループA Tierとか雑記

1プレイヤーの個人的な意見です。戯言です。
また思ったことをそのまま書いているだけなので、
見づらい点に関してはご了承ください。

1 【AグループTier】

FNC>EG≧DFM=BYG=CHF≧LLL
※国内のプレーオフ戦を見た上での感想です。
WCSではメタの変更・チームの調子等で変動もするため、
このTierはほぼ関係無いと思っていい。

・FNCが揺るがないナンバーワンの実力を持ったチーム。
・グループAでFNCに"総合的な能力で"同等以上のチームがいない。
・EGとDFM/BYG/CHFにそこまで差はない。あえて言うならEGの方が総合能力が高いと感じた。
・DFM/BYG/CHFはチームタイプが異なるが、大体ほぼ同じくらいの総合能力。
・LLLは総合能力面で言えば他チームに劣る印象があるが、アクションを起こす積極性がとても良い。他チームに勝てる可能性が十二分ある。
・FNC以外の5チーム全てが2位になる可能性をもっている。
・プレーオフのゲームのみを見た限りの印象しか書いていません。

2 FNC

EUの名門チーム。LEC代表としてWCS出場回数10回。

今年はS11のメンバーと違うのはTOP-JG-MIDの3人。元G2 Wunder、元MSFのRazork、そしてMIDには元MADのHumanoidを起用。S11から同じメンバーはAD/SUPのUpset Hylissang。

プレーオフのBO5を数戦見た限りだとやはりメジャー地域に相応しい、個人技・チームマクロのレベルが高いチーム。個人技が高いプレイヤーが揃っており、TOP MID BOTのキャリーポジションとなれるプレイヤーがいるのも良いが、メンバー全員がチームプレイに対しての練度がとても高い印象を受けた。

またLECプレーオフでの成績では、1ゲームにおける平均獲得プレート数は5.75枚であり、これはAグループ全チームの中で1番だ。いかに序盤強いかがわかるスタッツだ。

手っ取り早くFNCというチーム、LECという地域のレベルの高さを知りたければ、LECプレーオフのFNC vs XLのBO5を見ればわかるだろう。多少のミスはあるが、このBO5すべてのゲーム、FNC・XLというチームがとてもレベルの高いゲームを行っている。
FNC vs. XL - Playoffs Round 1 | LEC Summer | Fnatic vs. Excel | Game 1 (2022)

オブジェクトの獲得・集団戦を起こす前にフラッシュ・ブリンクスキル・クレンズを持ったJG MID ADが相手を釣り、スキルを使わせた後に反転orオブジェクトを取りに行く動きがどちらのチームも積極的に行われている。フラッシュを持っているからといって、SUPのルルですら相手を釣る動きを行う。
正直見ていてハラハラするが、絶妙に上手いシーンが多い(相手に捕まらないとは言っていない)。
またアクションを起こす回数も多い点も評価できる。イーブンの時には有利を作り、負けている状況でも返してくれるイメージが湧きやすい。

BO5だとチームの安定的な強さが求められるため、マイナー地域のチームではFNCにはほぼ勝てないだろう。だがプレインだと主にBO1の1戦しか戦わない、かつメタが定まっていない状況のプレインステージでの戦いとなるため、どのチームでも勝つ可能性は十二分にあると思っている。

とはいえ、FNCはLECの有名なチームというのもあり、WCSの上位チームとスクリムも行い、マイナー地域よりもWCSのメタを事前に仕入れやすい。また単純にチームの総合能力ではAグループでは群を抜いているため、1位は固いだろう。

3 EG

LCS代表3位のチーム。NAチームだからといって侮るなかれ、このチームのメンバーを見てほしい。

EG'22 ロースター

サブメンバー入れて6人、うち国籍の種類6。
一体どこの地域のチームなのかわからない。

NAはKR、EUWの有名プレイヤーをどんどん加入し、更にはマイナー地域でも実力が認められたプレイヤーも加入させ"すぎたため"、プレイヤーロースターの国籍を見てNAとわかるチームがあまりいなくなってしまった。しかしそういった背景があるためか、徐々にではあるがリーグとしてのレベルは上がってきている。

EGは主にリターンを追求するプレイが多く、序盤で有利も作ることが出来るチームだが、リスクやデメリットを軽視する傾向がある。リスクを承知の上でのリターンの追求だと思うのだが、見ていてハラハラする。

とはいえ、そのリスクを承知の上で行ったプレイの先にあるリターンはとても大きい。かつ、それを実行した際に失敗になりそうな時に回避するプレイを行うだけの技量を持ったプレイヤーが揃っている。

中盤以降(序盤もか?)の集中力切れ、ミスが目立つLCS特有の悪い点が残るチームなのは玉に瑕。
FNCよりは安定性・個人技・チームマクロは劣っているが、その他のチームよりも個人技とチームマクロが全体的に高いため、Tierでは2位とした。
ただ、安定性が無いのでどのチームでも勝てる可能性は十分ある。

4 DFM

LJL代表の日本のチーム。ここ最近は国際大会での成績が徐々に上がってきてはいるが、安定はせず、あくまで"マイナー地域間では強かったりするチーム"という印象。

3KR、更には日本人枠にKRサーバーのチャレンジャー達成選手で固めているため、プレイヤー1人1人の個人能力がとても高い。
そのため、個人個人の能力で言えばFNCを除いた5チームの中でトップクラスだ。

しかし、LJLプレーオフで見た限りの印象だと、基本的に相手のミス待ち、確実に有利が取れる場面でしか行動しない場合が多く、アクションの回数が少ない印象。
そのためLJLプレーオフでのプレイは"LJL決勝を確実に勝ちに行くために置きに行った"なのか"実力を100%出してあのパフォーマンスだったのか"で評価が分かれる。

国内リーグでDFMを超えるor同等のチームがいないためか、DFMが劣勢になる状況も少ないため、劣勢時に状況を覆すアイディアもあまり見ることが出来ないのも評価しづらい点だ。
行動には「リスク・リターン」「メリットデメリット」「成功確率」「実行難易度」「その後の展開」といったいろんな要素がある。
それでいうとDFMは「プラス面に傾いた時に行動する」がほとんどで「プラス・マイナス面がイーブンの時に動いていない」という印象がある。

その為個人の能力だけで見ると2位になる可能性が高いのだが、直近のLJLプレーオフの内容だけを見ると「不利な状況で覆せるのだろうか」「相手から先にアクションを起こされやすいから、後手で戦わないといけないんではないか」という不安要素がある。

しかし、私はDFMというチームは修正力も高く、国内リーグで行ったパフォーマンス以上のプレイ出来るチームだと信じている。
少し客観的に見れないのは良くはないのだが、私としてはDFMはマイナー地域間の中ではトップクラスの能力があるチームだと信じている。

5 BYG

PCS代表2位のチーム。(PCSとは台湾・香港等の東南アジア地域のリーグ)

国内プレーオフではMSI2022でPCS代表となり、MSIのグループステージへと進出したPSGとBO5を行い、BYGが勝利してWCS代表を獲得した実力のあるチームだ。

プレイスタイルは主にリスク軽視のリターン重視の攻撃的なチーム。
ただし、それは序盤のみであり、中盤以降の重要なオブジェクト(バロン・ドラゴン)を獲得する前はかなり慎重になる事が多いため、そのギャップに驚くだろう。また国内プレーオフでは負けていても("ゲーム開始20分に6k差負けてる状況でも")、BYGから攻めに行く。1回失敗したとしても何度もチャレンジし、切り開いていくプレーがとても印象的なチームだ。
WCSで不利な状況になったとしても、このチームならば逆転するかもと思わせてくれる。

ただしその積極性が裏目ってしまう場面も多い。
またマイナー地域特有のチーム間のコミュニケーションも不安になるようなプレイもたびたび見られるためか、AグループTierでは中堅どころに置いた。

余談だが、Playoffs Round 1 Day 1 | JT vs BYG ゲーム、2ゲーム目の開始36:10(該当する釣りは36:50)頃からのプレー、相手を釣るプレイが尋常なく上手い。自分はこのシーンを見てBYGは頭が悪いのか、それとも自分のパフォーマンスに信頼しきった上の頭の好いプレイをするチームなのかわからなくなった。

6 CHF

LCO代表のオセアニアのチーム。

国内リーグではBO5 2セット中合計1回しか負けておらず、またチーム全体のマクロがとても高い印象を受けた。
わかりやすいデータはプレーオフで行われたゲームの「平均デス数」と「平均獲得プレート数」、そして「平均ゲーム時間」だろう。
プレーオフでの平均デス数はAグループの6チーム中最小の8.9であり、ここだけ見るとマクロ中心の安定志向のチームかと思いきやそうでもない。
平均獲得プレート数は4.86とかなり高く、平均ゲーム時間が6チーム中最短の32:10というデータを見ると、素早く正確にゲームをたたんでいるという事が分かるだろう。

またAグループの6チーム中、FNCに次いで「敵を釣るプレイ」を積極的に行うチームだという印象も受けた。
MIDレーン周りの視界を確保した上で味方ADCを餌にし、相手に仕掛けさせるプレイはとても上手い。
個人的にはプレインステージ、Aグループ内で注目しているチームだ。

7 LLL

CBOL代表のブラジルのチーム。

チームスタッツで見てもこのチームの攻撃性がわかるのだが、プレーオフでの1ゲームにおける平均の獲得プレート数は5.47枚と、FNCに次いで高い。(その次に高い数値なのはCHFの4.86枚)また平均のゲーム時間は32:30とかなり早い。

しかしその反面、とても危なっかしく、また選手個人の能力が高くないという印象があった。
チームスタッツの「平均デス数」もAグループ最多の14.3であり、選手ステータスの平均CS数もあまり高くない。
アクションを起こす回数が多いのだが不安定であり、また国内リーグだからこそ成績を残せただけなのではないかという印象だった。

8 まとめ

本来書きたい事も他人に見られることを考えてしまうと、書く文章がぎこちなくなってしまった。
実績も無い個人が各国のプロチームに対してTierを付けてしまっているが、正直のところWCSが始まってみないとわからない事が多いため、このTierなどあまり役に立たない。
1つだけ真実を書くとするならば、各国のリーグを見ると各地域のメタが知れたり、また思いもよらぬ良いチームが見つけられるという事だ。
WCS2022 プレインAグループはFNC以外は全て2位になれる可能性があると感じたし、逆に言えば5チーム全てが最下位になる可能性もある。
それだけレベルが高い大会でどのような結果になったとしても、各国の選手・チームには賞賛や労いの言葉を送ろう。

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