新弾「タイムゲイザー」＆「スペースジャグラー」公開済みカードまとめ＆評価（3/21時点）

はじめに

チャンピオンズリーグ2022 愛知が間近ですね。
ＣＬも活発に開催されており、ＷＴＢみたいな新デッキが開発されるなど、環境も目まぐるしく変化しています。

ＷＴＢ、面白いですね。
私が昨年後半期に使ってたデッキに少し似ています。（モスノウやケケンカニV入りの水系デッキ）
一番しんどかったのはドガスダイナでした。「かがくへんかガス」で特性を全部止められるのがキツい。

現状の環境的にムゲンダイナはれんげきウーラオスが厳しいので、ＷＴＢを厚く見るなら、ドガスダイケンキとか、いかがでしょうか…！！
私なら、サブアタでガラルファイヤー（非Vの方）やヤミラミなんかを添えますね。

ともあれ、出場される皆さんは頑張ってください。
私は現在大会休止中なので…（子育てにより）

それはさておき、4/8発売予定の新弾、楽しみですね。
Youtubeで細切れに紹介されることも多いので、整理しつつ、私なりの評価も添えたりなんかしちゃいます！

「お前の評価なんてどーでもいいわ」という人も、一覧として活用してもらえたら…(笑)

5段階評価の基準は以下のイメージです。

５…環境で渡り歩ける。
４…構築次第では強い。
３…私の頭では活用法が思いつかないけど、ワンチャン可能性ありそう。
２…特筆点なし。
１…厳しい。

なお、全カードが公開されているわけではないので、現状低い評価でも、他カードとの組み合わせで今後評価が変わるかもしれません。

という訳でどうぞ。

オリジンディアルガVSTAR―オリジンディアルガV　評価：５

個人的に一番強いと思っているのがこれ。

VSTARパワーの「スタークロノス」で、220点与えつつもう1ターンもらえるのは優秀過ぎる。

とは言え課題もいくつかありますね。
誰もが思うのが「エネルギー×５をどうつけるか」ですが、私としては、「スタークロノスの打ち時はいつか」というところが難しいと思っています。

打点が220しかないので、これだけでは相手を倒せない可能性もあります。
もちろん追加ターンが発生するので、そこから上技追加で確実に倒せるのは確かですが、それだと結局ただの1パンですからね。（もちろん厳密には違いますが）

ボスの指令やこだわりベルトなどを駆使して、「スタークロノスを打って相手を気絶させる」ことを念頭に立ち回るのは、実は結構大変な気がします。

上技も優秀で、青天井のため、7枚付いた時点で280ダメージ、大概のVSTARポケモンを1パンできます。

ちなみに進化前のVの評価は２。
技を打つのは序盤だけでしょうが、その段階でトラッシュに2枚エネルギーがある可能性が低い。
後述の「セキ」と合わせてね、ってことでしょうが…。

オリジンディアルガについてはデッキ構築中で、近々公開できたらと思っています。

オリジンパルキアVSTAR―オリジンパルキアV　評価：４

まずはVSTARの上技「あくうのうねり」。
スイクンV達の「～ロンド」の上位互換、って感じですね。
自分と相手、すべてのベンチが埋まっていたら260ダメージ。ベルトやルチャブルと合わせてVSTAR、VMAXをワンパン。

ただ、上手い相手だとベンチを絞ってくるでしょうから、仮に相手のベンチが3体だとしたら220ダメ、2体なら200ダメまで下がります。
「プレッシャーになるだけでもOK」という見方もあるでしょうが、理想ダメージを出すのは結構難しそう。

そしてVSTARパワー「スターポータル」。
トラッシュからの3エネ加速ですが、「エネルギーをトラッシュする」って意外と大変なんですよね。「エネルギー現物」「トラッシュするカード」が必要ですから。

「はくばバドレックスの新相方に」という声もありますが、単純な加速なら、アルセウスVSTARの方が序盤に使えますし、ダメージのおまけ付き。

今のところ、アルセウスVSTARから替えてまで活用したい特性ではないです。

ただし、非Vの青天井系アタッカーが現れたら話は別ですね。

Vの方の評価は３。スタジアムの確定サーチは地味にありがたい。

セキ　評価：４

効果だけ見ればめちゃくちゃ強いけど、先述のように「エネルギーが2枚手札にある状況」というのが意外と厳しい気がします。
手貼り権を放棄してまでこのカードを使う場面がどれほどあるか？
（トレーニングコートで回収したり、メタルソーサーで再活用するという手はあります）

「条件満たせばスターバースと同じ」と思われるかもしれませんが、それは間違いと思います。
サポート権を使用するので、サポートを持ってきてもそのターンには使用できません。その差は大きい。

カイ　評価：５

セキとは打って変わって、汎用性が高すぎるカード。

特に「ポケモンの道具」を確定サーチできるのが偉いです。ビーダル型のデッキには、水デッキでなくても1枚入れておいたらいい仕事しそう。ミュウVMAXでも入れる価値ありかも（ベルト、タブレット、ウッウロボを持って来れる）。

もちろん水デッキにはマスト。

ヒスイダイケンキライン　評価２

２進化の時点で、要求カードの多さから、評価を厳しくせざるを得ないです。

２進化のポケモンを見る上での私の中のポイントは２点。

A：２進化めのポケモン自体が他とは代えがたいほど魅力的
B：たね・１進化も優秀

A,Bどちらかを満たしていれば評価は上がるのですが、現状のスタンダードレギュレーションにはほとんどいないですね。

最強の例はインテレオンラインで、AB両方兼ね備えています。
前レギュならクワガノン。
あるいは、3色鱗粉のバタフリーや、ハイテンションルンパッパ、ガラルタチフサグマ辺りが次点で上がってくる感じ。

このヒスイダイケンキは、そこまでは行かない。
特性「わざしのかまえ」は、チラチーノ「やりくり」等より1枚多く引け、それ自体は優秀。技もなかなか。ですが、2進化の壁を超えられるほどではないと思います。

ヒスイバクフーンライン　評価：１

確定サーチのこの時代、特殊状態は入れ替えで回復されるんですよね…。
エンニュートと組み合わせようにもエネルギーの色が合わないし…。

バタフリーの下位互換な感じは否めません。進化前もバタフリーラインの方が優秀。

ヒスイジュナイパーライン　評価：３

こいつはワンチャンあると思うんですよね。
「くいこむかぎづめ」は相手のダメカンの数×30ダメージ、つまり相手のダメージを４倍にするわけです。

70ダメの状態でHP280ラインがきぜつ、80ダメでHP320ラインがきぜつ。
構築次第でいい線行けそうな気がします。

ジバコイルライン　評価：２

特性「ギガマグネット」で書いてあることは強いのですが、2進化を立ててからやっとエネ加速できるような構築自体が、現環境ではだいぶ厳しいかと。加速枚数が運次第なのもマイナス。

同じ要求枚数３枚なら、ザシアンV＋ドータクンでいい気もします。

ラムパルド：評価３
トリデプス：評価２

化石進化ポケモンの復刻。こいつらも実質2進化ポケモンです。

ラムパルドの2エネ240ダメージは魅力的。条件も割と簡単に満たせそう。
クワガノンのように裏工作ラインと組み合わせて専用デッキが組めるか…？

トリデプスは、こだわりベルト殺しですかね。でも、それならツールスクラッパーで良いんじゃないでしょうか。

なぞの化石　評価：？

他にも化石ポケモンがいる可能性があるので、評価は保留です。

なお「めずらしい化石」とは別物なので、「めずらしい化石」から進化するパッチラゴン・パッチルドン・ウロノラゴン・ウオチルドンにはなれません。

ここまでが公式サイトで公開済み。
以下、公式Youtube等からの転用です。

エムリット・アグノム・ユクシー　評価：２

主役はエムリットの特性「いしきのとばり」。弱点が全てなくなります。
ただ、こいつらのためにベンチ枠を３つ埋めるのは厳しいですね。

また、れんげきウーラオスやかがやくゲッコウガが猛威を振るう現環境下において、マナフィが必須となりつつあります。
マナフィで更にベンチが必要となると、残りはバトル場１・ベンチ１だけ…。

レジシリーズ　評価：３

レジギガスの特性が、この６匹が揃って初めて使えるという珍しいもの。
面白いのは面白いですが、一体気絶させられるだけで使えなくなるので、安定性にはほど遠い…。

技自体はどれもなかなか強力なので、天才的な人が天才的な構築を生み出してくれるかもしれません。

レジエレキ辺りは単体運用もできそうで、こいつだけ評価が（３よりの）４です。

グレイシア・リーフィア　評価：１

グレイシアは打点が低すぎる…。
リーフィアは、ダメージなしのエネ加速で１ターン使用するのは厳しい…。

イーブイ　評価：２．５

特性は十分強いと思います。
イーブイの非V進化系、プロモーションシリーズは結構面白いのが多いんですよね。
新カードが出てきて評価が上がる可能性もあるので、今後に期待です。

ニョロトノライン　評価：４

ニョロトノの「とのさまおんど」が強力。ツインエネ1枚で技が打てます。
ベンチにニョロゾ×３で280ダメージ。
前のニョロトノがやられたら、後ろのニョロゾが進化。
ニョロモ・ニョロゾもHP90以下なのが偉くて、レスキューキャリーで回収可能。
次発のニョロトノも、ニョロゾ90×２＋ニョロモ60＋10で250は出せるわけです。

盤面を整えるのが大変そうですが、デッキを組んでみたいですね。

クレセリア　評価：４

上技、強い。

最大12個のダメカンを、相手のどのポケモンにも乗せ換えられます。
これは「技の効果」なので、マナフィの「なみのヴェール」で防ぐことはできません。

公式動画でも言っていましたが、アルセウスカイリューデッキや、非Vのドンファンデッキの、サブアタッカー・フィニッシャーとして採用できそうです。

個人的にはドンファン、好きなんですよね。
最近海外大会で実績を残したとのことで話題になりましたが、こっちもデッキを作ってみようかな。

ヨクバリスライン　評価：２

２エネ（ツインエネで実質１エネ）で最大210ダメージは魅力的ですが、代償がデカすぎる…。ゾロアークデッキのフィニッシャーくらいでギリ使えるか…？

シェイミ　評価：３

後攻1ターン目にしか価値がないけれど、使えたら圧倒的に優位に立てそう。
今のところ良い構築を思いついているわけではないですが、可能性を感じさせます。
入れるなら四投か逆に1枚ピン挿しですね。

ヒスイマルマインライン　評価：２

無エネポケシリーズ。
ヒスイビリリダマは後攻1ターン目ならエネ加速してくれるけど、そのためだけにデッキの枠を使うかと考えると微妙。
ヒスイマルマインも50エネだけなので、単体性能なら、ヒスイハリーマンの毒で継続50の方が優秀だと思います。

ヒスイウインディライン　評価：１

ヒスイウィンディの下技は、実質、
「闘闘炎　160 相手のバトルポケモンをやけどにする」
ですね。
アルセウスを1パンできるのが偉いと言えば偉いですが、現環境では非Vポケモンに3エネつける時間を捻出できる気がしません。

スピアーV　評価：３

相手のベンチに最大200を恒常的に当てられる。
アルセウススピアーなどの型は行けそうですね。
ただ、マナフィが必須になりつつ現環境が、かなりの向かい風。

シンオウ神殿　評価：５

４よりですが、５で。

運営は、れんげき・いちげき環境を終わらせたいのでしょうか。

現環境で言えば、れんげきインテレオンVMAXや悪れんげきウーラオスなどにはかなり打撃。

ツインエネやダブルターボも無色1になってしまうので、それ頼りの非Vデッキについてもなかなか辛いものがありますね。

一方ミュウVMAXに対しては、フュージョンエネであることは変わらないのでメロディアスエコーの打点は下がらないし、クロスフュージョンを打つのにも支障がない。ずるい。
※メロエッタには基本超エネを貼る必要あり。

少し前ならオーロラエネルギーに頼るようなバレットデッキもありましたが、最近はアルセウスが基本エネを好きに持ってくるので、あまり影響はないかな、という感じです。

今後、スタジアムを選ぶうえで採用の候補になってくるのではないでしょうか。

ヒスイのヘビーボール　評価：３

効果自体は強力なので、枠があれば、という感じ。
似たような効果の「シャクヤ」があまり使われないことも考えると、そのために枠を割くのは厳しいかもしれません。

なお「V-UNION」は「たね」でもなければ「進化」でもないので、「ヒスイのヘビーボール」の対象外です。

いれかえカート　評価：１

「たねポケモンのみ」の縛りがきつくて、現代ポケカにおける入れ替え札3種の神器（ポケモンいれかえ、あなぬけのひも、ふうせん）に割って入ることはできないでしょう。
たねポケモンのみで構成するデッキなら入れてもいいですが、30の回復で打破できるような状況は稀だと思います。

以下はネット上で流れている情報です。

アヤシシV　評価：４

特性は「ベンチからバトル場に出たとき、場にあるエネルギーを好きなだけこのポケモンにつけかえる」。
技は「このポケモンについているエネルギーの数×40ダメージ」。
……と書いてあるらしいです。

打点があまり高くないですが、手札からベンチに出して即入れ替え、奇襲的に技を打てます。相手の意識外のフィニッシャーとして、ピン挿し採用の運用が現実的でしょうか。

ヒードランVMAX・ヒードランV　評価：２

VMAX
特性「場に自分のスタジアムが出ているとき、1回使える。このポケモンのHPを50回復する」
技「ダメージ180　相手をバトルポケモンをやけどにする」

V
上技「ダメージ30 バトルポケモンをやけどにする」
ダメージ90「場に自分のスタジアムが出ているなら、90ダメージ追加」

まず、VMAXが出ることに驚きです。

VMAXの特性もVの下技も、「自分のスタジアム」なのが辛い。
（※中国語は分からないので、間違っている可能性はあります）
また、耐久型のテキストですが、環境に多い水タイプが弱点なので、1パンされやすいのも厳しい。

イシヘンジンVMAXの方が強いかなという感じです。

終わりに

以上です！
追加で新カードが公開されたら、また別記事を立てます！