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紙を決める

こんにちは。すっかりご無沙汰してしまいましたが、年末年始も編集作業は(ピーク時と比べれば緩やかですが)ずっと続いていました。

今回は、紙を選定する工程について。

いよいよここまできたか〜と、今までを振り返りたくなりますが、もう少しの辛抱です。

表紙の紙

1/12(火)に行ったミーティングでは、事前に何種類かの紙をサンプルとして手元に送っていただいていました。

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(↑写っていませんが、耳だけのまみちゃんもいました〜!)

それを見たり触ったりしながらミーテイングは進みます。
ご提案いただいた紙は、印刷業界でもわりと価格が高めのマットな発色のもの。触った感じは、「お。ちょっと高級感伝わってくるぞ」という触り心地。

「カバーをつける」ことも途中検討したこともあったのですが、「カバーをつける意味」について藤原さんから教えてもらってからは、「う〜ん……なくていいか」って話になって、海外の書籍のように、正に表紙1枚で勝負させていただくことにしました。


見返し

見返しというのは、本の表紙を開いたときに最初に出てくるこの部分。

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色紙だったり、白紙だったりするのですが、私たちはテーマカラーの「テラコッタ」をこの部分に入れることにしました。

と、偉そうに言っていますが、これも藤原さんからご提案いただいたことw

「テラコッタ」には、この本のコンセプトの「明日を照らす灯りと勇気のために」というフレーズの「灯り」の意味もあり、私たちのプロジェクト内では「暖かくあなたの明日をぽっと照らす灯りのような色」として認識されています。

また、落ち着いた大人の色、どの色と混ざっても他の色を邪魔しない色、出産や育児を重ねて厚みを増した色としても、「テラコッタがいいね!」という話で決まったので、本の最初と最後のページにこの色が入るというのは、正に「明日を照らす灯りが、育休の”いま”を閉じ込めている」という、ちょっと素敵な仕掛けになっております。

これは、知らないと何の変哲も無い色紙なのですが、細かいところにも気を遣って色や紙を選んでいるというわけなのですね〜。

本文の紙

本文の紙は、表紙とは別の紙を使っています。テカテカとした女性ファッション誌のような発色のある紙ではなく、こちらもマットな発色のふわっとした紙。

こうやって書いていますが、ほとんど藤原印刷さんの小池さん(写真の左上に写っている方)が話してくださった言葉を、ほぼそのままパクらせていただいておりますw

紙の触り心地や手触りを言葉で表すというのは、食レポより難しいよなぁって思いますね。
「柔らかい」「ツルツルの」「テカテカの」「沈み込むような」……と色々な形容詞が使われますが、「なるほど〜」と思うこともあれば、「ん?そ、そう?みんなそう思う?私、ちょっと触ってるけどよくわからないんだけどな〜(汗)空気をまとったような触り心地と言われてもな〜(汗汗)」みたいなこともありましたw


と、3種類の紙が決まり、いよいよ来週には2校が藤原さんからいただけます!

あともう少しだ〜〜〜!!!わくわくする〜〜〜〜〜!!!


written by なおちん

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