自己紹介

フードクリエーターikuraです。

「フードクリエーター」という肩書き。実は、もともと友人が私にあてたあだ名でした。
料理から暮らしをデザインする人。
食を持ってあらゆる可能性を広げ生み出せる人。
20年近く肩書きと共に活動した今、私はそんな風に感じています。

過去の活動


行政管轄荒川区の食育講師や
台東区演劇祭の舞台フード監修、
テレビ雑誌のアシスタントからプロ向けのファスティングテキスト監修など。多方面の取材を受けると共に、ジャンルは多岐に渡ります。

私の食のルーツ

食は私にとって幼い頃から身近な存在でした。板前の父を持ち、自営で多忙だった両親のお腹をみたす為に「おむすび」を作ることが幼い頃の私の役目でした。

海苔がべったりとついた、丸くて大きなおむすび。
いつも母が褒めてくれる事が自分のささやかな自信と喜びでした。

小学校の家庭科クラブから始まり、趣味はずっとお菓子作り。喜ばれる事が嬉しくてずっと作り続けていました。
その想いは、大人になってもかわらず、はじめての社会人生活でも仕事の傍ら同期にお弁当を振る舞ったり、休日には自宅に招いておもてなしをしたり。
私には食を提供するという事は、人を喜ばせるものなんだと感じていました。

おとづれた転期

しかし私にとって、食が単に「美味しい、楽しい」だけでなく、心や命につながるかけがえのないものだと意識が変わったきっかけがありました。
それが第一子の妊娠と息子のアトピーです。

元主人の転勤と重なり、東京での活動を休業し、大阪での孤立育児がはじまりました。
仕事で充実した日々からのはじめての育児。心と頭ばかり焦り、沢山無理をしました。
しかしこれは後々に重くのしかかる産後鬱のきっかけだったようにも感じます。



長男はどうやらアレルギーがあるようでした。始まりは小さな気づきくらい。しかし徐々にどこから手をつけていいかわからないほど、症状が複雑になりました。
無知だった私は、ただひたすらに、頭でっかちの育児と医者通いを始めました。

もちろん治療の答えも決めきれず、ステロイドと自然治療をいったりきたり。
子供にアレルギーがあるにもかかわらず、ストレスからのケーキを食べまくる日々と自分を責める日々。寝不足と苛立ちですべてが悪循環でした。

そんな時、私におとずれた奇跡が、新しい仕事、それがのちの人生にも大きな影響を与えるきっかけにもなった「助産院のご飯作り」でした。

働きながら、院長のお話やお母さん方の症状を聞き、目で見て体感する事によって、
食が身体を作り、シンプルな食事とはなんたるかを改めて考えさせていただきました。
自分なりのケアをひたすら続けることにより、考え方も子供への対応も確固たる自分の軸を持つことが出来ました。

今振り返る

そして現在、その時に書き溜めた食事日記や子供のケアを活かしたお手当レシピが、インスタグラムでの発信や、フードクリエーター養成校座クラスの開講につながっています。

心とカラダに向き合う事。
私はだいぶ遠回りをしましたが、全て無駄ではないと信じています。食は美味しいだけでなく、人のカラダ、そして心さえも作っていく大きな存在です。
私が得てきた知識と経験は、全て自分の糧となり、多くの素晴らしい方々との出会いと共に自分に自信を与えてくれました。


日々の暮らし、毎日の食事。
暮らしの中には、生きる糧となる沢山のエッセンスが含まれています。
皆様にとって、忙しく過ぎ去る日々も全てが温かな想い出に変わりますよう。その時々を楽しみながら笑顔と共に過ごせますよう。
そんな想いと共に、レシピや暮らしに寄り添う提案を発信し続けたいと思っています。

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