統計って何?

みなさんこんにちは
前回、えぐさから大層な紹介をされてしまった川原直(かわはらすなお)です。

今回は、髙橋郁夫研究会における統計の必要性について説明します。

早速本題に入りますが、マーケティングが専門のゼミで、なぜ統計も学ぶ必要があるのでしょうか?

机上の空論、という言葉があるように、マーケティングにおいてもアイデアベース(ジャストアイデア)だけで提案するよりも統計といったエビデンスを用いて提案する方が説得力が増します。
実際に企業は消費者の心理や行動などを表すデータを分析し、マーケティングに活かしています。例えば、青汁の消費者を調査し、統計的に男性よりも女性、若年層よりも高齢者の方が多い、という結果が出たとします。その分析結果を知らずに、男性にターゲットを絞ったマーケティングを行うと売り上げはどうなるでしょうか?
もちろん、現場社員が長年培った勘やイメージも時には重要になりますが、データに基づいた分析によって、新たな気づきを得たり、施策の効果を知ったりできるため、マーケティングには統計も重要なのだと思います。
特に、近年では近年ではビッグデータを活用したマーケティングも注目を集めており、将来的にも統計の必要性は高まるでしょう。

では、実際に髙橋郁夫ゼミでの統計についてご紹介します。

・サブゼミと本ゼミ
3年生は、まず、サブゼミで統計を学びます。サブゼミでは、4年生の指導のもとマーケティングで用いるいくつかの統計手法を学び、実際に統計ソフトを使って分析を経験することで、知識と分析方法を身につけていきます。
また、本ゼミで輪読する論文の中でも、統計分析が利用されており、そこから学ぶこともあります。

・三田論と卒論
サブゼミや本ゼミで学んだ統計を実際に活かすのが、3年の三田祭論文と4年の卒業論文です。
三田論では、実際の調査会社のご協力のもと1000人ほどの消費者にアンケート調査を行い、その結果をもとに統計ソフトによる分析を行います。研究テーマに合わせて自分たちで分析手法を選択し、分析を行い、分析結果の考察をすることは、貴重な経験でもあり自信にもつながると思います。
4年の卒論においても、研究の中で統計を用いるという点は三田論と同じです。卒論は、三田論と違い個人で論文を執筆することになりますが、自分が研究したい内容に合わせて分析手法も選び、分析を行うことになります。

以上のように、理論と実践を複合した形で、髙橋郁夫ゼミでは統計について学んでいきます。
1、2年の頃、正直なところ会計や統計といった数学的なことは嫌いでしたが、ゼミや三田論を通して理解を深めることで、統計の苦手意識を少しは克服できたと思います。
26期の一員となる皆様も、現在苦手意識を持っていてたとしても、優しい25期の人達が教えてくれると思うので、安心してください。

それでは、今回はこの辺で終わらせていただきます。

次回は、ディズニーと関西に定評のあるキヨが、皆さんも気になる入ゼミ試験について教えてくれます。
キヨ、よろしくね。

ご質問などあれば、下記のメールアドレスまでお気軽にご連絡ください(^^)
【Email】ikuos.nyuzemi.2022@gmail.com

また、髙橋郁夫研究会の情報は、下記のHP、Twitterで随時更新しているので、ぜひご覧ください。

【HP】http://news.fbc.keio.ac.jp/~takahasi/

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