デイガドミティウス等雑感
はじめに
こんにちは、生野刺美と申すものでございます。初投稿です。
こんな協調性やら常識やらに欠けた奴の自己紹介など誰も見たくないでしょうに、Twitter(@ikunosasimi)をもって自己紹介に代えさせていただきます。
記事内容はデイガドラグナー系のネタデッキ、デイガドミティウス(デュエバトル、公認優勝くらいならできました)についての話と、現状なんとなくデイガドラグナーに感じていることとなります。
デイガドラグナーというものを曲解した結果できたようなデッキですが、よかったら見ていってください。
また、デイガドラグナーというデッキに基本的な動きは準拠しているので、差分についての解説が主となります。
デイガドミティウスのレシピ
ドミティウスとは何ぞや
かっこいい。
まず、こいつが何者で、何をするのかというところです。
能力は、(こちらが先ですが)数年前のクロニクルデッキに収録された「天罪堕将 アルカクラウン」と完全に同じです。これの文明が緑単色になり、ドラゴン判定を持っているのがドミティウスです。つまりバトライから踏み倒すことができ、それが唯一にして絶対の採用理由です。
登場時、即座に自分の山札を上から5枚見て、コスト7以下の5文明のクリーチャーを各文明1体ずつ宣言して出すことができます。
デイガドラグナーでこれを行うと、火、光、闇のクリーチャーを踏み倒すことができます。こいつを捲るだけで盤面に3体クリーチャーが沸きます。
自分としては、構築時のデイガドラグナーにだいたい4投されていた「紅に染まりし者「王牙」/クリムゾン・ビクトリー」の代替的な役割として採用しました。
王牙のメリットは登場時にそのまま打点になること、2t天力ヒビキ時に赤マナが足りないことの予防、申し訳程度の受け性能、カマスミクセルに対しての4マナ使ったメタが(個人的な感想ですが)挙げられます。
また、ドミティウスと違って踏み倒し対象のコストが無制限であるというメリットがあるため、ドラゴ大王やスペルデルフィンを踏み倒して一気に相手を追い詰めることができます。
ですが個人的に気になったのは、まず王牙を捲っても(ハチ公などのGJに強いデッキに対しては特に)GJに負けたらただのキラキラ光るツインキャノンワイバーンに過ぎないこと、ミクセル等のメタカード下で捲れた場合、何もせずに退場してしまうことです。
ドミティウスの大きな利点は、登場時に即座に踏み倒しを開始することです。例えばそこでモルトを捲ってしまえばモルト自身が持つ除去耐性でモルトは場に残ります。
また、7コスト以下であれば軽量ドラグナーを踏み倒すことも出来るので、そいつに持たせたプロトギガハートを利用して、軽量ドラグナーから進化したクリーチャーも場に残せます。
それを一番狙いたいのはやはり「マキシマムザ亮君(暴天覚醒MAXIMUM神羅曼象)」です。こいつはドラゴンではなくヒューマノイドですが、バトライで出るのはもちろん、ドミティウスの踏み倒しは文明とコストしか見ていないので問題なく出せます。
ミクセルがいない状況でも、バトライを持ったヒビキや踏み倒し枠を2つ使ったプロギガ亮君等で圧力をかけることができます。
ドミティウスは手札に来た時は本当にどうしようもないくらい使えませんが、開き直ってしまえばそれはほとんどの高コストドラゴンにもいえることであります。そこは諦めました。
あとドミティウスのほうが王牙より安いです。
当たりになったデッドマン
次に、ドミティウスにおけるデッドマン絡みの立ち回りについてです。
このクリーチャーは、バトライ系列で捲ると外れ枠になるため、最近では採用しない構築も増えています。
しかし、ドミティウスの能力で捲った場合はデッドマンも場に出すことができます。
その場合のデッドマンの主な役割は、盤面に棒立ちしているラブエースやグレンアイラから進化して、バトライ刃やプロトギガハートを装備した即席の打点になってフィニッシュに貢献することです。
打点形成にも貢献してくれるので結構強力ですが、レッドギラゴンに枠を割いたので3枚になっています。このへんはあまり研究していないのでこの記事をご覧になっているそこのあなたが最高の枚数比率を見つけてください。
連チャン!レッドギラゴン
レッドギラ「ゴン」のほうです。
このクリーチャーは基本的に侵略では出しません。もっぱら、「このクリーチャーが破壊された時、その下に重ねてあった進化ではないドラゴンをすべてバトルゾーンに出す。」という効果目当てで使います。
まず、コスト7以下なのでドミティウスで捲れます。そのままドミティウスに乗せて進化させてから破壊することで、夢のドミティウス連チャンを決めれます。当然、何度もドミティウスを使えばバトライやバトガイは龍解するわ、モルトや亮君は出てくるわで盤面は凄いことになります。
レッドギの破壊は基本的にイヴィルヴィで行います。もしレッドギとバベルギヌスを同時に捲ってしまったらバベル側に乗せて、次のドミティウスでイヴィルヴィが捲れたらバベルを蘇生して連チャンしましょう。
レッドギは上記のような流れにハマると恐ろしく強いのと、フィニッシュ時の打点確保にもなって便利なのですが、ハマらないときはただの置物になりがちなので2枚になっています。手札に来たときは3色のマナ基盤として活躍させましょう。
メヂコバについて
メヂカラ・コバルト・カイザー、マキシマムザ亮君は、「最終龍覇 ロージア」を抜いての採用となりました。メヂコバの採用理由は、先手で捲れた場合ロージアより強いことが多いという点と、回っている場合ドラグハートがよく出払うので、ロージアが外れカードになってしまいやすいという二点です。
また、水のクリーチャーなので、ドミで捲った場合にモルトや亮君などと天秤にかけずに即出しできることが強いです。
先に出せると、殴ってくるデッキを大きく遅延しながらこちらはバトライし放題という嬉しい状況を作り出せます。
もちろんタップ呪文面も、ミクセル等を倒して殴り返すことができなくはないので案外手打ちにも便利です。また、マナに置けばフォースを安定させる光マナになります。
メヂコバは亮君で巻き込んでしまうカードですが、そもそもその両者が出揃うような状況であればそれはだいたいドミティウスか閣が暴走しているときなので、そんなこと気にしなくてもだいたい勝ってます。
「運だけ」なら覇でいいのでは
他の構築ではあまり採用されていないように感じるのですが、鬼丸覇を採用しています。
なぜ採用したのかというと、王牙が基盤として採用されるようなデッキならばGJ勝率は高いと判断したからです。
EXターンが序盤で取れたなら、その試合はだいたい運だけで取れます。恐らく本来の王牙採用が多かった時期のデイガドラグナーより若干デッキの平均コストが低い当構築ですが、GJ外したとしても覇はSAの3打点ですのでごり押す分には決して弱くはないです。
バベギとマナロについて ほぼ一言解説
出されたらさ、嫌じゃん。2ターン目とかにさ。
ドミティウスがさ、2回使えたら素敵だろ。
あと一応バベルギヌスはヒビキで捲った場合、ヒビキを破壊して出しなおすことで実質仕切り直しにできたりするので言うほどメインの動きを邪魔しません。
おわりに、デイガドラグナーの変化
このデッキが正統派なデイガドラグナーの進化と言えるかは私にもわかりませんが、デイガドラグナーは短期間でものすごい勢いで進化しているデッキだといえます。
多少ずれているかもしれませんが、一プレイヤーとしてこのデッキの変遷についてなんとなく感じていることをざっくり書きます。
初期:リンクウッド4、デッドマン4で全力でドラグナー巻き込んで盤面作る感じ。イーヴィルフォースが入ってない。
中期:イーヴィルフォースが入ってきた。同時に、デッドマンからのリンク巻き込み軽減モルトで戦わなくても別に強いやつバトライで捲って勝てばいいやんという空気が広がってきたのか、リンクが抜けて代わりに大型ドラゴンが入り始めた印象がある。また、小型ドラグナーを引かないと話にならないのでデイガで使える実質的なサーチカードとしてオブザを入れている構築もある。このへんから永久が確定採用のような扱いになり、王牙から大王、デルフィン等を踏み倒す構築が流行る(この時期の構築を見てデイガドミ組みました)
ちょっと前:マキシマムザ亮君が強いということに気づく人が出始める。これにより、基本的には互換性があるカードなら「・」を避ける方がベターということになる。デイガドラグナー内では、「スペル・デル・フィン」より「ナンバーナイン」のほうが良い、といった具合に変化が訪れる。
最近:中期あたりにぽつぽつと存在はしていた「ハムカツマン蒼でボーラスとかモルトとかの多色をトップに固定してから待機していたバトライで出す構築」が急激に進化しはじめる。たとえばヤドネ対面ではデスゲート以外の回答を全て奪い取り、ドラグナーミラーやバイク対面などでも先出ししたら相手のデッキは機能不全と化すほどに制圧力の非常に高いパック版ゲンムエンペラーや、出れば盤面が押し負けていても手札全滅と攻撃不能でワンチャンを作るギガンディダノス、手札全滅から辛うじて出したクリーチャーも無慈悲に攻撃時除去で屠っていくニコルボーラスを安定的に出すことで理不尽な勢いで勝利を獲得していく構築である。同時に、以前自分もツイートしたが「ロジック・サークル」で呪文である「ボルシャック・クロス・NEX/ボルシャック英雄譚」や「偽りの王 ナンバーナイン/歓喜の歌」などを固定して出す構築が初の?入賞を果たす。
ロジックサークル型の活躍は、現在よりもむしろ次の殿堂後が本番であると推測している。ヘブンズフォースが殿堂することはほぼ確実といっていいので、それのリペアとして2tフォースを支えられるロジックサークルを採用するという流れは以前に殿堂が危ぶまれていた時にも存在していた。
サークル型はそれに加えて、余ったサークルで相手に応じたツインパクトクリーチャーを確実に出すことができる。別に「紅に染まりし者「王牙」/クリムゾン・ビクトリー」や「メヂカラ・コバルト・カイザー/アイド・ワイズ・シャッター」を固定することも可能であり、こちらのデッキの進化も見逃せない。
現在の環境にいるのはハムカツマン型、中期の王牙型+亮君が目立ちますが、いかんせんこのデッキは発売から一か月程度で幾つも新コンボが発見されているので、この環境もいつまで続くかわかりません。また、今回の記事のメインとして取り扱った俺のドミティウス型のような、各人がちょっと手を加えたオリジナル型もおそらく多数存在しているので、序盤の動きを見ただけでは相手がどのタイプのドラグナーか分からないという強みも少なからず発生しているとは思います。
願わくば、ファンデッキのおもちゃ程度の扱いであったドミティウス君が、俺ではないデュエマがうまい人の手によって、ハムカツマンゲンム型や王牙亮君型と並ぶような構築へと昇華されますよう。
あとがき
ドミティウスって、安いしかっこいいし、なにより好きなクリーチャーの一体でした。それをこうやってDS時代をテーマにしたクロニクルに手を加えることで少しでも活躍させられるということは、まるで昔の友人と一緒に遊んでいるかのようにとても嬉しく、楽しいことです。
王牙が高くて買いたくないと思っていたり、環境そのまんまで組むのはなんか負けた気になるから嫌だったりするそこのあなた、ドミティウス、使ってみませんか。
バベルギヌスやマナロック、そしてモルトをどんどん出すのは、まるでパチンコの大当たりのようで脳汁がたくさん出ます。ぜひ、興味のある方は使ってみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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