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大池小学校5年生の調べ学習 【生野で作られている「すごいもの!」】(令和5年度 大阪市立大池小学校)

大池小学校の5年生が、生野のものづくりが近隣の事業所とのつながりも大切にしながら、地域に根付いていることに、総合的な学習・社会科の時間で学ぶうちに気づくことができましたので、その内容を紹介します!


学習内容

 児童に対し、生野区の特色の一つに「ものづくり」があることや、どのようなものを作っているのか、興味・関心を持ってもらうことで、自分の住むまちをより深く知ってもらうため、以下の学習を行う。
・ いろいろな動画を視聴し、なぜ生野区が「ものづくり」の街になったのか、ということについて学ぶ。
・「ものづくり」の現場を見学し、実際に働いている人の「ものづくり・
地域」に対する思いを知る。
・学習のまとめとして、商品や工場の良さをポスターにまとめ、校内で発表する(作成したポスターは協力企業へ贈呈する)。

小学生の皆さんにとっては、普段、目にしている近くのお店や工場が「あたりまえの風景」になっているので、どんなものを売っていたり、作っていることって、意外と知らなかったのかもしれませんね。

先生から「調べ方」を教えてもらいます
「ものづくり」企業を詳しく調べます!

「ものづくり」企業のポスター作成~発表

濵口鋏製作所さん:100種類以上のハサミを作った経験のあるそうです!
共栄金物さん:最近では「段ボールを簡単に閉めれるクリップ」を開発しました!


紡織機器バネ株式会社さん:電車が走るためにとても大事な部品「インバータ」を作っています!


旭進ガスさん:たこ焼き・たい焼き・お好み焼きなど、いろんなガス焼き器を作っています!
山本化学さん:もともとは消しゴムを作っていたのですが、
今や、ウエットスーツなどいろんな高品質のゴム製品を世界に向けて販売しています!


吉持製作所さん:丸い平面の板が職人さんのスゴ技で、ヤカンやビールのジョッキ、花瓶などの製品(3次元)に生まれ変わります!

さいごに

5年生の皆さんが紹介してくれた企業以外にも、生野区には、日本を代表する技術を持った会社がいっぱいあります!皆さんはご存じでしたでしょうか?

今回、インタビューに答えてくださった企業の方からは、
「仕事はしんどいけれど、お客さんが喜んでくれるのが嬉しい」
「機械が故障した時に修繕してくれる人が近所にいるので続けられる」
「工夫を積み重ね、日本だけでなく世界に求められるものを作っている」
など、さまざまなお話をうかがいました。
小学生のみなさんも、日々、お客さんが求めるものを、自分たちが作ったんだ!と、胸を張れるレベルのものを作り続ける「ものづくり」の現場のたくましさを感じることができたんじゃないでしょうか?

子供たちは学習を通して、企業の方々のいろんな想いを受け取ることができたと思います。その想いが「将来、どんな大人になるか」考えるためのピースになってほしいですし、「自分の住む街を誇りに思う、誇りに思える街にする大人」へ向かう道しるべの一つになってくれたらいいな、と思いました!