蠍座24度「一人の男の話を聞くために山を下りてくる群衆」
☆廻廊234＊下山群衆度数☆
SCORPIO24: Crowds coming down the mountain to listen to one man.
不動宮24-5-4 試練
23を更に安定・定着させるプロセス。
実際性を持たせ、試練を克服する
Introduction
聖なる霊山への巡礼のために山頂に集った人々。神の山への礼拝を終えて、彼らは神秘的体験の興奮も醒めやらぬまま、ぞろぞろと下山し、一人の男の話を聞きに集まりました。この男は何を群衆に語ろうとするのでしょうか…？
シンボルの意味
このシンボルは、いかに心を揺さぶられる体験をしても、感情を制御して日常生活をこなすさまを表しています。
常識を超えた派手な出来事と、平凡な日常生活がセットになっているシンボル。山の上という非日常空間で素晴らしい精神的体験をしたとしても、山の下という日常生活をしっかり行わないと霊的成長はありません。
まずは足元から固めよということを「男」は語ろうとしているのでしょう。
この度数をもつ人は、日常生活のルーチンを大切にしています。
どんなに刺激的なことや、感動的なことがあっても、いつまでも溺れず、すぐに日常に戻ります。地に足のついた人です。
普通は体験できないような神秘的な体験や、ラッキーな出来事に恵まれている人ですが、常に淡々としているため、周囲はそれらに全く気づきません。
本人は稀有な体験や感動を通して成長し、感動を心にしっかり刻みつけているのですが、それ以上に、穏やかな日常生活を続けることの大切さを理解しています。
せっかく学んだ理想も、暮らしの中で忘れてしまうこともありますが、それ以上に、ささやかな日々の暮らしの中で、神秘体験から学んだことを活かして生きていることに、深い充足感を抱いている人です。
シンボルの日（太陽度数）
感情的に極限状態に置かれても冷静に日常生活を守るという、心の鍛錬がテーマの日。神秘的で感動的な出来事と、いつまでも興奮せず日常に戻ることを考えるような体験をするか、そんな人に光が当たります。