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ありがとうおめでとう所轄i刑事

※腐った及川狂いのイチファンの戯言&興奮冷めやらぬ状態で記述していますので、駄文ご了承ください
※ネタバレ満載です


■刊行おめでとうございます

2022年7月21日に「所i轄i刑i事i麻生i龍i太i郎」が発刊され、実に13年ぶりの麻生の新作書き下ろしが発表されましたね。
事前に丸腰さんから発売日などの情報をいただいていたので(ありがとうございます( ´ ▽ ` ))疾風の様に予約をし、発売日を指折り数えておりました。書き下ろしを読むまでは絶対に死ねない……という意志を胸に抱きながら……

元々、所轄刑事は表紙がボロボロになって印刷が剥げる位読み返した大好きな一冊で、中でも「雪うさぎ」は若かりし頃の純くん(あえて今回は純くんと呼ばせて頂きます)の愛しさと優しさと切なさがみっしり詰め込まれた最高の話だと信じて疑っていません。(特にラストの「ばぁか」は何度読み返しても感情が四肢分裂する)
しかし、今回の新作を読むと純くんの【葛藤】と【苦悩】が既に雪うさぎの時点で垣間見えてくるので、また違った視点から話を楽しむ事ができますね。大切に保管したい……及川純の…人生の欠片。


■書き下ろし

「ごちそうさんでした」

麻生のこの台詞を見た瞬間、胸が詰まって正直目の奥がジンジンと熱くなりました。
あ、麻生だ。麻生の言葉だ、大好きな、大好きな麻生の、及川純の恋人の麻生だ〜〜〜〜〜……

「聖黒」に沼ってから、数え切れないほど読み返し、触れてきた麻生の【言葉】は思った以上に感慨深く、そして懐かしいものでした。
私は及川が最推しですが、麻生も当然大好きで、及川とはまた違った人間臭さがとても魅力的な男だと思っています。
(これ、及川だったら「ごちそうさん」だろうな〜( ◠‿◠ ))(麻生は絶対爪楊枝咥えてる)

この中華屋でのやりとり、いいですよね。ミサトさん多分麻生の事ちょっと気になってるんだろうな〜〜(麻生は特に気にしてない風ではあるけど)
こんな感じで、麻生は店の子に話しかける事は特別とは思ってない、ただの世間話の一端を共有してるような感じなんだろうな。そしてそこから発展したのが二人(レイコとマキ)
んん〜( ◠‿◠ )男も女も魅了してしまうオトコ(帯のキャッチ)

書き下ろしの詳しい内容は流石に明記は避けますが、やっぱり聖黒は、麻生の周りは優しい空気に満ち満ちているな…と懐かしいような、ちょっとほろ苦い気持ちになりました。
そして信楽が出てきたのも嬉しい。

作中で「自分は正義の為に警察官になったわけじゃない」という一文が出てきたけれど、麻生の性格や信念がありありと分かる箇所で、この【小綬鶏】という話の中で一番刺さりました。
警察だからといって、迷いもなく悪を悪として捌く人間がとれだけいるのか。
そんな人間としての葛藤が実に麻生らしくもあり、それ故に彼はこれからの人生で何度なく壁に当たっていくのですが。

麻生は、正直特別な能力やヒーローじみた正義感なんてものはないキャラクターです。
けれども、だからこそ私は聖黒に、龍太郎に惹かれる所があるのだと改めて思う。
何度も重ねて恐縮ですが、私は及川狂なのでどうしても及川の視点で見える麻生を考えたり、捉え方をしてしまうのだけれど、こうして麻生単体で見てみると、彼の心の動きや当人でも理解しきれていない部分を強く感じて大変面白い。
【小綬鶏】の事、存じなくてはじめてこのタイトルを見た時、妖怪?!百鬼夜行か?って思ってすいません。麻生に小綬鶏は憑いておりませんでした。


■そして、純くんへ…

さてここまでは体裁?を整えたような感想文ですいません。精一杯気持ちを抑えて書きました。

で、ここからが本題です。

及川。

及川ですよ、及川。

泣く子も黙る、及川純ですよ〜〜〜〜


ていうかねぇ!!!!!ちょっと!!え、新しい彼氏ってどういうこと!!聞いてないよ!!!相談して!私たちに!!!!!!(錯乱)


渋いカメラマンって!!!!!どういう事なの!!!!
純くんんんっ!!!!!!


いや〜これは、ちょっとね…ちょっと一筋縄ではいきませんよ。私の気持ち的に……
ちなみに誤解があるといけない(?)ので明記させていただきますと、私はこの展開に大変感激しておりまして、ありがとうございますありがとうございます…と天を仰いでいる次第でございます……ʅ(◞‿◟)ʃ(使った事のないこんな顔文字を使っちゃう位には浮かれています)


及川、新居(マンション)買った時点で麻生に別れを切り出してたんですね…
確かに、エピローグで及川は結構麻生にそっけない態度を見せるので、それを思うと納得。

しかし、そうするとちょっとハテナな点として、及川の改造拳銃発砲事件はどうなるの?という所。
あれは、麻生がレイコと結婚する前に起きた出来事の筈。
とすると、もしかしてこの渋カメ(渋いカメラマン)(丸腰さん命名)と別れてもう一回麻生と元サヤになってるって……コト?!(はちわれの顔)

こっからは妄想なんですけど、あの後なんだかんだで及川も渋カメに麻生紹介した気心からか、また及川は麻生と二人でも飲みに行っちゃう様になるんですよ(渋カメも年上の余裕で嫉妬とかしたくないって思ってるから表面上は何も言わない)
雑誌社って、〆切前は泊まり込みも当たり前なので(この時代は特に)及川も麻生誘ってご飯行ったり、あまつさえ麻生の寮(三階)に泊まっていったりしちゃう事も(キスはした)
そんで、無事校了して帰ってきた渋カメ。家に純くんがいるかと思ったら居なくて、行き先も何も書いてなく、流石に昼過ぎに酒の匂いプンプンさせて帰ってきた純くんに初めて怒鳴ってしまう。
純くんも、殊勝に謝るタマじゃないから「龍んトコで泊まってた」って火に油注ぐ様な事言っちゃって、ついに大げんか。
そういう事が何度も度々あって、最終的に渋カメに「純くんは麻生さんがまだ好きなんだろ」って言われて別れを告げられて………


(>人<;)

イヤッイヤッイヤ!!!!!




はー……


龍純龍最高ですね。


当て馬大好き人間なので、若イラという存在がいる以上、渋カメとは確実に別れてるという事実が明日を生きる勇気をくれます。

これは丸腰さんも言ってたんですけど、及川がノンケしか好きになれない属性じゃなくてホッとしています。
ゲイバーにいく及川のスピンオフは出ませんか……

どうか……

渋カメについてはこれからうんと、こねくりまわして妄想しようと思います。



ひとまず、吹き出したパトスを殴り書いただけなので、目に余るところばかりだと思いますが、どうか聞き流していただけたら幸いです……

時間がまたできましたら、コネコネした産物を形にしたいと思います。

私の駄文は置いといて、麻生に興味をお持ちになられて、及川のエモさにも触れていただける方が一人でも多くいらしたら、うれしいなと思う次第でございます。


おわり