お気に入りのTシャツを着るとき、3分でいいから聞いてみてくれ「ホルベルク組曲」

緑の深さがハンパない「グリーグ作曲ホルベルグ組曲」。
お気に入りのTシャツを着る時の気分にぴったり。

葉っぱが何層にも重なってワッサワッサしているような弦楽器の伴奏はスピード感たっぷりでワクワクします。そこに現れるヴァイオリンのメロディが森林浴並みに気持ちいい！美しい！空気キレイ！聞くだけで健康になれるようなロハス感はさすが、北欧ノルウェー出身のグリーグ。

ヴァイオリンのメロディは鳥のようにぴゅーんと急上昇してみたり急降下を楽しんでみたり、人生の自由を謳歌しているよう。そのメロディを支える弦楽器はどこまでも力強く、とても頼もしい。幾重にも重なった美しい音楽の中に入りこみ、一緒に自由を楽しんでみてほしい。なんならノルウェー自慢の高福祉も感じて3分でも人生に安心してほしい。

弦楽合奏で演奏されることが多いこの曲は「ホルベアの時代より」と題された5曲から成る素敵な組曲で「ホルベルク組曲」とも呼ばれることも多い作品。ホルベアとは人名で、18世紀に活躍したノルウェーの作家であり文豪であった著名人。銅像だか石像もあるくらい偉大な功績を残した人物だそう。

グリーグ自身は19世紀の作曲家で、ホルベア氏に負けず劣らずのノルウェーが誇る歴史的人物。そのグリーグが会ったこともないホルベア氏の生誕記念行事のために作曲したら、出来ちゃったんだな、こんな名曲が。

正式名称「グリーグ作曲ホルベアの時代より」通称「ホルベルク組曲」。聞く気も失せるような題名でクラシック曲はますます遠ざかっちゃうもの。お願い、そういうのあんまり気にしないで始めの３分だけでいいから聞いてみてくれ。

聞くだけで気持ちよく森林浴ができて、スカッとした爽快感で力が湧いてくるから。