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♪子供向け 音の処方箋♪私って大きくなったら何になるんだろう?って不安に思うとき、ホルスト作曲の惑星

盛り上がりに欠ける今年の夏休みだった。本当につまんない。
でも大人はもっと大変だって見てたらわかるから、文句も言えないよ。
大事な夏の時間が終わっていく、ああ来年はどうなるんだろう?世界はどうなるの?私は一体何をしていけばいいの?

不安で渦巻いてしまうとき、ホルスト作曲「惑星」を聞いてみましょう。

1曲目の火星の始まりからいきなり大きな不安が渦巻きます。
どっかーん!と、ところどころで爆発もしています。えっ?どうなっちゃうの?全然静まらない。ねえ、もうやめようよ、と思ったら小休止。ホッとする。
次は静かでキレイな場面に違いない、って思ったらまた始まったよ新しい不安フレーズ。きゃーっ!しつこい、なんなの?

ヨーロッパ人の本気って超しつこいのです。体の作りもしなやかな日本人と違って大きいし、先祖からして肉食人種なので持続力がハンパないのです。
このしつこさが日本人のクラシック苦手意識に拍車をかけていると思いますが、彼らはこれくらい表現しないと気が済まない人たち。

でもとても強くて美しい音楽で人間の心の助けになる音楽。そして世界は広くていろんな人たちが生きている。まだまだ知らないことがたくさん。

自分の気持ちに共感してくれるみたいに怒って渦巻いて爆発している音楽を聞いていると心の中がスッキリしてくる。不安なときは強烈に不安な音楽を聞いて、どっかーん、どっかーんって爆発して、その先に新しい未来が見えてくる。

知らない明日も、知らない世界も、勇気をもって踏みだそう。遠慮しないでワガママを言ってワガママな夢を見よう。


☆検索のキーワード ホルスト 惑星 で出てきますが原語では Holst The Planets
☆惑星は太陽系の惑星全てを曲にしているので全曲で50分以上。
このエッセイでは1曲目の火星をイメージしています。とても有名な木星(ジュピター)は4曲目です。


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