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女装中年の花嫁写真撮影③



【撮影-ランジェリー編】


 花嫁姿で好き放題写真を撮った後はいよいよセクシー編の
ランジェリー撮影である。

実はドレスの下にもう事前に選んだ下着を着ているため
脱いだらすぐ撮影開始かと思っていた。
すると、「ヘアアレンジとメイクを少し変えますね~」と
岡本さん。

「えぇ!キャンペーン価格でお安いうえに衣装チェンジの時にメイクも変えてくれるの?!」(謎の解説口調)

そう、ドレスの際は清楚な花嫁をイメージしたメイクなので
次のランジェリー姿では、少し「夜のセクシーな女の子」のメイクを施してくれるのだ。

アップにした髪をほどき、濃い目の赤い口紅、アイシャドウもやや濃いめに引き目の周りはキラキラとラメが輝いている。

同じアタシなのに全く違う自分。 本日2度目の衝撃。
プロのメイクってホントに凄い!(本日2度目)


そして撮影する部屋は先ほどと違って、雰囲気のある照明が薄暗く輝くベッドルーム。

部屋に入るだけで鼓動が高まる、思わず息を飲む。
撮影は同様にゆなさんの指示で様々なポーズを取るが
先ほどと違い、足を組んだり、腰を捻らせたりとややセクシーさを
意識したポーズ。 自分の体の固さを呪うがここはグっと我慢の子である。

一通り撮影が終わり、パッドで確認したが
ここで問題が発生する。


アタシの腹が ダブついている のだ


これは技術とかの問題では無く、アタシ自身の問題なので仕方がない。 仕方がないが、パッドに移る艶やかでセクシーなポーズの
アタシの腹がしっかりとダブついている。

悔しい現実にややがっかりしたが、そこはゆなさんが
工夫し上手に問題の腹が写らないアングルで撮影してくれているショットが沢山ある。 今回は自分の腹に裏切られた

「筋肉は裏切らないが腹の弛みは容易に自分を裏切る」

 次回までに解決策を考えて生かして行こう。


そして撮影後の自撮りタイムを再び頂き、思う存分撮影する。
むろん上半身のみだ。 腹め思い知れ。


一通り自撮りを満喫した後は、さみしいが今回の撮影は終了である。データはファイル転送で送っていただき、ライン登録をし、最後にちょっとしたお土産まで頂いた。


ビルから出て再び見た新宿の街は、来るとき程の不安もなく
軽やかに駅までの道を歩いた。 アタシもいっぱしの都会の女になった、という事なのだろう。


【終わりに】

今回はTwitterで仲良くして頂いている女装さんの「6月は花嫁期間だぞ」
というプッシュを受け、しかもそのタイミングでRAARさんの撮影キャンペーンを知ったので、これは天啓だと思い勇気を出して体験してきましたが、
本当に、本当に良かった。ありがとうございます。
 折り返しに差し掛かろうとするアタシの人生の中で、これほど衝撃的で感動して楽しかった経験は
なかなか思い当たらない。

少しの勇気と(お金と)3時間があれば、まさに生まれ変わった自分に合うことができる。

 もちろん女装は世間で大っぴらに吹聴できるような趣味ではないが普段女装に興味がない人も、 女装はするけどスタジオ撮影までは・・と思う人も、 結婚の予定の無い本物の女性だって、

一度花嫁になってみることを強くお勧めします。

普段気が付かない自分の魅力や、美しさや、ワクワクがきっと体験できるのだから。

というわけで新宿女装サロンstudioRAARさんでの

花嫁写真撮影の忘備録は終わりです。


最後に、studioRAARさんでは通年ウエディングドレスが着れますし

その他衣装も選びきれないほどの種類があります。 メイクアップも
イメージを伝えればお好みで施してくれるので、 ぜひ一度予約して訪れてほしいです。それでは皆様ごきげんよう。


(アタシはスタジオと関係のない全くの部外者で、ただただ今回とても楽しかった事を伝えたかっただけのおじさんです。誇張した表現もありますが、ほぼありのままの出来事を書いたつもりです。)

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