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龍と虎が電子書籍で発売することになりました

こんにちは、いくたはなです。
今回はまんまタイトル通り。

自分の好きなものをとにかく詰め込んだ趣味、遊びの範囲内で描いている戦国武将でJKで百合なのなBLなのか混乱してくる内容の龍と虎がコルクスタジオから電子書籍出ることになりました。

なんと分冊になりますので今後も続編が出ます😁😁やった…😁😁❣️

コルクラボマンガ専科での目標の一つが電子書籍をコルクスタジオから出すことでした。

振り返ること今年の3月9日。多分9日。

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あの佐渡島さんと初の面談を迎えていたわたし。会社員時代に染み付いた笑顔を全面に貼り付け待機。

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佐渡島さん、多分ジムから面談している…。
すごい今時感。わたしの知ってる面談とは明らかに異なる面談。
染み付いた笑顔に力が入り冷や汗が出始める。

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ジムで鍛えながらの面談なのに見透かしたようなお顔…!わかる…わかるぞ、取り繕っても見透かされてしまう感じ。

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こんな時は特に意味のない笑顔は無用だ。
完全に笑顔オフ。

導入が長くて申し訳ない。
3月9日の面談内容はコルクの所属作家について聞くのが目的で設定されたものだった。
Twitterで弾みで「コルクの所属ってどうやったらなれるの?」と完全に興味本位のツイートに佐渡島さんが反応してリプ返してくれたのだ。震えた。コルクで仕事が出来ればマンガで安定した暮らしも夢ではないかもしれぬ。完全に良からぬ輩だ。当時の己を恥じたい。

さて、面談するには佐渡島さんのTwitterDMに作品を送り面談を申し込み、面談日を決める。
送る作品は何にしよう。ちなみに作品はなんでも良い。なかなか売れている夫を捨てたい。や他の著書にするか、個人的に楽しんで描いている龍と虎にするか…何を出すかとても悩んだ。正直心が折れるのは嫌だ。好きなものを描いて心が折れるのは結構つらい。傷つくならすでに散々ぼろくそに言われてる作品を見せてぼろくそ言われた方がいい。そんな気持ちで著書を出そうとした…

話は飛ぶがコルクラボマンガ専科では1日1ページ漫画を上げることを最初の1ヶ月目標に据える。1人では心が折れるので5人組で組んでみんちゃれというアプリに登録し、30日間みんなで励ましあいつつ作品をあげ続ける。わたしは1ヶ月ごとにグループを変えてみんちゃれに挑んでいる。2組目のグループではインスタを始めた頃からフォローさせてもらってるあのざくざくろさんがいた。ざくろさんの漫画はめちゃくちゃ面白い。わたしは鬼滅の炭治郎よろしく面白いものやその後伸びていくものから匂いを感じる。どんな匂いを感じたとしてもそんな作品を描かれる方はどんどん売れていく。ざくろさんもその1人だ。

そのざくろさんが言ったのだ。
「佐渡島さんに見せるのは龍と虎が良いと思う」と。

そうか、ざくろさんが言うのだ。掌をさっと返して龍と虎を載せてるコミチのURLを佐渡島さんに送った。

3月9日がエックスデー。

その日までとにかく作品数を増やすために1週間4ページで進めていたのを1週間8ページに増やした。どんどんページ数が溜まっていく。面談日あたりには60ページ以上にはなっていた。

さて、面談に時を戻そう。

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もともとは所属に関して話を聞くのがメインである。作品に関しては送ったものの触れることなく話が進む。

コルクの所属に関してはここでは書かない。ぜひ直接佐渡島さんに聞くべきと思う。

ただ、ざっくり言うなら何かで一緒に仕事をする流れになって信頼関係が築けたら、ということだった。

なるほど。そりゃそうだなと純粋に理解した。
ここで

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「あのぉ…コルクラボマンガ専科の生徒だと卒業あたりにはコルクスタジオのレーベルで電子書籍出されてると思うんですけどぉ…全員が全員出してないところを見ると選考基準とかあるのでしょうか…できたら龍と虎を電子書籍にしたくて…」

言った、言ったぞ…!もう言い逃げでいい!
すでに逃げたい。

あの佐渡島さんに本出してください!なんてそもそも今お付き合いしてる信頼関係を築いている担当編集さんにだってお願いしたことないぞ。

「あ龍と虎、ねぇ〜」

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「いいと思うよ〜声をかける対象になってるよ、あとはもうページ数増やそ〜」

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えっいいの??と夢見心地のまま面談終了。30分程であった。

やった…射程距離には入っている…!

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ページ数を増やすなどインスタで日々何かしら描き続けている。造作もない。

そこから1ヶ月、2ヶ月…ページは当時の2倍の120ページを超えた。今後もまだ増える。ストーリーがすでにプラス60ページ以上残っている。日々1本ずつくらいネタが追加されていく。趣味で描いているのでなによりも優先してネタができあがっている。

肝心の書籍化の連絡はない。

あれ…
考えたくはないが忘れられてるのでは??
おそらく忘れられている、がマンガ専科も残り1ヶ月強しかない。電子書籍自体は誰かしら作ることになるはずなのだからもともと射程距離に入っており、ページ数もあれば近々連絡はあるだろう。そうふんだ。

そして2日前ついに連絡が来た次第だ。

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コルクの長谷川寛さん。龍と虎の電子書籍を長谷川さんとスタッフさんで作っていくことに決まった。

あー…良かった。マンガ専科に入った二次目標の一つをクリアできそうだ。

龍と虎

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出てくるキャラは6人くらい。
描いた話を全部まとめて本にしたら160ページくらいで発行することになるか…と思った。

ここで不安がよぎる。
描いてある話を全部入れて作るとなると過去書籍を2冊出した経験から非常にバランスの悪い本になる気がする。この勘はほぼ確定すると思う。しかも明確なオチをつけねばならない。


骨が折れそうだ。おそらく骨折確実だ。
明確なオチをつけるには物語を一度閉じてそこから再度オチを整理するやり方しかやったことがない。かなり難しい。あと50ページくらいあればオチるかもしれない。でもなぁ…

そんなことを考えていたところ、長谷川さんが「分冊にしようか」と提案していただいた。

ラッキー🤞🤞🤞

分冊に決定した。

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主人公の上杉謙信の記憶を持った女子高生の上杉龍(うえすぎ りゅう)と

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武田信玄の記憶を持つ女子高生、武田虎子(たけだ とらこ)この2人を主に取り扱う1冊にしようということになった。

TwitterのDMのやりとりでものの10分くらいで決まった。

本文の大事なところ、扉絵の素材目次、
主要なところはすでにデータを送り終えた。

あとは
あとがき、
おまけ(書き下ろしの漫画、龍と虎子の初夜の話を描こうと思っている。そして、主要なキャラ6人のキャラ設定)
これくらいは問題ない。

問題は表紙…表紙だ。
実は表紙の案は3月末から頭の片隅に考えることリストに追加してあった。頭の片隅に入れておけば長くとも1週間でその時自分ができる範囲での答えは出せているのが常だ。

なんと1ヶ月強答えが出ない。頭だけでなく手も動かした。それでもさっぱり。

ここにきて長谷川さんに色々相談し、みんちゃれの仲間にも相談させてもらった。

そうしたら3つ表紙案が浮かんだ。どれかに決まるかもしれないが、どれにも決まらないかもしれない。それでも案としてラフが出せた。

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案❶完全にラフすぎて恥ずかしい。でも出す。
上と下に2分割。文字は適当に入れた。デザイナーさん頼み。
春の合戦場の陣中のイメージにする。とりあえず武将感を全面に押す。百合感皆無。下手すると戦国武将が女子高生に転生してまた天下を分ける合戦を繰り広げる、な話にとられるかもしれない。
個人的には好きなんだけど。色の配色はとりあえずのイメージで置いた。多分もっと白くなる。

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案❷百合っぽさを強めにした。とりあえずおしゃれ、かわいい、かわいいならいいじゃない。中身武将だけど。みたいなそんなノリで描いた。もう一度言うけど。ノリで描いた。

ここまでラフを上げた段階で長谷川さんからのチャットで
「作品に対して一番推したいのは百合要素?」と聞かれた。1番推したいのは要素を出すのがいいよ、と。

…たしかに。百合要素というよりかはBLに近いし、百合っていうより関係性を推したい。戦国武将上杉謙信武田信玄女子高生化。そんな感じ。そしてそれぞれの家臣。

群像劇感。そんな感じ。出したいのそれだ!

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ラフ❸完全に疲れてきている。フィードバックを休日に出し続ける長谷川さんに頭が上がらない。

正直正解がわからない。過去の書籍は2冊とも表紙案が通った試しがない。自信がない。

長谷川さんは自分で愛着がよりわくものを選ぼうといってくれた。

完成形をみないと決められないように思った。イラストの練習にもなるし、決定しなければ書籍のおまけページに入れれば良い。中表紙くらいにはなるかもしれない。

頭をかきつつ、3案全て完成させることに決めた。

龍と虎の電子書籍は毎月25日がコルクから書籍が出る日とのことなので早ければ6月、7月、8月に出せそうだ。ページ数はさっき計算したら100ページ以上になりそう。

初の創作漫画の書籍化。胸が高鳴る。
とても楽しい。
楽しく作ったのが伝わる1冊になると嬉しいです。


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