ニラレバ? レバニラ?
昨日、私は休日だったので動画配信サイトでドラマを視聴した。
今回、私が視聴したのはバカリズムさん脚本のブラッシュアップライフだ。
私はこのドラマにのめりこんでしまい、初回から最終回まで一気に見てしまった。
最終回を見終わる頃には外の景色は暗くなり始めていた。
私はその後、近所の銭湯でサウナに入り、行きつけの居酒屋に行った。
店のなかには馴染みのお客さんが数人いた。
私はいつものようにお客さんとの会話を楽しみながら、お酒を飲みはじめた。
一杯目のビールをもう少しで飲み終わる頃、店内のテレビには中華チェーン店(餃子の王将)のニラレバ炒めが映った。
最初はチェーン店のニラレバ炒めの値段を見て、価格が安いという話題からはじまったのだが、二、三言会話が続いたあと、店主の方が言った。
「ニラレバ?、レバニラ?、どっち!?」
ちょくちょく巻き起こるニラレバ、レバニラ論争だ。
ちなみに私は正直どちらでも良いのだが、強いて言うならレバニラ派だ。
理由は実家では「レバニラ」と呼んでいたのと、レバーとニラではどう考えてもレバーのほうがメインなので、頭がレバーのほうがしっくりくるからである。
私はレバニラ派なので、タイトルも「レバニラ?ニラレバ?」のほうが自然だ。
しかし、今回テレビで映った餃子の王将も、同じく中華チェーン店の日高屋も「ニラレバ」という表記だった。
なので今回のタイトルは「ニラレバ?レバニラ?」にすることにした。
今回起こったニラレバ、レバニラ論争だが、結局私も含め、どうでも良い問題だったらしく、盛り上がらないまま、話は別の話題に移った。
だが私はこの居酒屋でのニラレバ、レバニラ論争が始まったとき、昼間に視聴したブラッシュアップライフのシーンをふと思い出した。
ドラマ内では主人公の女性(安藤サクラ)と幼馴染のグループの会話シーンが多くみられた。
その会話の内容の多くが日常にあるどうでもいい疑問点からくる他愛のない会話で、それはまた解決はせずにシーンはすぎていく。
私は今回のニラレバ、レバニラ論争がドラマ内での会話のやり取りと重なり、自分のなかでタイムリーに感じ、面白かった。
しかしそれは別に他人に話すことでもないようなどうでも良いことだ。
私は今日のこの体験を隣に座るお客さんに話すことなく、残りのビールを飲み干した。
話は別の話題になり、私はボトルキープしてある焼酎を手に取り隣のお客さんとまた飲みはじめた。
私は今日の出来事を誰にも話すことはないだろう。
だが、またニラレバ、レバニラ論争のような日常のどうでもいい疑問点に出会えれば、自分のなかで楽しめればいいと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?