『ナナチカ』シリーズについて

こんにちは。
この記事では『ナナチカ』シリーズについて書いていきたいと思います。
現状15本ありますのでそれらについての話になります。


いきなりですがこのナナチカシリーズ、当初ここまで広げるつもりは全くありませんでした。
活動開始以来ずっとまちカドまぞくの二次創作をしていて、次に書くなら恋アスで書いてみたい、くらいな軽い気持ちで自分の一番好きなキャラクターであるイノ先輩+推しカプであるナナチカの組み合わせで第一作目を執筆しました。
しかし、読んでいただくとわかるのですが実はそこまでナナチカを全面に押し出したものではなく、あくまでみんなで川越さんぽする話です。

その後、ナナチカの二人の掛け合いを書いてみたらすごく楽しかったため二作目を投稿、三作目辺りでようやく軌道に乗ったような形です。

恋アスは二次創作小説の数がそこまで多くなく、さらにナナチカはいくつかしかありませんでした。
ただ、僕の作品を読んでもらえて嬉しい感想もいただけて、ナナチカなど恋アスの創作に関しては供給に対して間違いなく需要はあるようでした。
実際僕も他の方の小説を読んでみたいといつも思っています。
そして、僕は決めました。

「よーし、無いなら作ろうじゃないか!」

それから三作目以降どんどんと書いていった次第です。

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ここではこのシリーズに関して書いていきます。

少々ミステリアスで掴み所がないチカちゃんが生真面目で正直なナナちゃんにちょっかいかけたり反撃されたり。
それでいてお互いのことは好きで信頼している。
その構図は書いていて楽しくてたまらないので崩さないようにしています。
某からかうのが上手な作品に多分に影響を受けているのは否定出来ません…。

そしてこだわりとしてそれぞれの回には明確な日付けと天気を設定しています。
ナナチカの高校入学は2018年という設定なのでそれをベースに熊谷市(川越市に最も近く詳しい過去の気象データが閲覧出来る場所)の天気を毎回調べています。
実はpixivの設定資料に全ての回の天気と大まかな時期を載せていたりしますが、読んだ方に聞くと設定資料ってどこにあるんですか?と聞き返されたりしたのでpixivさんもっとわかりやすいところに置いてほしい…そして公式アプリでも見られるようにしてほしい…という軽い愚痴、すみません。

プラスして何気ない小ネタを多く仕込むこともよくやっています。
小ネタ挟むのが好きすぎて毎回考えるのが楽しいです。
気象庁のキャラクターである『はれるん』は複数回出してますね、何人かの方に「はれるんが出てくる創作初めて見ました」と言われたの、すごく嬉しかったです。
ありがとうございます。

そして「ハンバーガーを食べに行く」というシチュエーションでは必ずハチャメチャなバーガーを出すのがお決まりになってきました。
単純にネタとしてやりやすいのと、原作でナナチカがハンバーガーショップに行くシーンが時折見られるので想像しやすいです。
これもpixivの設定資料に細かく書いてあります。

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ここからはナナチカ、それぞれのキャラクターへの解釈と関係性について、僕が思うことを書いていきます。

まずナナちゃんこと七海悠さんから。
彼女は皆さんご存知の通り生真面目で、自分の思っていることをストレートに言える子です。
そして人のために動くことが出来る。
いわゆる『いい子』ですね。
あとものすごくピュアだという印象を受けます。
逆に短所を挙げるならば長所の裏返しで色々とわかりやすく、グサっと来ることを言ってしまうこともあります。

本シリーズにおいてはチカちゃんにからかわれたり、ちょっかいかけられたりするシーンが多いですね。
根っこのところは素直な子なので出てくる反応はとてもかわいいものになるので書いてて非常に楽しいです。
僕の解釈ではチカちゃんに対してありのままの自分を受け入れて、良い方向に変えてくれた恩のようなものを感じながら深い友情を抱いていると考えています。

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次はチカちゃんこと桜井千景さん。
原作でも不思議な能力持ちで念写が出来るとか髪が動かせるとかミステリアスな描写が目立ちますし、物静かな方であることは間違いありません。
ただ、本人の性格は暗いわけではなくむしろ色んなことを積極的に楽しんでいる節があります。
地学オリンピック編で判明しましたが、姉と同じ悩み(好きなことに打ち込む周りと自分を比べてしまう)を持っており、やはり姉と同じくそれを乗り越えました。

本シリーズではナナちゃんにちょっかいをかけて楽しんでいるのが基本の構図ですが、これは好意100%のもと成立しています。
僕の解釈ではナナちゃん同様に自分の世界を広げてくれた、出会ったことで自分を変えてくれたことに恩を感じながらやはり深い友情を抱いていると考えています。

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原作では作中時間で1年が経過した単行本5巻現在、比較的初期から仲の良かった二人の距離は地学オリンピックを経てより縮まっています。
本シリーズでも日付けを設定していることを踏まえて大体その時期の関係性になっているよう心がけています。
とは言っても、夏休み頃にはもうかなり仲良くなっていたのですが。

二人とも普段は比較的大人しめの子たちなので二人でいる時の何気ない穏やかな会話や日常でのできごと、逆にちょっとチカちゃんが攻めたセリフを言ったりナナちゃんが無自覚に反撃したり。
そんな静と動のギャップが大事なのかな、とシリーズを続けて行くにつれ気づきました。
お互いが好きだからこそ、信頼しているからこそ、二人が過ごす日常は安心感があり楽しいものになっています。
ちなみに関係性としては一貫してチカちゃん→ナナちゃんの矢印をほんのり大きめに描いています。
ちょっかいかける側の方がスキ度高いっていいですよね。

女の子二人の関係性が主となるシリーズなので一つ前の記事で書いた『百合』タグのこともしっかりさせておかなければなりません。
この解釈はそれぞれだと思いますが、先述のとおり僕にとってナナチカは『仲のいい友達、親友』というイメージで書いているのでこのタグは敢えて付けていません。
重ね重ね申し上げますがこれは僕の解釈なので皆さんの解釈を大切にしてください。

推しカプについて語り出すと止まらなくなるのでとりあえずこの辺りにしておきます。
またシリーズ作品を投稿した際に語りたいと思います。

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相合傘したりアホ毛の研究したりデートしたり。
色々書いてきましたが、この子たちが本当にかわいくて尊いのでこれからも続けていきたいと思います。
5月の中旬あたりにちょーっと力入れたやつが出るんじゃないかなぁ…?
読んでいただきありがとうございました。

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