伊地知虹夏さん誕生日小説『年月の向こう』について

こんばんは、虹夏ちゃん誕生日おめでとう!
ぼざろで一番好きなキャラクターです、かわいいですよね(魅力の1%も語れてない)
今回は初めての形での執筆となりましたので特別な思いもありました。
その辺りのことも書いていきます。

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まずこの作品の大まかなネタはTwitterでゴッドさん(@god_mazoku)さんがつぶやかれていたネタをいただいたものです。
ご本人が今はそれで書くのが難しいとのことだったのでネタをお借りして後は僕がやる形に。
他の方が考えたネタですので責任を持っていつも以上にしっかりやろうと思い執筆に臨みました。
このように自分以外のアイデアを形にするのはほぼ初めてだったので貴重な経験でした。

ゴッドさんからいただいたのは
・10年後の虹リョウ、同棲中
・虹夏がストゼロ飲んでる
・虹夏が怒って家を飛び出すシーン

という断片的なストーリーです。
残りはお任せしますということでしたので僕の色を混ぜつつ、明確なテーマを決めて書いていこうと執筆を始めました。

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そして決めた本作のテーマは

『年齢』『代表曲』

の二つです。
未来ネタ、成長ネタなのですから当たり前ですがキャラクターたちは原作より歳を重ねています。
年月の経過という不可逆な現実とどう向き合うかというのをまず大きなテーマにしました。
そして代表曲については後でお話しします。

年齢については結束バンドと同じように高校生から活動を始めたガールズバンドが創作のヒントになるのではないかと思いました。
pixivではぼかしましたがこちらでははっきり書きます。

大人になった今もバンド活動を続けているグループ・SHISHAMOのメンバーのインタビュー記事をかなり参考にさせていただきました。
僕は川崎の人なので一番身近で、応援しているバンドでもあります。
ちなみに一番好きな曲は「BYE BYE」です。
「恋する」とか「君と夏フェス」とかは聴いてると悶えそうになりますし「好き好き」とかは成人男性には眩しすぎます。
でも演奏も歌も良くてですね…はい、戻ります。

ここまで書いておいてなんですが僕は音楽にそこまで詳しくありません。
だからこそ、浅学であるからこその視点も作品に盛り込みました。

知識の少ない僕はぼざろに触れる前、ロックをほとんど聴いたことがありませんでした。ぼざろに関係のあるバンドならば
アジカンの曲は「リライト」「ソラニン」「転がる岩、君に朝が降る」くらいしかわかりませんでしたし、
KANA-BOONなら「ないものねだり」
the peggiesなら「君のせい」「センチメートル」など、有名な曲の知識しかありませんでした。

もちろんそれ以外にも良い曲は本当にたくさんあることでしょう。
ただ、普段からこういった代表曲が各グループのアイコンのようになっているように感じていました。
やはりファンではない人間はその曲しか知らないわけです。
もっと他の良い曲も知ってほしい!とバンドやグループのコアなファンの方は思ったことがあるのではないでしょうか。
先ほど名前を出したSHISHAMOなら代表曲として「明日も」が該当するでしょう。

そういったことが未来の結束バンドにも起こっていたら+ドラマ性を持たせるというのが今回一番書きたかったことです。
全体的には苦味と甘味が同居するくらいのバランスになったかなと思います、誕生日記念作品ですし、虹夏とリョウの関係性だったりなんだかんだ楽しそうな生活感だったりポジティブな部分も出したかったので。

最後になりますが僕はぼざろで小説を書く時アニメ版リスペクトでアジカンの曲名をもじったタイトルをつけるのですが、今回の元ネタは「夜の向こう」です。

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ゴッドさんのネタを上手くいいものに昇華出来、楽しんでいただけたなら幸いです。
ネタを使うことを許可していただきありがとうございました!

虹夏の根底にある面倒見の良さ、優しさ。
実はそんなに器用じゃなくて、それでもどこまでも一生懸命なところ。
そしてあの瑞々しい明るさと頭のドリトスは大人になっても変わらないでいてほしいですね。
10年後はどんな姿になっているのでしょうか。
読んでいただきありがとうございました。

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