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終わり良ければすべて良し

「世の終わり」が近いと脅す人がいる。人生や世の中に終わりが有るのは避けられない。終末論とか終末思想は定期的に流行する。人類は基本的に「終わり恐怖症」なのである。

人は自分の人生が永遠で無いことを知っている。そして自分の人生も国家もこの世この世界もいつか終わりが来ることを漠然と予感して軽い胸騒ぎと共に不安神経症を友としている。

自分の生や国家が「死」を不可避とする以上、死とどう向き合って行くかは非常に大きなテーマになって来る。

「死を恐れよ」と言う人がいる。一方、死を恐れるなと言う人もいる。どっちが正しいのか人間には分からない。人間には十分な知性が与えられてない。各人の個人的気づきに任せるしかなさそうだ。

世が終わり、自分の人生が終わる。それで何か不都合でも有るんでしょうか?何の不都合もありません。

「終わり」とは何か?その問いに自分なりの結論を出してないから不安に慄(おのの)く分けです。自分の中で既に「終わり」が克服されているなら、死を恐れる必要も無い。




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