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アイデンティティ · シフティング( identity shifting )


アイデンティティと言うのは、「自分とは何者なのか?」と問うてみることです。普通は、「私は人間です」とか「私は日本人です」と答えます。

例えば自分が黒人に生まれたとします。それで人種差別されたからと言って、黒人を辞める訳にいきません。また自分がアジア人を差別することで、黒人としての自分の価値が上がる訳でも有りません。

人はこの世に生を受ける際に、自分の性別や人種を予め決めてやって来ます。あの両親の子供に産まれようと意図してから出て来ます。偶然や気紛れでウクライナ人に産まれる訳では有りません。

それで例えば自分が貧困家庭に生まれたとしても、それを途中で設定変更して、貧乏人を辞めることは可能なのです。

国家と言うのは、今世界に196ヵ国ほど有ります。皆一様にいい国だったらいいのだけれど、皆が行きたがる国と、皆が逃げ出したがる国とが有ります。寒過ぎたり暑過ぎたり、空気が汚かったり、慢性的に食料難だったり、軍事政権だったり独裁国家だったりします。民を閉じ込めて強制労働をさせる、監獄みたいな国も有るそうです。

だから「国家無用論」や「国会議員無用論」が取り沙汰されます。官僚や国会議員が存在するから、国民は不幸なのかもしれません。

自国が二大政党政治だと、どちらか片方を赤勝て白勝てと躍起になって応援したりします。でもぶっちゃけどっちが勝とうが、民は幸せには成れません。いい加減支持政党が勝ったら、世の中良くなるなんて、そんなの全くの幻想に過ぎないと気づきましょう。

自分を「アンチ~」と定義する人たちがいます。これは自分のアイデンティティの定義としては実は二流なのです。自分を正確に掴めて無いから取り敢えず「反~」で行く訳です。

つまり「否定」を自分の根幹に据えている故に、「肯定的自分」が見えて来ません。

或いは、ある人は、「他人を見下す存在」だったりします。他人を見下したり、ディスることで、その人たちは自分の存在価値を見い出そうとします。其処にも「他人の否定」が潜んでいました。

本当は、「生きるとは、否定を入れないで全肯定で生きて見る事なのです。」

もしも一切の否定を発しないで生きられたとしたら、それが理想の人生なのです。

だから今問われるべき質問は、「自分はアンチ~存在として一生を終えたいのか否か?」です。

自己表現の形式とは、自己評価と連動しています。自分は、どう頑張っても「迷惑系しか出来ない」或いは「落書き系アーティスト」か、若しくは「器物破損系インフルエンサー」、そんな事で受けてもしょうが無いのに。

「妬み系」とか「羨ましがり系」、「被害者意識系」、「恨みつらみ系」の人間とか国家と言うのも存在します。つまり「国家も人間も病んでいる」訳です。

因みに唯物論国家は、宗教を怖れています。プーチンはまだギリシャ正教会を捨てて無いのかな。たとえ宗教を否定している場合でも、その国家は党崇拝や個人崇拝をメインにするので「一種の偶像崇拝」なのです。

共産主義の暴力革命は、「怒りと憎しみ」を原動力にするので、それ自体「愛とは正反対」の生き様になります。

自分探しの旅をして、本当の自分に出会える確率はそれほど高く無い。

だから「自分再設定の旅」や「自分再定義の旅」をした方が上手く行き易い。

人間は放っておくと、自分責めや他人責め、自己否定に他国否定、自己卑下や他人口撃を繰り返してしまいます。

自己主張と競争が、個人主義とストレス社会を生み出し、癒やしや安らぎは少な目です。

現実認識と現状把握は、自分の「不足や欠乏」を見つけ出し、自分や社会を責め立てます。

「足り無い自分」からどうやって「足りている自分」「日々少しずつ良くなっている自分」「体調がますます良くなっている自分」へとシフトして行けるのでしょうか?

シフトしないと「足り無いままの自分」「体調の改善が感じられない自分」等が無限ループする「堂々巡りステージ」が永続します。

そしてこういう人たちは、一様に「現実が変えられ無い」とボヤきます。

だから「希望する自分」をイメージングして、そっちにシフトして行きます。

「今日はちょっとだけ調子が良い」とか「経済状況は徐々に良くなっている」とか「ちょっぴり幸せ」とイメージングします。

コツは外界の状況に関係無く、現実世界の如何に関わらず、「自分は益々良くなっている」とイメージングする事です。世界情勢を気にする時点であなたはアウトです。

大多数の人間は、現実か自分かの二者択一で、「現実を選び取るが故に」不幸なのです。

実際、現実なんてどうでも良い。世界が滅亡してもどってこと無い。気にするから駄目なんです。政情不安に食料危機に、老後の不安、もう切りが有りません。どうでも良いんですよ、そんな事。これは「気にしたら負けと言うゲーム」なんだから。







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