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五つ六つ七つ、高次化するとは何か?

高次元存在だった自分が三次元宇宙に産まれて来るとは、波動を落とすとか、重(おも)りを着けると表現されるが、それは例えば、まばゆい一つの光はプリズムを使えば七色に分解できる。そして七色の内で、紫が赤より周波数が高い。だから魂が光に還るとは、七つの色を統合していくプロセスとなるから、「複雑から単純へ」「具体から抽象へ」と言う方向になる。

つまり、ここで一つを七つに分解でき、七つを一つに変換できたのである。一即多の秘密は明かされた。

よく高次元存在のメッセージで「愛が大切」と言う話しかしなくて、もっと具体的な実践で役に立つアドバイスをして下さいと苛つく事があるが、彼らにとっては愛と言えば全て内包され全ての解決策はその中にある万能薬なのだが、人間界では経済はこの策、病気にはこの処方箋と複雑で細くなっていく。だが処方箋は微細になって行けば行く程、根本的な治癒からは遠ざかって対処療法になって行く。

人間は感情の動物であり、欲望する生き物である。そしてその感情は喜怒哀楽とか一喜一憂、怒りや憎しみや嫉妬と複雑化多様化して行き際限が無い。光が七色に分解されたように感情も周波数に応じて無限無数に分解されていく。

言い換えれば、喜怒哀楽は横一列に並んでいるのでは無く、天上から地上へと縦に分散されていく。心理学者や精神科医は、こうした事実を一切指摘しない。ましてその感情は天の物では無く、地獄の亡者たちの感情ですといった世界観の提示は心理学者には出来かねる。だからここから先は、スピリチュアルの世界観に突入せざるをえない。

オクターブと言うのが有る。ドから始めて上にレミファソラシと上がって行く。逆にドから始めて下にシラソファミレと降りても行ける。それで78億人の各人が、それぞれ各自が弾きたい音程ばかり奏でるのを人間の個性と言うのである。

七つの音階を上に辿りたがる人もいれば、下に下にと向かう人もいる。

人間の人体に七つのチャクラがあり、下半身のチャクラばかりを頻繁に使用する人もいれば、主に上半身で人生を営む人もいる。あなた自身は一体どのチャクラを頻用していますか?

さて、六道輪廻と言うのが有る。上から、天・人間・修羅・畜生・餓鬼・地獄と自分の生をグレードダウンさせたがる人がいる一方、人から天にグレードアップさせる人もいる。貴方の人生は、天変地異や戦争や飢餓に翻弄されましたか?それとも「楽しき事のみ多かりき」人生でしたか?

六道輪廻の六つの内から人間各人は自分の好きなグレードの人生をチョイスしたのである。

全ての意識は、実は自分自身の抱き得る感情に応じて、天国とか地獄を自分に見合った最適の居場所として、住み分けを図っているに過ぎない。

そして怒りと悲しみは同等でないし、喜びと失意は同じ周波数ではない。

地獄の住人は何故自分が今此処にいるのかさっぱり分からない。まして地獄の全体像やその一般的特徴に精通しているはずも無い。地獄の特徴とは、苦しみの体験、恐怖や恐れの体験である。だからこの事を識っている高次存在は、人間界にいて自分の中に在る恐怖や恐れを一掃して仕舞えば、この地獄から脱出できますよとアドバイスする。だが痛い苦しい辛くて耐えれないと激痛の最中にある亡者たちは、聞く耳など持ち合わせてはいない。

大体恐怖心と言うのは、生存競争と言う殺し合いの中で培われた防衛本能で、例えば高所恐怖症と言うのは、空を飛べない人間に必要不可欠な心理である。だから恐怖心を棄て去るのでは無く、恐怖に執着心を抱かない自分になって行くと言うのが正しい。人間界はテレビを見れば分かるが「ドッキリ番組」が多い。人を驚かしたり不安にさせるのがメディアの仕事と言える。

さて、三次元の低級霊で居ることに飽きて来たら、そろそろ自分もより高次元の生き方を模索したらいいのだが、何しろ人間は、高次元にどうやって行くのかそのノウハウを持たない。だから何も気づかず何も悟らず、一生を無駄に過ごし、地上の雑事に翻弄されながら、死期を迎えてしまう。

人間の中に、稀に聖者や覚者や宇宙存在が気まぐれに転生し、高次の知識を呟いて去って行く。それによると、地獄の住人たちに共通する感情群を自分の内から外していくと、自然に天に浮上出来るらしいのである。つまり、高次世界に住む際に、不安やら恐れは必要ないらしい。

逆に言うと不安や恐れがあるから低次元世界に留まり続けるのである。

人間界、地上界、地獄界、三次元とか四次元世界を総称して「低次元世界」と呼ぶが、人間は自分たちを万物の霊長とか言って喜んでいるのだから滑稽である。

日本語は「あいうえお」の五つの母音から成る。宇宙は50音で出来ている。「あ」で始まり「ん」で終わる。宇宙の始めと終わりを知れば、全知と言うことに成る。

要するに、音階を、七色を、六道輪廻を、上に辿りたがるか下に辿りたがるか、二つに一つなのである。自分の人生なんだから自分の好きなように生きればいい。戦乱が好きで波乱万丈が好き、もっと生き地獄を体感したい、そうであればどうぞどうぞお好きに為さって下さい。

その一方で、自分の思い通りの人生を楽しみたいと言う人もいる。78億人各々がナノ秒単位で選択と決断を繰り返し、自分だけの独自の音色を奏でればいい。意識或いは霊魂は、この世とあの世、天国と地獄のレンジの内部で右往左往したり七転八倒しながらも、最終的に安楽と安心に辿り着ければそれでいい。











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