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「目の下のたるみ」、そのメカニズムと対処法

人体には640個の筋肉が有ります。幾らあなたが筋トレ好きでもその640個全てを鍛えることは出来ません。何故なら自分の意思で動かせるのは、その内の40%に過ぎないからです。

人間の肉体は、出来立てほやほやの新生児の時はふっくらしていて、水分は70%以上あるのに、歳を取ると少し干乾びて来て水分は50%に低下します。そしてタンパク質と脂肪は共に15%以上有ります。

さて「目の下のたるみ」の正体はと言うと、これは水分じゃ無くて「脂肪」です。

女性のバストは90%が脂肪だから、万有引力には逆らえず、年齢と共に垂れて行きます。

内臓脂肪は要らないけど、バストの脂肪は失いたく無い。運動をして脂肪を燃焼させたら、胸の脂肪が燃焼されて胸は小さく成ってしまいます。

じゃあ「目の下のたるみ」って要らない脂肪なの、それとも「要る脂肪」なの?

目の下が弛んでいると、何か老けて見えます。鏡を見て「あれっ、歳取ったのかしら」と焦ります。

さてどうするか?目の下をマッサージしましょうか?でもマッサージすると余計たるむそうです。じゃあ整形外科で、目の下の脂肪を切除しましょうか?それも後々問題が生じるようです。

人間の顔面の見た目の若々しさとは、しわくちゃ感とパンパン感の丁度中間、つまり「適度な張り」でしょう。

脂肪を切除した結果、目の下や目の上が「窪んでしまったら」それはそれで逆に醜い。

顔面の若々しさとは、水分と脂肪分の精妙なバランスなのです。また目の下にクマが出来ても不健康に見えます。

加齢と共にバストが垂れて来ると同様に、あなたの「眼球も下に垂れて」行きます。つまり眼球の重さに耐えかねて、下瞼の脂肪が前に飛び出した訳です。

眼球と言うかあなたの「目玉おやじ」は、「脂肪のお布団」に包まれ保護されているのです。そしてあなたが眼輪筋の筋トレを怠った為に、下に敷いてあった脂肪のお布団を、前方に押し出す格好になったのです。

だとしたら、「眼輪筋を鍛える
」ことで、眼球は少し持ち上がり、目の下のたるみは後ろに引っ込みます。

バストアップと眼球アップが若さの秘訣です。ついでに口角も上げましょう。

実はあなたの「眼球習慣」が「目の下のたるみ」を生じさせたのです。

「えっ、どう言う事?」

あなたはスマホを見る時や本を読む時、無意識の内に「上目遣(うわめづか)い」で無く、下目遣い(looking down)になっています。つまり眼輪筋の下方ばかりを緊張させ酷使して生活しています。この眼球習慣により、あなたの眼球は前方斜め下に向かい、目の下の脂肪を圧迫して「たるみ」を発生させたのです。言い換えると、「目の下のたるみ」とは、あなたの「常日頃の目線のせい」なのです。

と言う訳で、眼球と目線を正しく適切な位置に戻せば、目の下のたるみは改善されます。勿論、水分と脂肪分とタンパク質の補給は不可欠ですよ。目元の張りを構成しているのは、それらの栄養素ですから。

自分の眼球位置を後方に引き上げるには、勢いよく息を吸い込む際に、眼球位置を後方上方に戻すイメージで強く吸い込みます。

次に眼球を上下左右に動かす眼輪筋体操で、眼輪筋を鍛えていきます。そして目の下に疲労物質が溜まらないように、思いつく度に軽くリンパケアしてあげます。

これを暫く続けると、目の下のたるみは無くなります。そしてあなたは「お若いですね。」と言われます。




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