回またぎに関する発言まとめ

過去に元選手が語った回またぎに関する話をまとめました。


元中日 岩瀬仁紀
「試合で特に負担を感じたのは回またぎだ。僕が中継ぎをやっていた入団5年目までは、回またぎの起用も多かった。まずは集中してマウンドに上がる。そのイニングを終えて、ベンチに帰って来る。そしてまた次の回のマウンドへ向かう。このまたぎのときに、体が思うように動かないことが結構あったのだ。」2020/5/16中日スポーツより引用(https://www.chunichi.co.jp/article/47505)

元阪神 中西清起
「投手コーチの立場からすれば、できれば、こういう起用法はやりたくない。あくまでも状況に応じた緊急処置」阪神コーチ時代に緊急的なオ・スンファンの回またぎ起用後の発言。2014/8/11Yahoo!ニュースより引用(https://news.yahoo.co.jp/articles/1e660f4732b6724398818889cabd09133c406698)

元阪神 掛布雅之
「一般論として非常事態でのストッパーのイニング跨ぎ登板ということに反対するわけではありません。ただ、現段階でのオ・スンファンのイニング跨ぎの起用は、まだ時期的に早いでしょう。あの試合に関して言えば、藤浪の出来と中6日という間隔を考えれば、あと1イニング引っ張ってもよかったと思います。中継ぎ投手の調子と、相手打線との相性を見極めながら、時には、オールスター継投で、オ・スンファンにつなぐことも考える必要があると思います。オ・スンファンのイニング跨ぎを使い、ムチを入れるのは、まだ先。9月に入ってからでいいと考えています」上記オ・スンファンの回またぎについて2014/8/11Yahoo!ニュースより引用(https://news.yahoo.co.jp/articles/1e660f4732b6724398818889cabd09133c406698)

元中日など 与田剛
「昔は、回跨ぎが当たり前でした。いつからこうなったかと言えば、ひとつは、メジャーの影響。日本では、ストッパーに負担がかかりすぎて故障などが続き、1シーズンのコンディションを考えたとき、1イニング限定にした方が球数も減って故障のリスクや好不調の波を減らすことができるというのが理由でしょう。ただ、当たり前だったイニング跨ぎを“特別”なことにしてしまっているような気がします。確かに登板に向けてのブルペンでの肩の作り方と、試合に入っていく気持ちの作り方は、イニングを跨ぐと難しくなりますが、本人に事前に『なぜイニング跨ぎで使うのか』というチーム事情などを伝えて準備をさせておけば、問題はないでしょう」
「特に巨人、阪神、広島、中日が接戦となっている今のセ・リーグの状況を考えれば、リードして勝てるゲームは、確実にものにしていかねばならないだけに、イニング跨ぎの起用も仕方がないかもしれません。9月のような戦いを仕掛けなければならない時期だと思います。ここで置いていかれれば優勝圏内から引き離されます。阪神の内部事情はわかりませんが、外からは、オ・スンファンの前を安心して任せることのできるピッチャーがいない状況に見えます。それを考慮すれば、なおさら、信頼のおけるオ・スンファンのイニング跨ぎ起用はありでしょう。本人も韓国時代から経験しているという話ですしね。ただ、登板後の肉体的なフォローは必要です。球数によっては連投などにも気をつけなければならないでしょう」2014/8/11Yahoo!ニュースより引用(https://news.yahoo.co.jp/articles/1e660f4732b6724398818889cabd09133c406698)

元ソフトバンクなど デニス・サファテ
「あれはドラゴンズが犯した過ちだった。毎日イニングまたぎをやっていた。彼は私が今まで見てきた中でも最も優れた能力をもつ投手だったが、残念だ」
「俺たちはロボットではない」
「自分の肩を守れ」
野球記者のジョン・ギブソン氏の「今の浅尾拓也の姿を見ると悲しくなる」というツイートに対する反応2018/08/30「浅尾からサファテへの返信。酷使か、美談か。今こそ“投げ過ぎ”を考える。」より引用(https://number.bunshun.jp/articles/-/831749)

元中日 浅尾拓也
「サファテさんがそう言ってくれることは、素直にすごくありがたいです。でも自分は今でも使ってくれた落合(博満監督)さんや森(繁和。当時はヘッドコーチ、現監督)さんには感謝しているんです」上記サファテの発言を受け。
「あのころの僕に何かを言うとしたら、肩を休ませることは大事だけど、シーズンの100の状態からオフに一気にゼロに落とすのは考えた方がいいよってことですかね。僕は春先に肩をつくるのが下手で、必ず痛めていたんです。オフは何もしないのが休ませることだと思っていたので。それと鳥取(トレーニング研究施設のワールドウィング)には早く行ってみる方がいいよと伝えます」「7年前の自分にアドバイスできるとしたら、なんて言ってあげますか?」の問いに対する浅尾の「返信」
2018/08/30「浅尾からサファテへの返信。酷使か、美談か。今こそ“投げ過ぎ”を考える。」より引用(https://number.bunshun.jp/articles/-/831749)

元ソフトバンク 斉藤和巳
「ピンチや僅差で行くことが多い投手は気持ちが最高潮・MAXでマウンドに立っているので、それをイニング終わった後にずっと維持するってなかなか至難の業だと思う。もう一回上げていくのが回またぎのむずかしさとよく言われる。直後は疲れを感じなくても終わった後にどっと疲れが来る。自分でコントロールのが難しく、一番疲れる。」2022/5/3投稿のラブすぽYoutubeより引用(https://www.youtube.com/watch?v=MAGFqsc15no&t=5s)

元横浜など 佐々木主浩
「前の回に無死一、二塁を抑えているんですよね。気持ち的にはいっぱい、いっぱいなんですよ。引っ張るというのは、投げている沢村は結構しんどいと思います」
「これが1/3イニングでも一緒なんですよ。そこに全部力を使っているので」
2018/5/10ニッポン放送ショウアップナイターより引用(https://baseballking.jp/ns/152733)

元日本ハムなど 建山義紀
「そうですね。新庄さんは「この打者に、この投手はタイミングが合わない」とか考えるのがものすごく得意。すごく大事ですけど、投手もリズムがあって。できればイニングの頭から行くのが楽なので。」
「イニングをまたぐと疲労感がちょっと違う。200メートルを1本走るのと150メートルを2本走るのと、みたいな感じです。」
「イニングまたぎは必要な時は絶対あるけど、基本的には難しいです。僕はいつも四球を出してました。(力を)出し切った子は代えた方がいいです。」
コーチ就任会見を行った際に新庄監督からの質問を受け発言
2022/11/1発言日。引用記事掲載日は次の日(https://www.nikkansports.com/baseball/news/202211010001205.html)

終わりに

軽く調べた程度なので他のかたの発言等あれば教えていただけると幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?