ハイレゾ販売現場でのカオス part2
以前に下のようなハズカシイ内容の図で、ハイレゾキャンペーンが行われていることを書いた。
どうも、図からはフォーマット(PCM 96kHz/24bit⇔AAC 96kbps)よりも、ビジネスモデル(ハイレゾ⇔定額音楽配信)の比較に訴求の重心があるように感じる。
それならば、いつでもどこでも聴き放題とか、好みの似た曲の推薦とか、プレイリストとか、配信の諸々のメリットに対してはどうなんでしょうかね?
まあそれは良いとして、上の図ではなんと最低音質レベルのAAC 96kbpsを比較対象にしているという破廉恥な内容なので、実際AACのビットレートで周波数帯域がどのように変わるのかを見てみたい。
音源は以前にも使った「君がくれた夏」。
①AAC 96kbps
②AAC 128kbps
③AAC 192kbps
④AAC 256kbps
⑤AAC 320kbps
⑥ハイレゾ 96kHz 24bit
(この図のみが横軸が50kHzまである。他の図は22kHzまで。)
⑦CD 44.1kHz 16bit
メーカーさん説明の論理では、③のAAC 192kHzと⑦のCDでは音質の差は無いことに成りますねー。ファイルサイズは7MBと30MB位の差があるんだけど。。。
そして、ハイレゾ音源の⑥を見てみましょう。
確かに22kHz以上にも信号がありますねー。その音量レベルは低域の音に対して-70dB以上!!
-70dBって、言い換えれば静寂!!!
皆さん!大変です!!
ハイレゾの高周波数の音って、人間が聞こえない周波数に、人間が聞こえない小さな音がある物らしいです!!!
こんな具合に、メーカーのハイレゾ説明って論理の穴・隙・不合理だらけ。
なぜなら、彼らも全く理解していないからなのです。嘘のようなホントの事。実害はないにしても、VWの詐称問題並です。
ほんとうに、どうかしてるぜ!