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春の料理と素材

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春を迎えると「寒さで弱った体の調子を整える栄養」を自然と求めはじめます。3月~5月の春が旬の食べ物は、筋肉や血管を丈夫にするビタミン類、骨を強くするカルシウムなどのミネラルが豊富…
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2022年3月の記事一覧

タラの芽の胡麻和え。天ぷら以外の食べ方を探してみた。袴を取り除き約2分茹でる。タラノキの芽吹きは桜の咲く頃とほぼ同じ!その頃に里山に行けば収穫できる。3月まではハウスもの。ナトリウムを排出する働きで高血圧に効果があると言われてる。また健胃、強壮、強精作用も。保存するときは冷凍で。

海では全身が青白く発光するホタルイカ。まだ多くの謎につつまれた神秘的な生き物。春に生まれ1年間でその一生を終える。富山湾での漁が有名。ふだんは水深200~600mの深海に生息しているが、春になると産卵のため岸の近くまで集まってくる。ビタミンA・ビタミンB12・タウリンを多く含む。

アスパラガスの旬は4~6月。4月からは本州産、6月からは北海道産が店頭に並ぶ。グリーンアスパラガスに含まれるオリゴ糖には腸内善玉菌を増やす働きがある。他に疲労回復・利尿作用・健胃作用。あまり日持ちしないのですぐ食べること。太めで穂先が開いていないものがよい。冷蔵庫では立てて保存。

アスパラとホタルイカの焼きそば。里の旬と海の旬をかけ合わせてみた。なんちゃってグルテンフリー生活継続中なので麺は米粉を選択。味付けはオイスターソースとナンプラー。ちょっとの甘みと辛味を足したかったので甜菜糖と輪切り唐辛子が隠し味。アスパラに火を入れすぎないように気を配ったつもり。