感染と発症

長女が3歳くらいの時、通っていた保育園で水疱瘡が流行した。案の定長女が発熱した。でも37度5分くらい。水痘も3〜4個。はて、これが水疱瘡というものか?と思いつつ病院へ行くと、診断はやはり水疱瘡。
その話を実家の母に電話ですると、そういえば、あなたは水疱瘡に罹らなくてねぇ。と不穏な事を言い出した。よくよく聞くと、兄は罹ったけど、一緒に寝かせてた私は罹らなかったとの事。
看護師さんに相談しても、抗体検査は値段が高いし、予防接種も間に合わないし、2週間後を待ったらどうか。との答え。ドキドキしながら待ったものの発症しなかった。
たまたま会った友達にその話をすると、「この前実家に帰ったら、姪っ子が風邪で寝込んでて、お嫁さんが出かけてる間看病したよ。小さい子がいると大変だね」と労ってくれた。
そして数日後、彼女の職場を訪れると
「実はあの後、お母さんから電話あってさぁ、姪っ子も水疱瘡だったんだ。でさ、あんた達兄妹は水疱瘡罹って無いから、2週間後気をつけなって言われたよ。でもちょっとしか居なかったから大丈夫だよね」と言い出しビックリ。
でも私も罹らなかったしなぁ…と思って別れた2週間後、結局彼女は水疱瘡を発症、彼女の兄は入院する騒ぎになったそうだ。

そしてそれから数年後、次女の保育園の通園バスのメンバーが水疱瘡に罹った。発症しなかったのは、予防接種してた子とウチの子だけ。どう考えても感染している。ここではたと気付いたのは、感染と発症は違うのだ、と。状況的に、私と次女は感染してる。でも発症はしてない。そういえば長女も他の子達と比べて軽かった。多分流行してると聞いていなければ、病気にも気づかなかったかも。

最近この話をした知人も、自分も姉は麻疹に罹ったけど発症しなくて、大人になってから心配で抗体検査した。と話していた。とても不謹慎だけど、新型コロナの予防接種が始まる前に、疫学的抗体検査が出来たらなぁと思う。時間的に無理だけどね。

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