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留学15日目、衝撃の初外出

ついにこの日がやってきました!
本来なら1日早く受け取っているはずの陰性証明書が正午ごろ、ようやく到着いたしました、、、

ようやく私も、晴れて自由の身となりました!
まだオンライン授業が午後にも一クラス残っていたため、それを終わらせて、、、


外出!

ホストマザーからも、久々に外の空気を吸っておいでと背中を押され?ついにカナダの土を、堂々と踏むことができました!

しかし、外に出れたのはいいものの、私は2週間前までこってこての在日日本人、純日本人であったものですから、カナダでの散歩は、右も左も分からない状態でスタートとなってしまいました。

初めての外出の目的地は徒歩15分の陸上トラック。
Googleマップで隔離期間中、入念に調べておいたつもりでしたが、、、

いざ外出

どうやって道路渡るの????

アホかって思った方もいるのではないでしょうか、
しかし、本当に道路の渡り方がわからないのです。

家の前の道は結構車通りの激しい道。
しかし横断歩道が一切ないのです。一切。

それに加えて路肩には日本車よりも大きな外車が連なって駐車しています。渡る直前まで、車が来てることがわからない。

どうやって渡るのかと、モジモジ、うろちょろしていると

近隣住民の方々は、左右を特に確認することなく、しれーーと道路を渡っています。

私も、道路を渡ること一つでモジモジしていたら、1年間この町で生きていけないぞと自分自身に喝をいれ、いざ横断!

車がいないことを確認し、猛ダッシュ!

無事?渡れました。
しかしあまりにも私が焦りながら横断歩道を渡ったものですから、周囲からは若干、注目されました。

そんなこんなで道路一つ渡るのにもビクビクしながら足を進めていきました。

すれ違う人たちのほとんどが、男女問わず、この日本男児である私(4センチの厚底シューズ履いてる165センチ)よりも目線が高いので、本当に巨人の国に迷い込んだ小人の気分でした。

また、日本を去る前にさまざまな海外での、アジア人に対するヘイトクライムの動画や記事を見たものですから、道行く西洋人みんなが自分を殴ろうとしているのではないかとこれまたビクビク、
3歩歩いたら後ろを振り返る。旅行者感丸出しで通りを突き進んで行きました。

目的地に近づくにつれ、落書きが増え、道に落ちているゴミの量が増えていき、少しずつ怪しい雰囲気になってまいりました、、、

また少し進むと、今度は店の窓やドアに鉄格子がつけられるようになり、建物は無機質な感じに、、、
この辺りを歩いているのはとうとう私1人になってしまいました。

次の角を曲がれば目的地だというところまで近づいた時、私はとてつもない光景を目にしてしまいました、、

そこで茶碗蒸しが目にしたものとは〜
(お祭り男風)

テントです。
広大で、落書きされた防音フェンスや有刺鉄線で囲まれた、コンクリート打ちっぱなしの明らかに何かの跡地に、無数のテントが立っています。
はい、これらは全てホームレスの住処です。
明らかに踏み込んでは行けない空気がそこには流れていました。

目的地まであと200メートル。

命の危険を感じた私は迷うことなく回れ右をし、目的地を目の前にしながらも、足速に、その場を去ることを決めました。

初めてやばいところを訪れました。

平和な日本の、平和な田舎で生まれ育った私は、これまでホームレスの方々を生で見たことはありませんでした。

社会の闇を一切見ず、平和で退屈な田舎の村で生まれ育った17歳の少年には、あまりにも衝撃的な光景でした。

エージェントの方や、インターネットでの情報では、ヘイスティングストリートのほんの一部だけが危険であって、あと他は夢と希望に溢れる美しい街、バンクーバーであると書いてあったはずなのですが、、、

全く予想外の場所に地獄がありました。

怖すぎます、バンクーバー。

一応これでも毎年住みたい街ランキング上位なんですよ( ^ω^ )

そんなこんなで無事帰宅。

ホストマザーに超怖かったと伝えたら、
「ホームレスは目を合わせなければ危害を加えないよ」
と返答が。

いやそういう問題じゃないから〜

とにかく5体満足で初のお散歩を終えられたことに感謝。

次回は、もっと恐ろしい話をするので、お楽しみに〜


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