COCシナリオVOID感想（自分用備忘録）

なによりもまずはじめに、回してくださったKP、SKPのみなさま、PLのみなさま、そしてシナリオ製作者の方に最大限の感謝を……。

さて、さっそくですが忘れてしまわないうちに時系列順での感想を書きなぐっていきます。当然ネタバレあるのでお気を付けください。

（最後まで書き終わってからの追記）
あまりにも読みづらい文章ですが自分用ということにしてこのまま公開します……。同卓した人以外はなんのこっちゃという箇所も多々ありますが、（というかほぼそのような文章ですが、）ご容赦ください。本当に書きなぐっただけなので……。推敲もないので誤字脱字はみなかったことにしてね？ではここからはなんでも許せる人のみで……OK？

さて、希望HOを問われて少し考えます。今回PLの方とは全員初対面だし、可能なら落ち着いたRPが主軸のキャラつくったほうがいいかな……。イカれたキャラRPもしたいけど長期、初対面の方の前でやることではないでしょう！！→HO3かHO4のほうがおちついたキャラつくりやすそう→HO4をいただきました。

秘匿HO4をもらったときの反応は「はえー了解了解。長年のバディとかそういうのではなかったのね。」といった感じ。「ほな秘匿時点で敵対してることが明確に示されてるキャラシは他にはないだろうな。ぞんぶんに協力プレイできるやったー。」くらいは考えてた気もする。どうだっただろうか。女性PCより男PCのほうが自然なRPになるため男で考えていたものの、ダイスロールの結果を見て手のひらを180度回転。STR10POW9DEX13APP7SIZ10INT13そしてCON3EDU19という結果に。見た瞬間キャラが降りてくる。iPhoneの画面のように繊細なボディに詰まった大量の機密情報や各種知識技能。低めのAPPは社交性のなさやとっつきにくさに瞬時に変換された。これは、男でやるのはもったいない！心も体も儚げなクールビューティーお姉さんや！（さすがに技能振る前にKPに確認をとったところ快くOKをくださり感謝しながらキャラ作成へ）

そして完成。PC名サナ。由来は……。秘匿HO内容に勘違いに勘違いを重ねて2037年生まれだと思ったので……。KPに勘違いだと指摘してもらってからは、サナの生まれがシナリオ根幹にかかわっている気配を察しさっさと退散。KP本当に申し訳ねえ……。こうして名前に由来などないPC”サナ”が誕生した。なお職業技能の大半は警察官ではなくハッカー（コンピューター技術者）で取得。職業技能がずれているという予想外のところから他のPLに立ち位置をバレるミクロな可能性を切り捨てつつ、近未来アンドロイドモノシナリオだから物理学や電子工学を役に立てられるだろうと本気で信じて。（役に……立ちましたか？まあ物語調のシナリオではしょうがないね）HO3に好意的な感情を抱いているとか言われていたが、正直キャラの歩んできた経歴とかはともかく、内面感情は実際にRPしないと降りてこない人種なので導入前に決まっていた内面情報は「あまり社交性がない」の一点のみ。それでスパイが成り立つのだろうか。
（追記：そういやまだ事前に考えてたことありました。アンドロイドの事前機能の話で、目がカメラでフラッシュが焚けたり顔を猫にするフィルターかけられたりします。リトニトにきゃぴきゃぴとした機能を取り付けられました、と申請しておきましたが、電子工学か機械修理やらで「自身の片目を取り出してフラッシュバンに改造して敵に投げつける」ことがシナリオ中にできたらいいな……って……。発想が怖い？そういうシナリオじゃない？それはそう。でもさ……。アンドロイドだからこそできるRP、せっかくならしたくない……？HO4秘匿選択応援呼ぶ呼ばないの時にその選択肢が頭の中に浮かんでいたのは内緒）

個別導入。リトとニトかわいいね。サナを壊しかけるニトに対して不愛想なんだろな……。程度にサナと分かり合えたところでコードネーム”サヤ”をもらう。そしてHO3HO4の共通導入。「あなたがわたしのマスターか」じゃん。相方のしぐさや行動がイケメンであることを確認しその日は終了。（そりゃこころも惚れるわ）

共通導入。初戦闘の際に全員に武器が配られた時点で気づく。「技能拳銃ならショットガンやサブマシンガンに比べて死ぬほど火力低いから繊細ステでもまあいいかな……。物語上でHO4は情報処理役でしょ。」と自分が思っていたことに。しかしちゃんと調節されてた。いや調節されていること自体は想定済みだが、正直拳銃で火力低い分の下駄が「芸術ハッキング初期値80」だと思ってた。火力一定だったら他のHOにも何かしらの下駄あるだろうなぁ……。でもそんなことよりHO2のひなこちゃんがかわいいね。いいね～サナと真反対な感じで人間味に溢れてて自信家で。葵ちゃんにはこの時点では同じ匂いを感じる。でも深い理解はまだだね。そりゃドロ課稼働初日だからね。

探索パート。高い図書館と良いダイス目出し続けて技能的にはなかなか優秀だったのでは。それにかろんさんがめっちゃ頼りになる。質問もおそらく的確で、かろんさんの質問のたびにシナリオ上で用意されている答えが返ってきていてニコニコしてしまった。PC的に積極的に話を回していく立場ではなかったためそういうRPを結果的に押し付けてしまったのではと後悔反省しております。「そういうPCだから」はゲーム進行に非協力的になってよい理由にはなりませんね。申し訳ございません。

夜の秘匿でちょっとずつ察していくサナやVOID,そしてキョウの事情。ですがそれについてちゃんと考える余裕もなく事態がどんどん変化していく。いいですね……。新人組が拘束されてしまったので、助けにいこうといわれ……。サナ的にこれちょっと悩むと思うんですよね……。この時点のサナは新人組をかわいらしくは思ってるだろうけどもそれを切り捨てるだけの冷たさを持っている気もして……。まあでも話が進まないのでPCの感情はちょっと脇に置き「黒淵さんがそういうなら」ということにしてひとまず救出へ。芸術ハッキング技能の使いどころさんが来ましたが、ここでまさかの失敗。このあたりから大事なところでミスをするサナのイメージが付いた気がする。ていうか青木いいやつやなぁ（唐突）。でもレミさんをもっと大事にせいよホンマ。もっとレミさんのいうことを聞け。

さてHO4秘匿選択。 警官を辞める覚悟で応援を呼ぶか、 応援を呼ばずに今までと同じアンドロイドであり続けるのか、みたいなことを問われましたが、うーん二元論？サナ的な心情を文字化するなら、「警察に居続ける価値はHO3の向けられている銃口を解決するよりも重要ではない」が正確なところで、自分がアンドロイドか感情を持った人間なのかについてはこの時点でのサナはちゃんと向き合ってきていないはず。向き合っていなかったからこそ……。あとで書きます。

スパローにたどり着き、自分自身が裏切っていたことを告白し……。この辺でサナの心情は限界に近いですね。PLはHO3とキョウの関係性が明らかになったことで、こころ、キョウ、黒淵さんの秘匿内容に手が届き、「黒淵灰音」っていい名前やなぁ。などと思っていましたが、PCはそれどころではありません。自分自身に唯一残った感情らしきもの、HO3への信頼感（というよりHO3に頼りにされている実感？）を失う恐怖で頭がいっぱい。裏切りの告白によりSANC失敗。でも1減少。おや。ちなみにここのかろんさんのRPはマジでイケメンだった。「それじゃまた、相棒ってことだな。よろしく。」今のサナにそれはぶっ刺さる。

その後の探索ではHO2が元々人間であることが（PL目線では）明らかに。ついでにサナがゼロからつくったアンドロイドであることもほぼ確定に。わたしは趣味が悪いので、ひなこちゃんが人間味あふれる輝かしいRPをすればするほど、対比で今後さらに曇るであろうサナの心のことを思ってニコニコしてしまった。「当然です。ひなこさんは人間で、わたしはそうではないのですから」とかセリフがいくつも思い浮かぶ。夜の秘匿でこころがサナを逃がしたことが明らかに。うーん追い討ち。

そして、施設の探索へ。葵ちゃんとひなこちゃんの過去が明らかになります。葵ちゃんのRPいいなぁ……。感情乗ってる……。それに対するひなこちゃんの返しもまた最高。あの映像記録を見てなお、「わたしは人間のときから最高の存在だったのね！！」（うろ覚えです）ほんっとうに輝いてますね……。わたしそういう芯を貫き通すキャラ大好き。

そしてサナの心を破壊したシーンその2。自分自身の感情はすべてプログラム済みのもので以下略。あぁ……これはサナの地雷でしょう……。これは辛いでしょう……。SANチェック失敗。でも減少量は1……。おやおやおや？ここでPLはこのダイスの結果を「自分自身がなんの疑いもなく鉄の塊であることを自覚しサナの感情はボロボロだが、動揺や迷いが生まれたわけではなく、むしろ機械として生きていくことを受け入れた」と解釈しました。（黒淵さんに裏切者であることを話したときのSANチェックも失敗してるのに1減少でしたしね。）迷いを捨てた心の壊れたアンドロイドサナ誕生。最高かよ（最悪）。

赤星との戦闘。そしてその後赤星が見せた涙。サナの心を破壊したシーンその3。これ何がヤバいかって施設で遊んでいた子供たち（のアンドロイド）を今まで容赦なく撃ってきたことを理解した後のこの赤星の行動なんですよね。なんなら確かサナは一人か二人仕留めてる。中盤までの戦闘ダイスは割と偉かったから……。ちなみにPLは葵ちゃんの「家族なら喧嘩ぐらいするじゃない」で泣きました。ほんとうによかった。りるはさんすばらしいRPをありがとうございます。

施設からの脱出。サナの心を破壊したシーンその4。その状況でのキョウの「ニトとリトのことを頼む。そして黒淵を助けてやってくれ」は、機械として生きることを受け入れたサナにとっては命令として響き、呪いともいえることでしょう。正直この日の分はPLにも余裕なかった。感情移入しちゃった……。いつもはPLとPCの感情は切り離してどんな状況だろうと後ろからニコニコしてるんですけど……。（追記：シナリオ読んだらキョウのRPのうち、”黒淵のこと頼んだぞ”はRP例に載ってなかったですね。余計な呪いかけやがって!!!歓喜）なお自主的に裏でキョウの死でSANチェック振ったらSANチェック失敗からの1減少が出た（親しい人の死を目撃する1d6）反映させてくださりありがとうございますKP。心は壊れていっているのに迷いや動揺がないの最高（最悪）　

次の日、最終決戦。地上が混乱してることを見てSANチェック失敗最大値減少……。からのDEXファンブル回避失敗。これらについての解釈は自分の中で定まりきってはないのですが、いったんは「リトとニトを守りきれなくなる」ことに対する恐怖とでもしておきます。もしくは「キョウの命令を守ることに全力で、自分が想定していたことには迷いがもう出ないが、予想外の事態には反応できない。」とか？イチハが行方を阻みそれをニトとリトが止めにきたことでサナは自主発狂。個人的にはこの状況でニトとリトを置いていくのは今のサナには絶対無理。と判断したのでかろんさんに直接「引きずっていってください」と頼みました。……PLの勝手な解釈で迷惑かけて申し訳ない。

対鳴宮との戦闘終了後、秘匿でKPから、クオが「サナ、ごめん」といったような気がした。とか言われましたが速攻で「なにもせず前に進みますので進めてください」とか返した気がする。今のサナにとって、昔のかすかな記録など些細なことでしょう、ということにして。この時点でPLは、ほぼ確実にラスト出てくるであろうこころとの再会にサナがどのような反応をするのかわからなかった。（ちなみに結局わからないまま終わってしまったし、うまくRPできなかったようにも感じる。こういうときどんな顔をしたらいいのかわからないの）

有馬と相対するひなこちゃん本当にいいなぁ……。ひなこちゃんは最後までひなこちゃんでしたね……。とださん素敵なキャラクターを最後まで魅せ続けてくださり本当にありがとうございます。

さてエピローグ、黒淵さんの選択も葵ちゃんの選択も、それについていくひなこちゃんも最高of最高でした。未来のほうを見て生きていくってこういうことなんだろうなって。残念ながらサナだけは愚かな子でした。キョウの命令のため感情なんて捨て去ったつもりのサナが、自分が矛盾しまくってるのに気が付かないまま生きていくの本当に愚か……。マスターでもないキョウの命令（頼み）を守り続ける、強迫観念に襲われるとかいう全く機械らしくない行動を取っているのに何にも気づかないサナ本当に愚か……。黒淵さんを助けること、リトニトを守ることそれ自体が心の支えになっているのにそれに気づかないサナ本当に愚か……。
（追記：サナのちゃんとした名前の由来を考えたくなって逆引き的に調べました。sanaはラテン語で、「健全な魂は健全な肉体に宿る」の”健全な（魂）”という意味となるそうです。うーん皮肉的、最終SAN22、不定発症、CON3のサナにそれを言いますか。それと、コードネームのサヤはきっとや豆のサヤでしょうね。VOIDと同じく中身がからっぽという意味でしょうか。それとも、中に価値あるものが詰まっているという意味でしょうか。もしそうだとしても、きっとサナは自分の中に何が入っているのか、自分が何を持っているのか気づかないまま生きていく気がしますね。）

さて、勢いに任せて書きなぐり、時系列的に最後までいってしまったので、記録に残しておきたい感想だとかゲーム中に感じたことなどはまだまだありますがいったんこの辺にしておきます。それでは再度にはなりますが、KP、SKPのみなさま、PLのみなさま、そしてシナリオ製作者様、ほんとうにありがとうございました！