壱岐を良くするための掲示板
「壱岐を良くするための掲示板」というものが10数年前にあった。
確か、teacupのBBSサービス(電子掲示板)だったと記憶している。
まだ覚えている人もいると思う。
壱岐で出来事や市政についての意見が『匿名』で交わされるデジタル空間。
その頃は、まだスマートフォンが普及する前。パカパカガラケーの時代。
スマホは2008年のiPhone発売以降、爆発的に普及。その頃はfacebookもなかった。ちなみに、facebookはスマホと同じく2008年に日本でも公開されている。
壱岐市の情報交流の場として、「壱岐を良くするための掲示板」は一定の機能を有していたと思う。結構アクセスが多く、市役所の中でもリンクの『ブックマーク(お気に入り)』されていたのを記憶している。
-僕は、その『管理人』をしていた-
つまり作った人。
行政、市民が建設的な意見を出し合える場を造り、タイトルどおり「壱岐を良くするための掲示板」になればと思って始めたサービス。
当初はいい"カタチ"で進んでいたのだが、投稿者が『匿名』ということで、徐々にネガティブ投稿が増えてしまい、個人攻撃も始まってしまう。
最終的には僕の『想い』とはかけ離れた掲示板になってしまったため、数年でクローズすることにした。
このサービスで市政に対する建設的な意見も出て良かったこともあるが、個人的に傷ついてしまった方もいました。当時、悲しい、心苦しい想いをした方にはこの場を借りて、お詫びいたします。
その後、僕もまったく知らない方が「壱岐を良くするための掲示板」の名を引き継ぎ、しばらく同じ"カタチ"で掲示板をやられていた。その内容は見ていないのでわからないが、今はクローズされているようだ。
スマホが爆発的に普及し、実名制のfacebookも壱岐島でも普及していった。実名制ということで、一定のモデレーションが保たれている。この"カタチ"が壱岐島には合っているのかもしれない。
ただ、表に出てこない様々な思念は、同じように匿名掲示板の中で今も発生し続けている。
壱岐病院が数年前から始めている「壱岐病院を良くするための掲示板」
「僕の掲示板を見てた方がネーミングしたんじゃないかな?」と勝手に思いながら、壱岐病院を訪れるたびにいつも眺めるのだが、一つ一つの意見、苦情に真摯に回答している壱岐病院の姿勢に文字を通した人と人とのコミュニケーションが垣間見える。
「あ、ここ変わったな。」
意見・苦情を受け止めて、壱岐病院が変化しているのが行くとわかる。
僕の過去のアクションがここにつながっているのかはわからないが、なんだか嬉しくなるのです。
もっとコミュニケーションすることでもっと壱岐島は良くなる。
そう想っています。
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