読書=学びみたいなアホな考えはやめたほうがいいですよ

過激なタイトルからこんにちは
どうもいきと申します。

さて、いきなりこのようなタイトルを書いて
炎上覚悟か!?とお思いかもしれませんが
安心してください、当方フォロワー全くいないので。
火は起きないでしょう。

さて、何故いきなりこのような過激発言をするに至ったかというと
いくつかの理由があるからです。

本の質が悪くなっている現在

さて、インターネットがここまではやるまでは
本を出版することがとてもすごいことのように思えました。

それはまるで、本に書かれている内容は
どれも専門家が書いたかのような。

しかし、現在そのような常識は通じなくなっています。

電子書籍で出版するのなら
自費出版でも十分できますし

出版社がもし絡んでいたとしても
あなたが10万人ほどのフォロワーさえいればかけるほどまでに
本は売りやすくなりました。

ビジネス書が好きな人なら実感されていると思うのですが
インフルエンサーの出版やら
テンプレ的な画像の本がしょっちゅう売れていたりします。

こんな感じの写真ね。

twitterで誰かがバズるたびに
誰かが本を出せる世界に今はなってしまったのです。

理由は二つ

まず一つ目
バズり、インフルエンサーになることで
自己をブランディングした結果
本が売れやすくなったから

インフルエンサーの特徴ってなんだと思います。
質の高い情報発信?頑張り屋さん??

なんといってもフォロワーが多いことですよね。

フォロワーが多いということは
つまり、その人のツイートをかなりの人が見ているということ

そして、だいたいインフルエンサーをフォローする人間ってのは
ほぼほぼファンですから(アンチいても1割とかじゃないかな)

「本出版することになったよ〜」
なんていうとすぐにみんな買ってしまうわけですね
ツイートの寄せ集めみたいなレベルの本でもですよ。
いや〜、ちょれえわぁキッズ。

しかも、10万人とかの規模の人がツイート見るわけですから
莫大な広告効果があるわけですね。そして、売れるや売れる。

まあ、出版社もそれが狙いだったりします。
出版社は一番の目的は利益を得ることにあるので
とりあえず売れないことには本を出版しようとはならないわけです。

そのため、呟くだけで大きな宣伝効果をうみ
フォロワーがほぼファンなので見込み客になるような
インフルエンサーに出版の話を持ちかけるわけですね。

そんでノリと勢いで書いたような本が多くなっちゃうので
それほど学びはないです。
それこそあなたが今読んでいるこのブログみたいに。

しかしながら、
「本を読めば賢くなれる!」「読書は対談だ!」
なんていう読書礼賛バカのせいで
どんなに内容が薄くてもみんな買ってしまいます。

多分読書礼賛バカももう少しまともな本を読んでいると思うのですが
読者は、どうせ本を読むなら易しい本がいいって言って
「きみはできる!」的な心の栄養剤的な本ばっかり買ってしまうわけです。

「読書は自己投資だ!」って言ってる人の
どれくらいがエチカとかの哲学書や
税金対策とかの実用的な本を読んでいるんですかね?

さて、二つ目
本を売ることが損にはならなくなった

これはどういうことでしょう?

勘が優れている方なら
「なるほど電子書籍のコストが…!」
と答えるかもしれません。

ブッブー、はずれ
そういうことではないのです。

実際はそれほど電子書籍の出版コストが安いわけではないのです。

ここら辺を見ていただくとわかりやすいかもしれません。

いくつもの難題を抱えながら、苦労してようやく電子書籍を制作しても、売れなければ出版社はまったく利益が出ない。
いや実際に電子書籍市場はまだまだ小さいので、利益なんか出やしない。だったら電子書籍なんか作らない方が良い。
出版社のお偉いさんはこう考えて、つい最近まで日本の出版社は電子書籍サービスの展開を出来ずにいた。
将来のためにしたくても動けなかったのだ。ただでさえ、出版不況でお金がないのに、自らお金をドブに捨てるようなことはできない。しかし世の中のあらゆる分野がすさまじいスピードでデジタル化しているのに、さすがに出版業界だけが何もしないわけにはいかない。
過去2~3年間、出版社はついに重い腰を上げて、電子書籍に本気で取り組んでいる。前述したように、電子書籍はコストがかかるので出版社も体力が消耗しているが、紙の値段よりも定価を高く設定するのはさすがにできないので、せめて紙と同じ値段にしているというわけだ。

ってな感じで電子書籍もなかなか大変なわけなのです。

話を戻しますが
なぜ、本の出版が損にならなくなったかというと
著者の仕事が執筆以外にもあるからです。

例えば、キングコングの西野さんなんてそうですよね。
彼はお笑いをやったり、講演したり、サロンの運営したりしてます。
彼の仕事を本だけ書いている人なんて言ってしまえば
2010年生まれを疑われてしまいます。

他には、林修さんとか落合陽一さんとか
思いつく限りで有名なビジネス書なんかの著者。
彼ら全てが本の執筆以外にメインの仕事を持っているわけです。

別に本が売れなくても他の仕事で十分食っていけるのです。

さらに言うとネットビジネス界隈もそうです。

彼らは基本の商売方法として
フロントエンドを売ってからバックエンドを売ると言う方法で
ビジネスを展開しています。

説明が面倒臭いので
以下のサイトとか参考にしちゃってください。

まずは集客商品(フロントエンド商品)を販売することを考えなければいけません。そうしてお客さんを集めた後、利益商品(バックエンド商品)を出すようにするのです。

ここでいうフロントエンド商品は本です。
5桁売れたら儲けたなって感じになります。

そして、フロントエンド商品にちゃっかり
「詳しい情報はこちら」とURLが貼られていたりして
そこで高額なバックエンド商品の詳細ページに飛ばされるのです。

しかも、バックエンド商品は
5〜6万円は当たり前の情報教材なので
100人くらいに売れれば、500万円です。

つまり、フロントエンド商品である本が売れづらくても
バックエンド商品が売れれば、著者としては痛くありません。

本は元来情報が書かれたコンテンツだったのですが
今では、インフルエンサーらの広告手段になっているのです。

だいたい、そういうのはバックエンド商品に
内容の濃いものが書いてあるので(ぶっちゃけ、本には体験談レベルのことしか書かれていないことが多い」)
学ぶことはほとんどありません。

そのため、
現代において「読書=自己投資」
って法則は成り立たないのが普通なのです。

最後に

確かに本の中にも良書と言われるような
自分の人生を変えるような本はありますが

読書でなければ勉強でないというのは成り立ちません。

例えば、いつも歩くような通りで
疑問に思うことがあれば
それでさえ大きな学びになることがあります。

特にビジネスをしていると
日常生活を眺めることで学べるものはとても大きいものです。

もう少し、柔軟に学ぶことができたら
自分が見える世界はとても大きく感じられるので
オススメですよ。

jazzが大好きです