いきいきにっき 信楽遠征

いきいきうんちです。

先日、滋賀県は信楽に行ってまいりました。
信楽陶器まつりです。2023年秋の信楽陶器まつりは10月7日土曜〜10月15日日曜までの開催。
これ書いてる今日までなんですが、7日の初日に行ってきまして。

私は日本の東側に住んでいるので関西に出るとなるとなかなかたいへんです。
たいへんなので、成人独身男性社会人たるある意味では貴族のような身分とも言える立場たるワタクシは、ぜいたくに新幹線に乗り込み西を目指したわけであります。

朝5時に家を出発し、新幹線駅のある駅まで電車に揺られます。
私はなんだか変なところをめんどくさがるきらいがあり、トータルで明らかに便利になるというのにとっかかりにめんどくささを感じるとやりたくないのです。
前日にえきねっとなどに登録しようかとも思ったのですがめんどくさがって新幹線は当日駅で購入。
普段新幹線乗ることがほぼないため知らなかったのですが、東京ー京都行きの新幹線って5分に一回くらいの間隔で出ているんですね。
これは新幹線駅さえ着けばなんとなく行って帰ってこれちゃうなとなんとなく安心。

新幹線駅で弁当とお茶を買い新幹線に乗り込みます。
弁当朝食を車内で揺られながらいただきます。
遊びで新幹線に乗って揺られながら駅弁的なものを食べているとなんだか優雅な旅情が出てきてこれは良いです。

崎陽の軒

そんなこんなで2時間ほど新幹線に乗り京都駅に。
滋賀県なので京都駅着くちょっと前くらいに目的地付近を通過するので「ここらへんで降ろしてもらえんかなあ」とか思ったり思わなかったり。
京都駅からは在来線です。
スマホ時代は便利です。下調べもなしに来ても、その場でちょっと検索すれば知らん土地の在来線乗り換えもすぐわかります。
京都駅で在来線まで乗り換え迷うかな?とかちょっと思ったんですけど、わりとわかりやすくてスーッと予定通りの便に乗り換え完了。
新宿や横浜などのダンジョンで遊んでいるので楽勝でした。

お京都

京都駅から20分ほどで草津駅に。草津線に乗り換えまた2、30分ほどで貴生川駅に。
貴生川駅で信楽高原鐡道に乗り換えです。1時間に一本間隔のため貴生川駅で30分ほど待機しました。あともうちょっとで信楽!というところで焦らされワクワクです。


信楽高原鐡道に乗り込み20分ほどで信楽にいよいよ到着です。
11時前くらいに到着しまして、まあ電車乗ってただけなんですけど5時間以上の道のりでしたので「やっと着いた…!」となかなか達成感あります。

信楽に着くと駅からやはり大量の信楽焼のたぬきがお出迎えです。
「ウワー!本当に信楽に着いたんだ!」
とテンションも上がります。駅前には巨大たぬきもいます。時期柄ハロウィン衣装を召していました。

信楽駅
巨大たぬき

さっそく信楽の店々に繰り出します。
駅前からもう店があり、見ていきます。大きな窯でたくさん作っているようなところのうつわの出店をまず覗いたのですがこれが安い!
どれも1000円いかないうえに10%引きとか言っています。

陶器まつりたぬき

そんなこんなで道沿いにちょこちょこある店々を見ていきます。
かわいい絵つきのうつわをたくさんうっているお店があったり、
「もう土じゃん!」みたいなとても荒々しいものがあったり、
信楽焼ミュージアムも覗いたのですがそこにあった信楽焼の始まりくらいのときの感じのテイストのうつわを扱っているところもありました。

でっかい茶器

信楽焼ではがっしりした無骨さのある土土しいやつが好きだったりするのですが、一口に信楽焼といっても作家や窯によってやはり様々な風合いがありとてもおもしろいです。
こんなに様々な信楽焼を見比べられるのは、当たり前だけど信楽だけだと思います。
とても楽しく、がんばって来てよかったなあと感じます。

駅からまっすぐ行ったところに新宮神社というところが目に入りましたので手を合わせに入ったりなど。
立派な神社でした。
鳥居潜ったすぐのところに狛犬が両脇に鎮座しているのですがどうやら陶器のようで、狛犬も信楽焼なのか!とおもしろい。そのほかにも所々で陶器製のところが見受けられ、さすがは信楽の神社だと感動しました。



そんなこんなで楽しくまわっていたのですが、日帰りの予定なのでそうそう長くは居れないためボチボチ買うもの買いたいと思い始めます。
そんな中、表は庭木用の信楽焼を売っておりちょっと入ったところに食器などを扱っているお店に入ってみたら、これがなかなか用途や見た目の好み的に合致したものをたくさん扱っているお店で、「ここでいくらか買おう!となりタイミング的にもちょうどよくなかなか運命的でした。
いろいろ見ていていちばん気に入ったものが9000円ちょいくらいの皿だったので、値段的に一瞬どうしようか迷ったのですが「せっかくここまで来たのだからこれくらいの目玉品があってもいいだろう」と購入を決意。
そのほかにも気に入ったものを数点持って「これはけっこういっちゃったかなあ(笑)」と受付に持って行ったのですが、「今日はだいたいのもの半額」「さらにそこから一割引」とめちゃめちゃ値下げしてもらい、思っていたよりずっと安く気に入ったものが手に入りなんだかかなり得した気持ちになりました。なんだ信楽ってとこはいい思い出しか置いてないのか。

せっかく信楽に来たのだからたぬきも買おう!と思い駅まで戻りつつたぬきを見て回っていました。
甲賀なので甲賀忍者の格好をしたたぬき、大きいたぬき小さいたぬき、色とりどりのたぬき、いろいろいました。
いろいろみるなか、ふと入ったお店で大量に並ぶたぬきを見ているところ、「大願成就」の札を持ったたぬきが目に入り、まわりを見渡してもみんな「開運」を持っているなかでそのたぬきだけが大願成就を持っておりサイズ感もちょうどよかったため、「これもなにかタイミングが良いのかもしれない」と購入。
日の本の男児として生を受け、未だ天下に名を馳せることを諦めていない自分に大願成就とはちょうど良いとこれも気に入っています。

気に入ったうつわもたぬきも買えたため、2時間ほどの滞在で信楽をあとにします。
来るまでは曇っていたのですが着いたらどんどん天気も良くなり気温も良くいい気候のなかまわれたのでたいへんよかったです。
にぎわってはいるもののたいへんな混みようというわけでもなくちょうど良いにぎわい感もグーでした。

行きと逆走し1.5時間ほど在来線に乗り乗り京都駅に。
京都駅で新幹線の切符と弁当を買ってから乗り込みます。
14時半ごろ新幹線が出発し、ようやくお昼ごはんです。おなかへったしさすがに疲れました。

ひるごはん


お弁当食べたあと関東まで寝ようかなと思ったのですがなんだかうとつくこともできず。
私は会ったことない祖父がむかーし新幹線に乗ったとき私の母親に言ったというのですが、曰く「乗り物の如何にや移動時間に関わらず、疲労感は移動距離に比例する。」というのですがなんとなくわかったような気がします。

なんとか日がまだかろうじて見えるうちに地元まで帰ってこれました。
苦労して遠くまで行ってきて地元に降り立つとなんだかホッとしますね。

いや信楽陶器まつり、たいへんよかったです。行ったかいもありました。非常に楽しかった。
ただ片道5時間は電車乗っているだけとはいえ、なかなか骨がおれるのでまた行くのはしばらくは勘弁願いたいです。
とはいうもののGWの陶器市のときにまた行ってしまうかもしれない。
今度行くなら京都あたりで宿取って一泊したいです。
まあ今回も宿とろうと思ったんですが三連休初日だったりしたので宿高くて諦めたんですけども。いやGWなんてもっと高くてむりだろうというのはそれはそうなんですが。
まあ信楽焼好きなのでがんばって今回信楽行きましたけど、信楽じゃなくても関東で益子の市が11月にあるためそこも行ってみてもいいかもしれない。
がっしりした渋い、悪く言えば地味めなうつわが好きでそういうのばっか集めてしまっているので、益子でなんだか色のいい艶のあるうつわを探すのもいいかもしれない。
益子焼もなかなかしっかりとした質感らしいので気にいるものも結構あると思うんですよね。

陶器市、こういう産地のやつは初めて行ったんですけど楽しいので皆さんもぜひ行ってみてください。
だいたい山のほうな気がするんで交通の便はそんなに良くないんですけど、そのぶんロケーションもよくて良い場所ばかりだと思います。
うつわ、おもしろいです。料理もなんだか映える。

今回のとりもの
現在は玄関に鎮座



ではまたなにかあれば。

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