見出し画像

一粒万倍日(じゃないけど)ステキなご縁   次男坊編


2021/5/22
中間テストを終えて、部活もなかなか参加させてもらえない毎日の鬱憤なのか、昨夜、次男坊が

「チャリで高尾山行来たいから、道教えて。」

え?ウチから15kmほどあるよ?

「通学と違って、アップダウン厳しいけど、大丈夫なの?」
「プロテイン飲んで行くから、筋トレにもなるし久しぶりに八王子に行きたいんだ。」

7年前まで、八王子に住んでいたけど、アナタ、道を覚えるタイプじゃなかったよね💦
でも、やりたいって思ったらチャレンジしてみればいい。
行って来い!!とばかりに、次男坊のLINEに、Googleマップに経路を描いた地図を送信して、わからなくなったら連絡してもいいから、と付け加えた。


そして、今日。
いつもより多めにプロテインを飲んで、出発した次男坊。

無事、1時間かからないくらいで、高尾山口駅に自転車を停めて、そこから1号路から高尾山登ると連絡が来た。
「帰りも自転車なんだから、体力温存でケーブルカーやリフトを使ったら?」
「大丈夫。帰りはリフトに乗るけど、動きたいから徒歩で登るよ。」
と、軽快な言葉が返ってきた。

雲海の中の山頂。
普段、富士山が見えるのに。
次男坊は、山頂だけでなく薬王院にも足を伸ばした。


こう見ると、観光客がとても少ない。
この時点で、昼を過ぎていたからと高尾山名物『テングドッグ』を食べたそう。

「なんでそれだけしか食べないの?」
「三壽さん(以前住んでいた家の近所のラーメン屋さん)に行って、高校生になった報告と挨拶して来ようと思っているから。」


我が家は、子どもたちが2、4歳の時に八王子に引っ越して来て、地域のことをいろいろ教えてくれたラーメン屋さん。
毎朝、子どもたちと幼稚園行く時、毎朝子どもたちが
「おじちゃん、おばちゃん、いってきまーちゅ。」
と元気よく挨拶するもんだから、いつもおばちゃんも
「いってらっしゃ~い。」
と返してくれていた。
それに、三壽さんは私がソフトボール経験者だと知ると、私をソフトボールチームに誘ってくれて、おじさんたちと一緒に毎週日曜の朝7時から練習させてもらっていたっけ。
今日、その三壽さんのところへ、高校生になった報告をするつもりでいるとのことだった。

いい子に育ったもんだ(笑)

私にとっても、子どもたちにとっても、三壽さんはかけがえのないご夫婦なんです。

高尾山の帰りに、住み慣れた八王子の三壽さんに寄った次男坊は、急に恥ずかしくなって、お店に入れなくなったと連絡が来た。モジモジしてたら、店内のおばちゃんが気がついてくれたようで、

「もしかして、マサトシ?」
「……はい、そうです。」

と言って、次男坊はやっと暖簾をくぐれた。
この時、次男坊はおばちゃんが覚えていてくれたことに、すごく嬉しかったと言って、寄ってよかったと懐古していた。当時は、大盛りラーメンを長男坊とはんぶんこしていたけど、今は大盛りラーメン余裕だと、おじちゃん、おばちゃんと笑いながら話し、それにしても大きくなったとおばちゃんに言われたと教えてくれた。
もう7年以上前のご近所さんだけど、すごく心がほっこりして、私も帰宅後に三壽さんにお礼の連絡を差し上げた。

次男坊にとって、今日はSPECIAL THANKSな一日になったことでしょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?