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かたや、次男坊の受験なう①

noteは、私の進路決定まで進んでいる。
ちょうど、次男坊が高校受験の真っ最中。
2年前の長男坊の高校受験の時とは、ガラッとシステムが変わった。そう、コロナウィルス大流行。こんなに段取りが変わると、私もついていけない…。



次男坊の頭の中は、勉強はしたくない。
それは、小学校5、6年の担任が植え付けた次男坊のイメージ。

「給食の残菜がないようにしたい」って、先生が言うから頑張って食べてるのに、「たくさん食べるだけの取り柄があるだけだね」「マサ(次男坊)は、給食と体育のおかげで学校楽しめてるよね」って言うんだよね。あまりそうだと、追加でよそってくるし。まぁ、オレも残すの良くないと思うから食べるんだけどね。」


「授業を受けるレベルにいけなそうなので、知能検査受けてもらえませんか?」先生は、迷惑そうに私に連絡をよこした。
次男坊に事情を聞くと、「オレだけじゃなくて、できないコに『オメェー、そんなんで中学生になれるレベルまでにはできねぇよ』とか言うよ。教室いたらいけないのかなって思うから、別学習の方が怒られないし、オレと友達は、別学習でいいんだ。」
「そっかー、そうだったんだ。」
「でもさ、勉強自体は嫌いじゃなかったけど、苦手なのが人よりできないレベルだと、あんなに怒られるんだね。勉強してもしなくても怒られるなら、しなくていいやって思った。」


次男坊の自己否定感が強く出たのは、この先生に出会ってからだ。先生にも先生の事情があるのだろうけど、多感なこの時期に、こんな先生に当たった次男坊が不憫だった。

次男坊は、その暗い2年を引きずったまま中学生になり、勉強が嫌いになった分部活にやる気を注いでいた。部活は、小3から始めていたバドミントン部。高校は、バドミントン部の環境がいいところか、推薦で行けるところがいいと考えていた。次男坊は、1年生からレギュラーで、早いうちからチャンスをいただいていた。次男坊の希望通り、高校進学時は推薦がもらえたらいいなと、夢を見ながら…。

中学2年になり、部活の部長となり頭角を現していく中、コロナウィルスが大流行し始めて、3/1より学校が休校、部活停止となった。ただでさえ、オリンピック、パラリンピックで、いくつかの大会が無くなったのに、数少ない残りの大会も消滅した。
次男坊は、学力で高校を選ぶこととなり、喪失感満載の3年生をスタートした。




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