こいばく歴史探訪録④明治の文化とゆかりの地(1.森鴎外編)
~其の肆. 文明開化と明治の文学~
皆さんこんにちは!今回からはこいばくの背景を彩る明治の文化(文明開化)&明治の文学を気づいた著人に関連する場所を紹介したいと思います😊!
本日はトップの軍医にして明治を代表する文豪、森先生こと森鴎外について紹介したいと思います!
✿近代文学の父 森鴎外
明治の偉大な文豪の一人として名を馳せた森鴎外は才覚に恵まれた人物で、小説家としての顔の他に翻訳家、戯曲家、評論家、そして陸軍軍医などいくつもの顔を使い分けている傑出した能力の持ち主でした。
鴎外は津和野藩(現在の島根県津和野市)の典医の息子として生まれました。医者になることを強く望まれ、儒学、洋楽、蘭医学、蘭語学など幼少期から英才教育を受けてきました。
1872年(明治5年)に父親に連れられて東京に移住した鴎外は当時の医学の主流が蘭医学🇳🇱から独医学🇩🇪に移っていたため私立の学校で独語も学びます。青年期には他にも漢詩文や和歌を学び、和、漢、洋の学問いずれも納めるほど語学に長けていました。
19歳で陸軍の軍医となり、その三年後に念願だったドイツへ留学。ドイツの地で医学や語学を学ぶ傍らでヨーロッパの文化や芸術に触れ特に文学書に心を惹かれ始めました。それが引き金となり明治政府の軍医として働きながら文壇の道に進み始めます。これが後の近代文学の礎を築いた『森鴎外』の物語です📚
✿小説の舞台となった地 上野
🏞不忍池
不忍池がある上野は鴎外の旧居があった地であり、不忍池は鴎外の小説「雁」にも登場する広大な池です。この不忍池の周辺では明治時代の欧化政策の影響で博覧会や競馬が催され、今では公園となった敷地内には博物館や動物園などが置かれるなど文化的な拡がりが顕著になっていきました🕍
また同じ上野の地にある旧岩崎邸庭園も彼の小説「無縁坂」の中に登場しています(→※聖地巡礼レポ 桐野利秋の章参照)
🏤森鴎外記念館
森鴎外記念館は森先生の旧居「観潮楼」跡地に建てられた記念館です。館内には森先生の小説の原稿や当時の書簡や遺品が展示されていて森先生がどのように医学の道に進んでいったか、どうして小説家を志すようになっていったのかを知ることができます👀🤓✨
森鴎外の歴史を知るとともに『文(ふみ)の京(みやこ)』、文京区とその地にゆかりある文人たちの歴史も知ることができます
☕モリキネカフェ
「森(もり)」鴎外「記念(きね)」館からとってモリキネカフェって言うみたいです🤭
いかがでしたか?実際のところ、こいばくに登場する「森鴎外」は名前や肩書きこそ同じですがその人物像と過去は未だ謎が多く本当に彼は「森鴎外」であるのかがよくわかっていません。それでも、こいばくの物語の中にはあくまで「森鴎外」として登場しているため史実上の彼でも良いから知っていきたいと思いこうして聖地巡礼させて頂きました🙏✨
森先生の本編配信がいつか叶うことを願っています!
https://p-one.site/bakumeiroku/characters/#mori
さて、次回は士花人の鍵を握るキーパーソンにしてミステリアスな武器商人、スネル兄弟の聖地を紹介していきたいと思います!お楽しみに✨
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