しきたり

昨夜、祖父からの連絡が来ました

父には秘密にし祖父の家に行くことになりました

連休初日の祖父の瞳を思い出し

あそこからは粘液が分泌されていました


朝、父を見送ったあとにお風呂に入りました

それから車を走らせて祖父の家に向かいました

いつも通りの道なのに私の心はざわついていました

時刻は7時前

祖父の家につくと初日と同様に祖父は畑仕事をしていました

私の姿を確認するとすぐに腰をあげこちらに向かってきました


突然の呼び出しで驚いたろう

○○にはばれなかったかい


いまのところ


嬉しそうに微笑む祖父の腕は自然と私の腰にまわりました

私はその行為を自然と受け入れ共に家に入りました

汗をかいたから風呂にはいる部屋で待っていなさい

浴室へ消えていく祖父を見送り

落ち着かない気持ちを抑えながら待っていました

祖父はお風呂からあがると短パンにノースリーブに着替え私の隣に座りました


○○なぜお前を呼んだのか分かるか

分からないです

お前に女として、を仕込むためだ

祖父の言葉に、驚きもせずむしろどこかで喜んでしまった私がいました


女を…

本来なら婆さんから伝えるはずだがお盆まで帰ってこないから私から直々に教える

怖がることはない

お前の嫌なことはしない


そういって祖父は私の頭を撫でてくれました

その仕草が父に似ており親子の面影を見たような気がしました

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