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挑戦しつづけること 株式会社ライズワンス 代表取締役 井手宏明さん

井手宏明さんプロフィール
出身地:愛媛県
活動地域:福岡市、愛媛県など全国
経歴と現在の活動:人材コンサルタント会社、飲食業界を経験後、2016年1月株式会社ライズワンスを起業する。現在では、飲食・化粧品・今治タオルの販売を取り扱うなど多岐に渡り活動している。
座右の銘:攻め

自由な時間を与える人間となり、日本の農業や伝統工業を伝えに行きたい


Q.どのような夢をお持ちですか?

井手宏明さん(以下 井手 敬称略):「100%自由な時間を常に使いたい時に使えるようになる」ということが、1番大きなビジョンですね。お金も必要ですし社会的立場や組織と、色々やっていく事はたくさんありますが、スティーブジョブズが亡くなる前に、「最終的には時間を何に使うかが人生の中では大切なんじゃないか」と言っていたことが、最近ではなるほどなと思えるようになりました。私自身も含め、家族も従業員も自由な時間、好きな時間を与えられるような人間になりたいですね。

記者:その自由な時間ができた時にどんなことをやりたいですか?

井手:今1番近い目標は、東南アジアに行って日本の農業や伝統工業を伝えることです。今治タオルもそうですが、第1産業は今後、また復活してリメイクされ時代に沿ったものに変化していくと思うんです。ただそれを日本でもう一回やっていこうとブランディングをするよりも、発展途上にある国などで展開できたらすごく面白いなぁと。逆輸入でもいいんですけど、その国の方々を誘致して日本のことを教えて、その方々が母国に帰って展開していくというような事をやりたいですね。

人と出会うために時間を惜しまない

Q.夢に対してどのような目標や計画を持っていますか?

井手:今は、事業体もコミュニティも含め、色々な方と出会うことをとても大事にしています。ただ出会いといっても、一緒に仕事する方、ご飯食べたりお茶飲んだりする方は限られてくると思うのですが、その絶対数をどれだけ作れるかというのを30代前半でやっていこうと今行動していますね。「人と出会うために時間を惜しまない」ということを心がけています。そして、その出会いの中でも、自分の夢を語って賛同してくれる方や、興味を持っていただける方を増やしていきたいです。そこで一緒にビジネスをしたり、将来現役を引退した時に一緒に共鳴していけたらと思いますね。 

自分自身がぶれないことを心がける

Q.そのような出会いをしていく中で、大事にしている活動指針はどのようなものですか?

井手:若さを武器だとは思っているのですが、それが仇になることもあります。なので、自分の目標や目的を語った時に、若いからねとあしらわれないような人間性を創っていくことを大事にしています。

話すことに対しても、論理と感情をしっかり織り交ぜて話す事や、自分自身の価値を高める事、自分自身がぶれないという事を心がけていますね。

負けない生き方を歩んできた。

Q.そもそも今の夢を持って、今の生き方を歩むようになったきっかけは何ですか?そこにはどのような発見や出会いがあったのですか?

井手:もともと私はあまり型はまりする人間ではなかったですし、優等生でもなかったんです。高校の頃は常に疎外感をもって生きていました。俺はみんなと違うぞ!というような。それこそ、高校生の頃は自己否定のすることが多かったんです。
というのも、私が通っていた高校は当時愛媛の中でも1位2位を争う進学校だったのですが、私は勉強を頑張ってしたからその学校に行けたわけではなく、たまたま受験してみたら合格して、その学校に通うようになったんです。しかし、やはりその学校にいる生徒は、勉強をすごく頑張ってきた人たちばかりだったので、その空間に違和感を覚えました。こんな所に来て何をしているんだろうと、楽しくなかったですし友達も全然できなくて。だから学校にもお昼ご飯の時だけ行ったりとか、5,6時間目だけ受けるという様にして、行ってなかったんですよね。

そんな中、他のみんなはきっとエリート階級だったり、優秀な大学などに進んでいくんだろうなと思っていて、私はその他の部類だったので、「この中で私の負けない生き方とは何なのかな?」というのはずっと考えていましたね。同級生は友達であり、ライバルだという感覚で捉えていたので。私がその人たちを巻き返すためには“自分でビジネスをすることだ”という事は漠然と思っていました。

記者:同じ状況に出会ったとしても、負けないという生き方を考えない方もいるとは思いますが、その考えや生き方の選択はどこからきていたんですか?

井手:もともとすごく負けず嫌いなんです。小さい頃はJリーガーになりたいとも思っていたんですけど、根本は負けず嫌いでしたね。あとは、身内や周りに毎朝スーツを着て朝8時に家を出てとういうサラリーマンがあまりいなかったので、私の中の感覚の普通というのがそれではなかったんですよね。周りに割と自由にやっている方が多かったので、今思うと私のルーツがそこにあるのかもしれないですね。やりたいことをやって生活をして、家族を養うという生き方が根底で当たり前でした。そういう感覚があったからこそ起業をしたいというのもあったのかもしれないですね。

Q.実際に起業という経験を通してどのような認識の変化がありましたか?

井手:たぶんメンタルが弱かったら20回くらいは逃亡しているかもしれない、ということはたくさんあります。私、こんな感じで話していますけど、自己分析すると、実はすごい繊細でナイーブだと思うんですよね。すぐ身体も壊しますし。でも、ずっとお世話になっている社長さん方に頂いているアドバイスで今も成り立っていることが多いと思います。すでに大成功されている方々も、話を聴くとそういうことがたくさんあったと。お金が払えずに立てこもることもあれば、資金繰りに困って夜寝れなくて、寝る前に来ていた真っ白なTシャツを着が、朝おきたら抹茶色に変わっていた方もいて。その方が、大変なことがあったらそれを見て当時を思い出して乗り切っていると言うのを聴いて、私はまだまだだな、いやいや、全然まだまだいける!というのが支えになっています。まだまだあの方たちはこんなものではない所を通り抜けて、活躍されています。私なんて比べ物にならなくて、そんな中でこんな事でめげてどうする、というのがありますね。

記者:すごいですね。そこまでして前に進もうとする原動力、その出発は何ですか?

井手:今考えると、高校の時に思ってた自己否定を含めた疎外感、そういう方たちに負けないと言うのがひとつと、割と親にすごく甘えたり迷惑をかけていたので、親に対する感謝を体現したいというのは大きいですね。その2つだと思います。

記者:その原動力が今の活躍に繋がっているんですね。
最後に読者の方へメッセージをお願いします。

井手:今の世の中ってできないことって何もないと思うんです。パソコンと携帯があればすぐ世界と繋がりますし、ものを買うことも売ることもすぐできる。今後は一人一会社になってくる時代がくるんじゃないかなというイメージがあるんですよね。その中で大事になってくることは、常に私の目標としている言葉でもあるのですが、わかりやすく言うと「挑戦する」ことです。あと、自分で何かを望むのであれば、リスクを負いながらやっていくことが大事ですね。今は社会的にも、若い人間が仕事が続かなかったり、すぐやめたりすることも多いと思うんですけど、もっともっとリスクを負ってでもチャレンジをするという気持ちが大事。やはり何かを得るのであれば何かを失うことはあると思うので、それを恐れずやればいいと思います。その気持ちがないのであればやらない方がいい。やっぱり人と違う生き方をするのであれば、その分すごくリスクも大きいですし、失うものも大きいですからね。

記者:経験されている分、すごく重みがありますね。本日は貴重なお話ありがとうございました。

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井手 宏明さんの活動、連絡についてはこちらから。

【株式会社ライズワンス】

【編集後記】
今回、インタビューを担当させていただいた池田(左)・荒牧(右)です。例え困難な事に出会っても挑戦し攻め続ける姿勢は、他の誰にもマネできないものだなと感じました。これからのますますのご活躍、ご健闘をお祈りしています。

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この記事は、リライズ・ニュースマガジン “美しい時代を創る人達” にも掲載されています。


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