第一回「最初と最後の1文が決まった文章」
人が集まる時、そこには理由が必要だと知ったのは、
大人になってからだった。
なので今回7人が集まったのには理由があるし、
それは一言でいうなら「書きたいよね」になるのかなと思う。
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「書く」という行為の面白いところは、
それが生きる上で特に必要がない行為だ、ということだ。
書かなくても生きていける。
それをわかっていながらも「書きたい」と思うことはある。
なので、誰かと飲んでいるときに話す
「書きたいよね」は、
「温泉に行きたいよね」みたいなものだ。
そして、たまにそれに同調してくれる友達がいる。
そんな7人が集まることになった。
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20時過ぎ、待ち合わせの恵比寿の韓国料理の店についた。
5分遅れで着いたにもかかわらず、一番乗りだった。
6月はじめのことだ。
サムギョプサルを食べ終わったころ、
「何か一緒に書こうよ」と切り出した。
その場の雰囲気とか、お酒の力も手伝って、話は進んだ。
何か同じもので書きたいよね、という話になり、
「最初と最後の1文を決めて書く」ことになった。
少し背伸びしてる感じが、青春ぽくていいなと思った。
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と、いうわけで、
今回は「最初と最後の1文が決まった文章」を7人で書きます。
一文目は「向日葵の花言葉をはじめて調べた。」
最終文は「ビールが苦い。」
(みんなが考えた1文の中からくじ引きで決まりました。)
よろしくお願いします。
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