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外回転術(逆子矯正)について調べてみた

こんにちは。

我が子はこれまでずっと逆子(骨盤位)で、一度も頭位になったことがありません。

34週の検診で、①このまま逆子だったら帝王切開になる、②36週くらいに外回転術(1泊入院で麻酔が必要)を受けて逆子強制をトライすることも可能だがどうする?と聞かれました。

帝王切開で、陣痛や出産の痛みに苦しまないのはいいけど、術後の傷が痛かったり、切ったところが他の内蔵と癒着して腸閉塞とかになるのはイヤです。

とはいえ自然分娩で、陣痛で数時間(もしかしたら数十時間)苦しんだり、子どもが生まれる時に死ぬほど痛いのもイヤです。私は無痛分娩を希望していますが、ある程度までお産が進まないと麻酔をしてくれないらしく、それまでは普通に痛いまま我慢しないといけないようです。

つまるところ、どっちも痛いのでどっちもイヤですが、将来的な合併症を考えるとやっぱり自然分娩の方がいいのかも、という結論になりました。

かといって、入院して麻酔をかけてまで外回転術を受けるか、と言われると悩むところです。

国立成育医療研究センターのHPによると、2012年1月から2016年12月の間に496例に外回転術を施行して、初産婦の成功率は71.2%、成功例のうち77.4%が最終的に経膣分娩に至っているそうです。つまり、外回転術を受けた初産婦の54.7%(0.71×0.77)が、「外回転術を受けて良かった」という結果になったということです。そして、外回転に伴う緊急帝王切開は4.7%だったそうです(そこそこ高い確率だなと思いました)。

私は初産婦なので、半々の確率で経腟分娩が出来るかもしれない、ということですが、成功率50%って低くないか?というのが率直な感想です。

こちらは、外回転術に関する海外の論文。

2008年から2019年にかけて、イスラエルで妊娠38週未満に外回転術を受けた妊婦さん1271人を検証しています。

妊娠中期から外回転術を行う週数(38週以内)まで、ずっと検診で逆子の状態が続いていることを「持続する骨盤位(=逆子)」と定義したとき、外回転術全体の成功率は61.5%ですが、持続する骨盤位では19.6%しか成功しなかったそうです(検診で1回でも頭位が確認された場合(骨盤位が持続しなかった群)は82.0%の成功率)。

さらに、持続する骨盤位群は、外回転術が成功したとしても、最終的な経腟分娩は27.3%、機械分娩が29%、帝王切開は43%だったそう。

つまり、私のように1回も検診で頭位になっていない「持続する骨盤位の群」では、外回転術の成功率が低く、たとえ成功しても機械分娩(鉗子分娩・吸引分娩)や帝王切開の確率が高くなる可能性がある、という結果でした。

ふつう、出産時まで骨盤位が継続するのは5%と少なく、ほとんどは自然に逆子じゃなくなります。それなのに、ずっと骨盤位が続くということは、頭が下に行きにくい何らかの要素があるのかもしれません(子供の頭と私の骨盤の形のバランスとか)。

そうなると、たとえ外回転術で頭位にしても、出産の時に上手く下から出てこられず、結局、帝王切開になったりするのかもしれないですね。

今のところは、外回転術のメリットが少なそうなので、外回転術には後ろ向きな私ですが、出来ることなら自然分娩したいので、効果があるのか分からない逆子体操を毎晩やっています。

どうなることやら。


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