Designing Data Spaces仮訳
つい最近、Boris Otto, Michael ten Hompel, Stefan Wrobel (Eds.) "Designing Data Spaces: The Ecosystem Approach to Competitive Advantage" (Springer, 2022)という、EUで構築が進む「データスペース」をテーマにした、ドイツのフラウンホーファーの研究者らが編者となった全580ページの書籍が全文オープンアクセスで公表されていました。何と内容は全てCC BYライセンスが適用されています。データスペースの概念やIDS(A)・GAIA-Xの取り組み、「データ法」や「データガバナンス法」などの立法を支えるインフラについて理解する上で、そして日本の今後のデータ政策を考える上でも大変重要な書籍ですので、徐々に日本語への仮訳を載せていきます。
なお、仮訳はまず全体をDeepLで翻訳して、全体を読みながらちくちく手直し作業をしている程度ですので、細部の正確さは保証できず、あくまで原文を読む上での参考程度としてご利用ください。また、現在はGoogle Driveに仮置きしていますが、今後公開方法を変更する可能性があります。
(最終更新:2022年8月19日、第6章まで仮訳公開)
『データスペースの設計:競争優位のためのエコシステム・アプローチ』
序文・はじめに https://docs.google.com/document/d/1HTgXVAEo-Y8uRLwB43Dx7oM9WivJY9_n/
第I部:基礎と文脈
第1章:データスペースの進化
https://docs.google.com/document/d/17IVYv7V4Sa94XzAb6MFk1bb9CnZYoa8f/第2章:データスペースの構築・運用・管理方法https://docs.google.com/document/d/1PD7Fvxmamae5nOrAtdTifszaANLbcMif/
第3章:国際データスペースの概要https://docs.google.com/document/d/1IDYhdDgsEtomvb7fZuPQgFjAdxQaS36g/
第4章:欧州データスペースエコシステムにおけるGaia-Xの役割
https://docs.google.com/document/d/1VlHI80CfQ4Un2cqAc2F0IQ05gFc1I6TY/第5章:IDSの法的側面:データ主権-それは何を意味するのか?
https://docs.google.com/document/d/1VQBR9IkgRqTYuFp9SO1bzn7JNp8Qeuws/第6章:トークノミクス:データスペースの文脈における分散型インセンティブ付与
https://docs.google.com/document/d/1pVY3CN0_8D8o9fxJX8iKQ_M74QFaJdUP/
第Ⅱ部:データスペースの技術
第Ⅲ部:ユースケースとデータエコシステム
第Ⅳ部:ソリューションとアプリケーション
This is a provisional Japanese translation of the book "Designing Data Spaces" licensed under the terms of the Creative Commons Attribution 4.0 International License. I would like to express my deepest gratitude to the editors, authors, and the publisher for making this very important book available in open access. If any problems exist in publishing the translation online, please contact at my e-mail address.