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学級びらきとインパクト

学級担任論では、授業びらきを扱った。


『子供達に最初に出会った時に話す言葉を2分でやって見なさい』


と言う指示。3分で考えさせ、2分で練習して、その後3、4人のグループに分かれて実際に行うと言うもの。



その後、質問を受け付ける。その中の一つ。
「インパクトを出すにはどうしたらいいでしょうか?」
と言うもの。
私の答えは、
『インパクトは必要ない』
であった。


一年間付き合う子供達。インパクトなんていらない。日頃の付き合いの中で伝わっていくことの方が大きいし、大事。逆に、出会いの時のインパクトが大きくて、
「ああ、最初が一番インパクトがあって、あそこが頂点だったなあ」
なんて言われることの方がよほど問題。



『でも、もしインパクトが必要、または出したいのであれば、板書の文字と声だね』
と伝える。


びっくりするぐらい綺麗で読みやすい字を書く。
ああ、この先生なら大丈夫だと安心感を抱くような声で語りかける。

これだけで相当なインパクト。
そして、それをするには相当の勉強が必要。
でも、これだけで十分なのである。

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