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腰痛部通信#1

はじめましての方もこんばんは。
池村といいます。
田中みな実さんと結婚したいと思っています。

この日記を始めてから、何事も頻度ひかえめが一番などと考えていたら時間が経ってしまいましたが、よろしくお願いします。
それでは始めます。

よろしくお願いします。

1年をつうじて、腰痛のときと、そうでないときがあります。
なぜか特に季節の変わり目に腰痛になるのです。
なので、僕のなかには、腰痛の自分と、そうでない自分が共存しています。

要するに、『空の怪物アグイー』と同じシステムです。読んでみると伝わるかもしれません。

《それは、ぼくの右側の眼が、外観はともかく実はほとんど見えないからだ。といって、まったく見えないのではない。したがって、ふたつの眼でこの世界を見ようとすると、明るく輝いて、くっきりした世界に、もうひとつの、ほの暗く翳って、あいまいな世界が、ぴったりかさなってあらわれるのである。》

 大江健三郎『空の怪物アグイー』
 新潮文庫, 昭和47年, 162頁


そこで僕は、腰痛の自分が設立して、腰痛でない自分にも所属してもらう形で、「腰痛部」の活動を続けています。
腰痛の時間を乗り越える方法を、僕らふたりで文学的に検証しています。
なお、腰痛部の英語表記は YouTube となります。

そこで今日は、腰痛への対処法をいくつか、腰痛部からお届けしようと思います。
同じような方にとってヒントになればいいなと思っているし、もっといい方法をご存知の方に教えていただきたいなとも思っています。

1. 湯船に浸かること

シンプルではあるが、即効性がある。どうしても日々の終わりをシャワーで済ませてしまいがちな僕だから余計に感じるだけなのかもしれないが、あたたかい水面を境に、腰痛のない世界が広がっているようだ。

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2. テレビ体操すること

NHKで放送されている、おなじみのラジオ体操のテレビ版である。プロモーションビデオと言っても過言ではない。
いつもより少し早起きして朝6:30頃に10分間だけ、自分らしくない動きをすると、その遠心力で、腰痛がふり払われる感覚が得られる。
そういえば今年の正月、たまたま新年最初のテレビ体操を観たのだが、「新春テレビ体操」という豪華版になっていて、健康的な体操の女性陣が、オールキャストで飛び回っていた。

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3. ストレッチすること

まず仰向けになる。
両足を伸ばす。
片足のひざをたてて、折り曲げたまま内側にひざがくるように寝かせる。
ひざが床についてるのをイメージしながら、両手を広げる。
手のひらは上のまま、ひじをわき腹につけるようにして、首を、一度反対側に曲げてから振り向きつつ、折れているつま先側にひねる。
その状態のまま、おおきく息を吸って、吐いて、30秒を両サイドくりかえす。
息を吐くときに「あぁ」と声が出てしまう。


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なんだか、ありきたりな方法ばかりになってしまいました。
僕の見込みでは、腰痛の本体は、腰ではなく別のところにあるのだと思います。

これを書いているのは腰痛の僕です。
今日も「3. ストレッチすること」をして寝ようと思います。

…手のひらは上のまま、ひじをわき腹につけるようにして、首を、一度反対側に曲げてから振り向きつつ、折れているつま先側にひねる…

あぁ、

今日も田中みな実さんと結婚できなかった。


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