同時代アップロード

はじめましての方もこんにちは。
池村といいます。
田中みな実さんと結婚したいと思っています。

小春日和に目鼻ムズムズですが、よろしくお願いします。
それでは始めます。

よろしくお願いします。

日本経済新聞の『私の履歴書』を読むと、ほとんどの現代偉人のストーリーは、空襲を受けた焼け野原から始まります。
あの大戦から、貧しい戦後、そして経済成長を超えて・・・といった基本的な物語の軸がある。

一方、同時代に生きる僕らの、各々の自分史に共通する構造はなんでしょうか。

バブル崩壊、災害、テロリズム、超高齢化社会、IT革命・・・キーワードは出揃ってきているけど、それらが結びついて、僕ら同時代を深層から俯瞰して表現するような物語には、まだなっていないような気がします。

ー なぜ壊す人を壊す人というのか？そういうことを考えてみたことはなかったなあ。壊す人という言葉を考えてみる以前に、壊す人が僕のなかに入りこんできていたからなあ。

　大江健三郎『同時代ゲーム』
　新潮文庫, 昭和59年(平成19年五刷), 104頁

もしかしたら、僕の日記のようにインターネット上に散乱する、たくさんの言葉や映像を並べていくと、ひとつながりの大きな物語になるのかもしれません。

僕らは今そのための痕跡を、次の世代に向けて僕らの同時代を総括する時のために、無心に残しているのかもしれません。

同時代に生きていても会ったことのない人と手を繋いで行進しているのかもしれません。

今日も田中みな実さんと結婚できませんでした。