妊娠は変化のチャンス(3)

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今回は20代前半までの恋愛にフォーカスしてお届けしてまいります。

恋愛は、呪いの影響を特に受けやすいと思います。
個人の感情や価値観と直結しているからです。

私の場合、2つの呪いが特に恋愛に影響を与えていました。

呪いその1:私は熱しやすく冷めやすい子だから、何事も続かないダメな子。

熱しやすく冷めやすい性質は、恋愛においても同じでした。

相手をよく知らなくても直感で惚れる
→惚れたらすぐ近づこうとする
→大体わかってきたところで飽きる

このパターンを、相手を替えて繰り返すだけなんですね。
片思いの時は自由ですが、大人になってきちんとお付き合いするとなった場合、困ってしまいます。

呪いその2:人に弱みを見せてはいけない。

親にも本心を見せない子どもでしたから、恋人にも同じです。

付き合う前は「手に入れる」という目的のために自分から仕掛けますが、本心を見せるのとは別です。
甘えたり、悩みを打ち明けたり、自分のダークサイドを見せるなんて絶対にできません。

恋愛においては特に「重い」と思われてはいけないという思い込みもあるので
一緒にいたら楽しい女、癒される女、でなければならなかったんです。

呪いの合併症が引き起こす
苦しいだけの恋愛

大学時代、初めてまともに男性とお付き合いをしました。サークルの先輩でした。

自分から好きになってあの手この手で告白させて付き合う、というところまでは筋書き通り。
そしてその先、グラフで示したいくらいなのですが、自分のテンションが急降下していきます。

自分でも驚くわけです。
あんなに好きだったのに!もうデートが面倒くさい!どうして!?

そこで、呪いその1が囁きます。
お前は熱しやすく冷めやすいからな〜😈

私の性格のせいなんだ、、

もう好きじゃないから別れましょう。と言えてしまう性格ならそれはそれで良いのです。
しかし、自分の性格に難ありと昔から感じてきた私にはそれができません。自分が悪いと認めたくありません。

サークルのことは大好きでしたから、その先輩である彼に
自分から仕掛けておいて、好きじゃなくなったなんて言えるわけがないんです。

それに、もしかしたら好きじゃなくなったわけではないかも。
関係とともに気持ちが落ち着いてきただけで、別れたら後悔するかも。
という謎の可能性にすがり始めます。

謎の可能性と書きましたが、場合によっては本当にそうだったかもしれません。
自分が相手ときちんと向き合うことを決めて、本心を語る勇気があったら、関係を深めていけたのかもしれないですよね。

しかし、ここでもっとネックになるのが呪いその2。
そもそも相手に対して心を開いていないので、関係が深まりません。
自分が相手に負の感情を見せないように
相手の負の感情を見たくない、見るのが怖いという気持ちもありました。
別れ話をしたら、悲しむかも、怒るかも、傷つけてしまうかも。そう考えると怖くて、言い出せませんでした。

向き合うという道は閉ざされました。

こうして、好きかどうかもわからない相手と
面倒くさいと思いながらデートを重ね
ひと通りのイベントを過ごし、旅行にも行き
思い出作りを続けました。

そういう中で、やっぱり一緒にいたら楽しいかもと思い直すことはありました。
しかし、一度も自分の内面を見せたことはありませんでした。

付き合いが長くなると、ちょっとしたことで喧嘩するようになりましたが
私から喧嘩を仕掛けたことはありません。
無関心な相手に対して怒るようなこともなかったのです。
相手が怒っている時も、あまり真剣に取り合いませんでした。
この人はいつもこんなに私に怒ってばっかりで楽しいのかしら。と思ってしまったり。

だんだん相手の束縛や要求が強くなり、疲れ果てた私はようやく別れを切り出します。
この時すでに5年が過ぎていました。
すんなり別れられるとは思わなかったし、長引かせた分だけ相手を傷つけることを思うと、辛すぎました。

この後、私の恋愛観は極端な方へ向かいます。

開き直りが呪いの特効薬

ちょっといいなと思ったぐらいで早とちりしないように気をつけなきゃ。
と反省するような私ではありません。

私は熱しやすく冷めやすい性質だから、刹那的な恋を楽しもう🌷

このように開き直りました。
彼氏という生き物にうんざりしたのもあるでしょう。
恋愛はしたいけど自由は奪われたくない、という信念を掲げて20代後半を歩み始めることになります。

これにより、恋愛における呪いその1は解けていきます。
自分の性質を受け入れて開き直り、恋愛で苦しまずに楽しむための考え方にスイッチしたのです。
もちろん長続きしないことを前提にしてしまったので、
結婚を考える場合の恋愛にこれは通用しません。
まだそこまでは考えていませんでした。

呪いその2については、もう少し付き合っていくことになります。
生まれ持った性格としてだいぶ拗らせていたし、
そもそも短期的な恋愛相手に弱みを見せる場面がなかった。
この時の恋愛の目的は
合コンでモテたい!気に入った人と仲良くなりたい!それだけのことだったので笑

◆おまけ
お別れのタイミングがわからない方へ

大学時代の先輩との5年間、今思い出そうとしてもほとんど憶えていないんです。
旅行先くらいは記憶にあるのですが
具体的に何をしてどんな話をして、ということが思い出せません。
そして、相手の不満を聞き流したり逆ギレしたりして(感情的にならずに逆ギレする器用さ)
向き合おうとしなかった自分のことばかり思い出します。
若かったとは言え、失礼すぎますね。
そんなことなら1日も早くお別れしたら、
お互いのためによかったのに、と思います。

ですから、相手に対する興味も思いやりも持てない自分に気づいたら
お別れを考えてもいいと思います。

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