胎児超音波検査②

前回、胎児超音波検査とは?私たち夫婦はどのように受診に至ったのか?などを書かせていただきました。
今回は検査の予約〜当日までをお伝えします。

クリニックの調査と予約

もともと友人の勧めで検査を検討し始めた私は、初めに友人と同じクリニックを基準に考えました。担当の先生も良かった(顔も)と聞き、FBIまたの名をネットストーカーの本領を発揮して調査。
※FBI=Facebook investigation

東京で名の知れたクリニックだし、検査費が良心的で第一候補になりました。
一方で、友人は都民だけど私はしがないさいたま市民、、市内もしくは県内に適当なクリニックはないのか?と思い検索してみることに。

胎児ドック 埼玉 🔍ポチッ(スマホだけど)

【埼玉医科大学かわごえクリニック】
スポンサー抜きにして、真っ先に出てきます。

ホームページには検査について詳しく書かれているし、先生もたくさん著書を出されていていかにも権威っぽい!
そして決め手になったのは、とあるブロガーさんの記事でした。どうやら産婦人科の看護師さんのようです。
ご本人が妊娠中に中期胎児超音波検査を受けられて、設備も先生の腕も良かったと。機材のことも知識があり先生とのやりとりまで書かれていて、信用できそうでした。
信用できそうどころか、この時点で顔も知らない先輩に全幅の信頼を寄せ、この人の推しなら絶対この先生が良い!!とまで思い始めていました。

検査費は第一候補の倍近くしたのですが、どうしてもこの先生!!と思い込んでいるので、経緯や理由を説明して夫に相談。OKもらえました。
(お金に関して細かいことを言わないでくれる夫、とても私に合っています)

そうして埼玉医科大学かわごえクリニックに連絡。無事に予約が取れました。
看護師パイセンのブログにも予約も取りやすい穴場と書かれていた通り、わりと直近でも空き枠がありました。この時の案内では、毎週水曜日午後のみ、14:00〜16:40までの40分刻みの予約枠となっていました📝

紹介状無しで受けられるのも良かったです。
前回書きましたが、私の産院の先生はベテランでご自身の思想があるタイプ。
赤ちゃん脳みそありますか?の質問に対して、大丈夫でしょ!で済ませちゃう方なので、胎児ドック受けたいとか言ったら、必要ないよ!と一蹴されそうな気もしていました。
なので産院には、別で胎児超音波検査を受けたことは伝えていません。何か発見されればもちろん話しましたが。

余談ですが、先生(医師)という生き物はほとんどがこうだと思っています。ご自身の思想があって、その方針に基づく診療を行っている。それが無いと判断がブレるんだろうと思います。
プライドを持って仕事されている証と捉えています。

検査当日

予約は14:40〜で、30-40分前には来院するよう言われます。(サイトにも書かれています)

夫は休暇を取ってくれたし、せっかく川越まで行くんだし、と私はほぼデート気分。
3日前くらいから、早めに行ってブラブラしたり、美味しいもの食べたいなぁ🤗としか考えていません。

実は、少し前にテレビであんみつを見てから、どこかで食するタイミングを虎視眈々と狙っていました。
川越、絶対ありそうじゃない?と必死に調べたところ、1番の有名店はお休み😂(こういう運は本当に無い)
でもフルーツたっぷりのあんみつが食べられるお店がやってました。狙いを定めて当日は早めに出発…

したかったのですが、なんやかんやあんみつをかき込むくらいの時間しかなくなり😂
またクリニックは駅の反対側なのでタクシーを呼び出してなんとかギリギリ間に合わせました。
(あんみつの話は別記事に書きます🍒)

余談ですが(多い)
さいたま市民にとって川越は観光地です。プチ旅行先です。東京に出るよりイベント感あります。
なので、これは立派なデートです。どんなに慌ただしくても嬉しいひとときでした☺️

埼玉医科大学かわごえクリニックでは、埼玉医科大学総合医療センターのカルテと共通扱いになるそうで、かかったことはあるか聞かれます。
私は初診のため、まず一階の受付で診察券を作ってもらいます。昔ながらの凹凸のある診察券、なぜか好感が持てます。

その後、胎児超音波専門外来のある階へ案内されて少し待ちます。
予約の30分前に来ているので、まだまだ待つのか?と思っていると、診察室の前で動画を見るよう案内があります。
先生から検査についての説明動画でした。15分ほどで分かりやすいです。
内容は前回書いたようなことでした。ここで診るのは、形態異常のうち胎児の死に直結するものや産後すぐに処置が必要なものであり、産後の発見でも処置が変わらないもの(指の数とか)については指摘しない場合がある、というようなこと。
だんだん実感が湧いてきて、何か異常が見つかったら?中絶しなきゃいけなくなったら??という気持ちと、よかれと思って我慢していた尿意が相まって、緊張し始めました。🫨

前の患者さんが長くなったようで予定時刻を20分過ぎた頃、呼ばれました。
早速ベッドに横になり腹を出します。結構下着を下げないといけないことはわかっていたので事前にアンダーヘアのラインを下げておいたつもりですが、敢えなくペナルティエリアまで突破されてしまいました。

ほどなくして先生登場。思ったよりあっさりさっぱりした方でした。
問診票に出産予定日を書いていたから、19週5日で間違いないですか?と確認されました。週数計算済みなことにすら丁寧さを覚えます。

検査が始まると、ベッドの足元にいた夫がつま先を握っていてくれました。手は握れないので。なんか靴下濡れててごめん。
先生はサクサクと胎児の計測から始められたようでした。
サクサクと慣れた動きで、且つしっかり見える良い位置を探してくれてるのが分かります。

最初は私の子宮の脈を診てくださいました。もともと低血圧気味なのですが、血流が悪そうだから妊娠高血圧症候群になりやすいよと言われました。胎児の前に母体への警告。予想外。

胎児はその時の向きなどの条件によって見やすいところから見るということで、わりと早い段階で顔面を見せてもらった気がします。
口周りを拡大して、口唇裂口蓋裂がないかを確認。鼻の穴と唇のドアップなので可愛いとかじゃないです。

四肢は、右手左手右脚左脚と一本ずつ丁寧に見せてもらいました。脚長じゃない?と脚だけを見て思う親心。
そこまでは見ないと思っていた指の数も先生は数えてくださいました。かなりお腹グリグリしてましたが痛くはないです。尿意だけ不安になりました。

肝心の脳、骨、臓器も確認。特に心臓はしっかりと動脈静脈の流れる方向を見せていただきました。青と赤の血液。右心室左心室右心房左心房。理科のおさらいしとけば良かったです。

性別は聞いてる?と聞いてくださったので、男の子っぽいと言われましたと答えると、股間を拡大。ありました。袋と竿。
夫「赤ちゃんだからタマが小さいのかな👦🏻」
私(男同士、そこまで見た目でわかるのか👩🏻)
後で知ったのですがこの頃の胎児の陰嚢にはまだ精巣がないんですね。小さいとかではなく。

1番面白かったのは3D。興味深い意味でも笑える意味でも。
産院でもこの週数では3Dはまだやってもらえないので、初体験でした。
先生がせっかく顔のアップを見せてくれようとしているのに、我が子は顔をしっかりガード。
少し別の箇所を見た後に再チャレンジしたところ、なんと顔面が胎盤に埋まっていてさっきより見えない😂
予想外の姿に、こっち向け〜と言って必死に腹の肉を揺すってくれる先生が何より愛おしい。ありがとうございます。
頑なに胎盤と向き合う我が子に私もじわじわ笑いが抑えられず、腹が動いてしまうのでここで終了。
後ろ頭もこれはこれでクレヨンしんちゃんが照れている姿に見えて可愛く思えました。耳だけははっきり見えたし。耳ついてるな、って。

先生はレポート(〜について異常は認められませんでした、と項目ごとに書いてくれる)と何枚かの写真をくださいました。脚長の証拠写真、漢の証拠写真、クレしん二世写真など。
産院でもらう感熱紙のとは異なり、1枚1枚プリントアウトしたものなので経年劣化もなさそう。家宝にします。

最後に

真面目な話、印象的だったのは、終始看護師さんの声掛けや案内がとても丁寧で安心できたことです。ここにして良かったし、周りにも勧めたいと思いました。
ちなみに、埼玉医科大学かわごえクリニックは専門外来を集めたクリニックなので、産婦人科は存在しません。予約電話で産婦人科と言ったら、胎児超音波専門外来のことですかね?と確認されました。よく間違われるのでしょう。

夫も関心を持って楽しんでくれたので良かったです。少し前から胎動を触って感じることもできるようになっていたので、父性がぐんぐん育ってくれているはずです。
妊娠の折り返し地点を過ぎました。残りの期間もパタニティライフを存分に楽しんでほしいです😊

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