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ENHYPEN Debut Trailer1: Choose-Chosen ざっくり和訳&ちょびっと考察

デビュートレーラーを今改めて見返すと、全員すこぶるビジュアルが強い…じゃなくて、Border:Day Oneの匂わせが激しい激しい…。

特に1に関しては、“trainee-artist”, “mortal-immortal” など、キーワードがドンドン出てきてますね。
トレーラーではENHYPENは吸血鬼として描かれています。このコンセプトが恐らく彼らのアイドル、アーティストとしての人生を示しているのは皆さんもみていて感じたのではないかな、と思ったり。勿論それ以外にも多くの意味が含まれているとは思いますが、この記事ではこじつけ癖を一旦封印して素直に考察していきたいと思います。

We were desperate in our desire to transform. 
私たちは変化を切望していた。

We believed that there lay dreams unknown, 
私たちにはまだ見ぬ夢があると信じていた。

because every path is stained with tears.
何故ならば、歩んできた道は全て涙に濡れているから

翻訳の才能がないばかりに直訳感が否めない文章になってしまいました😭
この台詞から読み取れるように、このトレーラーは全体を通して「人間からヴァンパイアへの変容」と「練習生からアイドルへの変容」をリンクさせています。

We keep our fist fiercely clenched, not knowing it to be a blessing or a curse, lest we lose what we hold in our hands.

この手にあるものを失わぬように、それが祝福となるか呪いとなるかを知らぬまま、私たちは拳を強く握りしめる。


デビューが決まっても、その未来が明るいかどうかは誰も解らないですよね。たくさんの光が当たるほど、その足元に出来る影は黒く濃くなります。彼らの人生にとってアイドルになるという選択肢が正しかったのかは、未来しか証明できません。
このセリフのシーンでは、見覚えのある森と同時にタイトル曲の名前も浮かび上がっています。デビューという機会を与えられたという事は、1人の人間として享受できるはずだった様々な自由も奪われたという事。表舞台で輝く人々が受ける光とその背後に落ちる影をこの曲は描写しているのではないでしょうか。

このトレーラーは、与奪の葛藤を抱きながらデビューという夢に向かって走り続けた少年たちが、アイドル、そしてEUの中で吸血鬼としてこの世に誕生する___そんなことを示唆しているのかなとはちのポエミーな人格は囁いております。

Blood-red moonlight blazes. 
Unquenchable thirst flares with fury.
血の赤さを湛える月明かりが燃える。
癒えない渇きは怒りと共に燃え上がる。

この二行はブラッドムーン(2020年11月30日に観測)を指していますね。デビュー日の匂わせも入ってるとは…

話は逸れますが、ENHYPEN初の集合写真の時計が11時半を指して居たの、本当にびっくりしましたよね。集合写真にも匂わせをぶち込んでくる辺り、今後もメンバーの自撮りやらなんやらに違和感を覚えたらメモっておく必要がありそうです。今のところ私はこのジェイク氏が引っかかってます。⬇️

写真の日付に注目してください。このツイートは2021年7月21日に投稿されたものなのですが、右側の写真だけ日付が「2019年6月1日」になってるんです。昔、snowに日付を変更できるフィルターがあったのを思い出して…今探したら無くなってたんですけど、こうやって日付を編集できる可能性は十分あるのかなと思うので今後この日付が何かに登場しても可笑しくないんじゃないかな?と思ってます。で、一応暦見たんですけど。

2019年6月1日は新月の2日前、そう…ダークムーンなんです!
ンァ〜〜〜〜〜〜!!!!(声にならない叫び)もう何が仕込まれててもおかしくないです。気にしすぎだと笑ってください。過剰な妄想だと笑ってください、でもこれ、なんか…

デジタル系(まとめ方が雑)なので、ちょっとこういう未回収フラグに繋がったり、な〜んて…

____話を戻しましょう。

The others look up to us in veneration, and we look upon them with envy. Why do we desire what we cannot acquire?
人は私たちを崇拝した目で見上げ、私たちは彼らを妬み見つめる。
なぜ人は手に入れる事ができないものを求めるのだろうか。


これも割と直接的ですよねぇ。多くの練習生はENHYPENを“夢を掴んだ”と讃え、崇拝するでしょう。しかし、 ENHYPENも同時にアイドルには無い輝きを持っていた練習生としての生活を振り返り、(なんで妬み?って感じではあるのですが、)どこかで懐かしい、もう一度戻りたいようなそんな気持ちを抱くのではないでしょうか。

この表現を吸血鬼目線で解釈すると、超人的な力や永い寿命を手に入れたENHYPENを人間は崇拝・羨望の眼差しを向けて敬うはずです。それに対し、ENHYPENは自らが犠牲にした太陽の下での自由や、限られた時間だからこそ輝く人間の命の儚さを羨むのではないでしょうか。

終わりに


本当にパンPDは良い意味で変態ですよね。素晴らしく頭が良い、しかも、デビュー当時から延々とフラグを立て続け、推し事に学問や哲学、思想を絡ませてくる厄介な変態です。そんなパンPDが様々な産業や事務所に散っていた天才的な変態を呼び寄せ、今や巨大な組織となったHYBEは変態の集まりだと言っても過言ではないでしょう。(本当に失礼)(貶してないです)
なかなか答えを与えず、モールス信号やら暗号やらまで駆使する様な事務所なのに、何故今回に限って「Why must we walk along an endless line?」という問いが明示されているのか、が少し気になるけれども。

もしかしたら、ENHYPENは今までのグループとは少し違う方法でストーリーが展開されるのかもしれませんね。

地黒✏️

【2022.11追記】

まさかとんでもないスケールの漫画が始まるとは思ってなかったな

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