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&TEAMが背負う物語は、9人以上の重さがあるという話。

24時間かけてMVを舐め回した(物理)が、正直な話&TEAMのデビュー曲がこんなに重く尊いものになるとは微塵も考えていなかったので20時間は目を瞑って尊さから来る心臓の痛みに耐えていた気がする。

HYBE、本当に凄いMVを出したと思う。解釈超楽しいし、オマージュシーンの発掘も楽しいし、何よりニコラスのデビュー曲。尊いし世界一美しい。因みにこの記事の目的は私のクソデカ感情の発散なので考察要素マジでほぼありません。スクショ貼り比較大会です。

公式からの「ちゃんとした設定が知りたかったら漫画読めよ!」の圧も感じつつ(ガッツリは追えてないのでトンチンカンな内容だったら申し訳ない)、漫画の内容を”正解”として公式に押して欲しくないよ〜という気持ちもあるので私はこのままここで争うぞ…。覚悟のある者だけがスクロールしてくれ。この記事は9000文字あるぞ

【花様年華(を始めとする青春三部作)との繋がり】

そもそも大前提として、防弾少年団には"学校三部作"と"青春三部作"というストーリーの流れがあったんだよね。後者に花様年華やWINGSといったBTS人気爆発の起爆剤が含まれてる感じで…。

で、今回のMVは、冒頭のセクシー坂口健太郎を過ぎた直後からもうメチャメチャ花様年華だった。と思う。

私の幻覚込みではあるけど、コロナやアメリカ進出の波に揉まれて恐らく予定とは違う方向に進んでしまった花様年華の、"本来予定していたルートや世界観"がエンチ仕様に味付けされて私の元に訪れてくれた感覚だった。だからこそ、「これを待ってた!」という感情が私の涙腺を刺激するんですよ。

なんかハルア、ビデオ構えてるし。

いいか、この世界で"1人だけカメラを構える"男がいたら、それは即ち彼の背中に激ヤバ設定が乗っているという事を表すんだ。ね、ジンくん…😄

「YES」

で、今回のMVの雰囲気的に、なんかエンチ(地黒は&TEAMをエンチと呼びます)はそもそもタイムリープとかを始める前からなんか長命そうな狼キャラが居るから、設定が途轍もなく複雑になりそうな予感がしますよね😄😄ケイをMV内でサラッとリンチした公式の罪は重い

なので取り敢えずこのチャプターでは関連していると思われるシーンやモチーフのスクショを貼りまくろうと思う。

*ハルアのビデオ

特定しました

SONY ソニー DCR-VX2000 デジタルビデオカメラレコーダー(デジタルハンディカム)を構えるHARUAくんです。可愛いですね

因みにSONY公式サイトによると発売決定のプレスが2000年2月21日に出たそうな。

つまりコンテナのシーンはこのカメラが現役だった時代なので2000年あたりかもしれないね

*スプレー缶

私は見逃さないぞ、その手に握られたブツを…

RUNのMV
こちらは日本語版MV

あと記憶の中では血汗涙の日本語版でもテヒョンがスプレー持ってた気がするけど…ちょっと探すのはまた今度にします。

HYBEがイケメンにスプレーを持たせるのが大好きなのか、それとも象徴として何が意味があるのかは分からないけどこういうものを列挙するのが大好きな人間としては非常にありがたい

それにしてもフウマ、落書きもせずにスプレー握らされてるだけなの超可愛い。

*遊園地

これは頻出セットすぎるしメンバーが遊園地で遊ぶ姿とかも特に無いので書くか迷ったけど、花様年華のストーリーの中で遊園地は非常に重要な出来事があった場所だよね…

ホソクさんが母親に捨てられた場所

後日春の日でも少し姿形を変えて回転木馬が登場。

FAKE LOVEでもJHOPEのトラウマの一部としてガッツリMVに登場

でもエンチのMVに登場したのは観覧車だしそれも照明としてしか機能してないし気にしなくて良い説はある。

*入水


入水

からの海坊主。可愛い。

防弾の入水シーンといえばここら辺⏬がパッと思いつく

何一つ考察してないけど水に濡れたイケメンは良い、という結論だけは強固な物になりました。

*小さなHowling…

ニコラスのラップパート⏬

遠く聞こえた Howling
小さな「Save me」
重なるたび Getting so faster

なんか助けを求める声がちゃんと届いたんだ〜〜〜(泣)という感動に襲われてしまった。花様年華では助けを呼ぶ声が届かなかったり結果的に救えなかったりしてどんどん辛い方向に話が流れていったから…嬉しいよ…

これは電話が鳴っているのに出ることができなかったRMさん
このシーンはまた別だけど、恐らく電話をかけていたであろう人

*飛び降りシーン

HYBEさん〜〜〜〜〜〜〜オタクに刺さるものしか出さないな本当に

みんな大好きこのシーン 
本当に綺麗 
過程はかなり鬱だけど

ケイ、飛び降りるシーンが結果的に月に向かって手を伸ばすシーンの比喩として(直喩だけど)描かれているのがめちゃめちゃ良いな…めちゃめちゃ良いという事以外何も思い浮かばないよ…

*入水シーン(音源終了後)

JO & K
不明
NICHOLAS
HARUA
EJ
FUMA
TAKI

私の見落としだったら本当に申し訳ないんだけど、ユウマorマキの水中シーンが無い気がする…。泡だらけで一人顔が確認できない(2枚目)んだけどこれはなんとなくマキな気がするし…無いのはユウマか…?

因みに一人だけ〇〇しない、という構図はHYBEの常套手段ではあるので私の見落としじゃなければHYBEの策略かもしれん。

引っかかってたまるか!!!!!!(トラップを踏み抜く音)

ジンだけ目を瞑り靴を履いていない

みんなが笑顔のシーンで一人だけ笑わない

etc….

*余談

この急に膝掛けを被ったり本を顔に被せて目を閉じるシーンがハルアやニコラスの水中シーンに繋がっているように見えるんだけどやはり精神世界とかそういう概念が再登場…?分からないよ〜〜〜既にカムバが楽しみだよ〜〜まだデビューもしてないのに

【ILAND/ENHYPENとの繋がり】

*屋根裏部屋と地下室

ハルアそもそもどこにいるのか問題、ある

Given Takenジェイパート

*ケイ

この直後に出てくるXXX←これも気になる

まぁ確実にこのいじめられっ子設定はILANDでのケイの状況というか映され方というか暴走してしまった世論というか…を表象してるよね…

島最終回、7位だったケイではなくPDの選択権によって8位だったソヌがデビューメンバー入りしたことを踏まえてこのシーンを見るととんでもなく怖い

でも正直な話、まだ傷も癒切らないであろう2021年上半期にこれ⏫を出す事務所だしもっとグロい設定出してくると思ってたから少し安心した…今後深堀したら鬱なんだろうな…。

*この….この対比を、見よ….

ENHYPENデビュー曲 ”Given-Taken”

BORDERDAY1を出したアイドルが円になってソンフンを支えたのに対して、円状に広がる遠吠えモチーフのグループが一直線のボーダーを形成するあたりめちゃめちゃ考えられてますよね〜……

*余談(本当に余談)

ところで今これに目を通してくれているそこの貴方は、ILANDというディストピアオーディション番組をご存知だろうか。地獄の闇鍋、鬱シーンのマイムマイムによって構成され挙句の果てにエムネの腹黒さまで露呈した(それはいつもの事)あの番組である。

全12話の紆余曲折を経てデビューメンバーが確定したILANDだが、結果的に他のサバイバル番組同様、プログラム自体の目的が”圧倒的な光”を作り出すことだったのではないか、と私は今になって考えている。

というのも、結局有望な原石が23名集まって火花を散らしても、最後に輝くことが出来るのはデビューの座を掴み取った”集合体としての7名”だけだからだ。

そして、その光の強さがあまりにも圧倒的で、他の練習生一人一人が持つ個々の輝きがどんなに力強くても、結局デビューを逃すとスポットライトの光を浴びる事が許されない番組の残酷な構図があると思う。

そしてこれがまたすごくしんどい。

島ではジェイとニコラスを応援していたが、二人推しがいてもニコラス脱落後の虚無感が激しかった事をまだ覚えてる。そしてその虚無感は、あんなに上手で素敵な人なのに、脱落したが最後消息が断たれ、その練習生がまるでいなかったかの様に話が進む虚しさからやってくる物だった。

これが、サバイバル番組が生み出す闇の一つだと思う。

…そしてまた脱線している気がする。方向を元に戻すと、つまりENHYPENと&TEAM(デビュー組)の対比構造は&TEAMというチームができる前から始まっていたんじゃないか、と思ってしまうということが私は言いたい。しかしそれにしても二年間は長かった。間髪入れずに四人組のコンテンツもっともっと出しまくって欲しかったぞ。

光としてデビューしたENHYPENと、ILANDでは惜しくもその影に隠れざるを得なかった4人、という対比…そしてその4人がまたエンオでは光となり、そしてさらにそこから闇が生まれ…そして人は戦争を繰り返す…エヴァか…?

あとこれについては最後のチャプターでも長々と話す。

⏬ネット漁ってたらこんなツイート見つけて超納得したので貼らせて頂きます…私が言いたいのはこういう対比(陰陽含め)あるよね、という事です…!

【今後気をつけて見ていきたい部分・MV内の考察】

*坂口さんとケイの革ジャンがお揃い

ビジュ満点坂口健太狼

ケイが坂口さんの物を受け継いだのかな?と思ってたけどその割には汚れや破れが無い…ので単純にリーダーの印…?

*ファオランの冒険

これはニコラスの手

「ファオランの冒険」(英語タイトルはなんと”Wolves of the beyond”)に走り出す狼の絵を描いた粋チームくんはこちらです。私も二巻とかまでしか読んでないんだけど、呪われた肉球?を持って生まれた狼が捨てられ、熊に育てられて…という話だったと思う (11.23追記)あらすじ調ました⏬。

「炎の石を賭けた大戦」が終結し、フクロウの世界に平和が戻った後。
最果ての地で生まれたオオカミの子・ファオランは、片方の前足の指先が広がっていたために部族の血統を汚す「呪われた子」とみなされ、掟によって川に捨てられてしまうが、ハイイログマのサンダーハートに拾われ、九死に一生を得る。
ファオランは、育ての母であるサンダーハートやオオメンフクロウのグウィネス、骨ウルフのエドメなど、さまざまな生き物たちとの出会いと別れを繰り返しながら、たくましく成長していく。
*「ガフールの勇者たち」のスピンオフ作品。

因みに左のページに登場する「Cave of Souls」は海外ファンダムウィキによるとこんな説明が⏬

The Cave of Souls is the place where the souls of good wolves go to after they have died, but they will only go if they had a good and pure-hearted soul. Other animals can come, because there are no borders in the heavens, thus linking all animal heavens together as one.

https://wolvesofthebeyond.fandom.com/wiki/Cave_of_Souls

つまり、純粋な心を持つ善良な狼とその他の動物の魂が死後に向かう洞窟のこと。なんかこの本のこのページを入れ込むあたり坂口健太狼(ケンタロウ)復活ルート閉ざされたも同然な気がして悲しい。元気な健太狼さん、いつか見たいな……MV序盤からキーパーソンの死が示唆されるエンチ、本当にHYBEの遺伝子受け継いでて安心しました。

第1巻の発売日は2010年1月1日との事ですが、MVに登場する本がかなりボロボロなので果たして何年後の姿なのか…。

*タキの貸し出しカード

汚れ一つなかった貸し出しカードが

ニコラスが取り出す頃にはすっかりシミだらけに…。

そもそも、なんでタキが高校生の時に貸し出しカードに書いた落書きが、ニコラスによって中古のレコードショップ(古本屋?)で発見されるのかが…しかもこのファオランの冒険、ボロボロだから相当な年数が経ってないと…(特大フラグ)

*ケイの動向

2002年4月30日
?年12月22日
2003年5月10日

この時点で一枚目と3枚目のKが全く同じカットなので時系列なのかどうかすら怪しい〜タイムリープ(花様年華)

2003年10月

地球温暖化がどんなに頑張っても10月に桜は咲けないので撮影したカメラ(ケイの所持品)はケイと一緒にタイムリープしてるのかも〜…

2003年4月2?日

他の写真の表面に埃がついてるしこの写真に関しては黒いテープが貼られてる+左の方に凹みがあるので全部現像済の写真なのかも 

ケイの写真は一枚目と一緒なので12月22日撮影?ここに至るまでに何回も同じ写真が入ってるし本当にケイがタイムリープしてたとしたらとんでも無い回数になりそう。

2020年5月17日

遊園地もコンテナも全部MVのセット?違う場所なのかな…

例の高校の写真なのでこれが現代(MVの時間軸)だと思う

? スクラップブック??
202?年11月29日

MVセット?

ケイが設定的に吸血鬼の様に悠久の時を生きる設定説もあるけど、そしたら写真の日付と背景が噛み合わない筈がないので本当にタイムリープかもしれない。

*レコード収納の年度ラベル

レコードの入った箱、年度ラベルが2000年からなので設定は2000年スタートかも?でもハルアのビデオは1990年代からあるしな…。

あと2011が抜けてる


マジで無いぞ、2011

*ハルア…まさか君も…

9人中2人タイムリープするのはちょっと多すぎる気もするけどもう見守るしかない。

2003年?月?日

Twitterで見かけた情報によるとこれ、池袋らしい。(立教大学?)

??9?年2月16日

不明瞭で読み取れないけど1990年代出てきてないか????

右下にHARUA
2004.05.21
MVセット
高校
やけに画質が良いね

ハルア、2004年5月の写真以外全部撮影日不明だしケイと同じロケーション(しかし違うアングル・位置)で撮影してる事が多い気がする📝

*ハルアのビデオテープ

2001.05.17
1997.12.25と20??.07.05

ぼやけている場所もある事から察するに相当数撮り溜めてますね〜…一体ハルアは何を監視・記録しているんでしょうか…ねぇジンくん

ジンが親絡みの諸々の所為で他のメンバーを監視し、結果的に学校に仲間を売ってしまった事から花様年華が始まったと言っても過言ではないので…。多分。

ENHYPENのMVに狼目線のカットが何度も入れられている事を加味すると、ハルアはENHYPENのことを追跡して監視し続けてるのかもしれないね。

*サンシャインシティ高校地区戦優勝旗

壁に青い横断幕貼られてるけど時系列ぐちゃぐちゃ過ぎて考える気にならないよ….なんで左が2009年で中間に2014を挟み右端が1999なんだ…漫画をちゃんと読んだら分かるのかしら…

チームユニフォームのロゴ下部分

Sol Lucet Omnibus「太陽は万物のために輝く」
ペトロニウスの言葉らしい

因みにペトロニウスさんはこんな人⏬

*ケイがリンチされるシーン

髪が長いのでMVとはまた違う年代?過去かな

*タキのCDプレイヤー

これ、ナムジュンがモヒカンだった時代(曲探しを諦めた)のMVにも登場してるしやっぱりエンチの時系列とそこら辺が今並んでる状態なのかな?平成初期感…Y2K…

まぁ2000年を迎えた時吸血鬼さんはワイン片手にパーティーしてたけどな…

𝘾𝙝𝙚𝙚𝙧𝙨...🍷

*健太狼ロケーション

いつか絶対このシーンの場所に帰ってくると思う
というか漫画とかで普通に登場しそう
てかこんなに色々書いておいて本筋全部漫画でどんどん明らかになるの、本当に悔しいじゃん…

【現段階で考えられる時間軸は4個+α】

①DarkMoon時間軸(ナイトボール部)
→赤パーカーの運動部ユニフォーム。多分これがTamed-Dashedの学校シーンと対応しているんだと思う。

②平成初期エンチーム学園
→サンシャインシティ高校の制服は狼ワッペンが付いた茶色なのに対して、登場するブレザー姿は深緑なので今回のMVの高校シーン(そしてタキが貸し出しカードにI'm right hereを描く時代)は他とは独立しているはず。
→これ多分グレイビル中高一貫校

③レコードショップ
→レコードの年度ラベルが2020年でストップしているので、恐らくこのセットの設定は2020年もしくは2021年。この軸のニコラスが、平成初期エンチーム学園のタキが残した落書きを手にする。

④水中ダイビングシーン
→②と④で比較すると、前者は制服姿は灰色のズボンなんだけど

後者は黒。

そもそもこのシーンが時間軸の一つとして成立している物なのかも分からないけど取り敢えず暫定的に④!

+α どこに当てはまるか分からないよ!

①坂口健太狼登場シーンはどのケイヒョンの過去なのか
→全ケイヒョンが物憂げに私のことを見つめてくるから分からないね

②いじめっ子にボコられるロン毛ケイヒョンはどのケイヒョンの過去の姿なのか
→純粋に謎。平成エンチーム学園のケイがボコられるなら制服着せてそうな気もするし…

③コンテナ全力疾走チーム
→一瞬すぎてこれが考察上大切なシーンなのかも分からない(おしまい)

結論:ここからがめっちゃ楽しみだね👍

【超余談:「共感」という大テーマ】


唐突な大見出しドーン❗️

文字通り、私はHYBEのアーティストには「共感」という大テーマがあると考えている。この記事の締めくくりとして、これについて少し思考の整理ついでにココに書かせて頂きたい。と言いつつもこれは私のガバガバな思想に過ぎないので今後変わるかも知れないしトンチンカンかもしれないので真に受けず細目でスクロールして欲しい

言い訳はここまでにして本題に入りたいと思う。

HYBEという世界観濃密集金過多変態集団事務所は、BTSを皮切りに(それ以前のグループや歌手も勿論把握しているが正直全然勉強出来てないので割愛)アイドルに壮大な物語の語り部としての役割を与え、脈々とその系譜を継ぐ多彩なグループを生み出している。

そして、アーティスト達はグループ毎に全く異なる世界観を創っているが、色んなMVやコンテンツを見返して解釈を深めていく中で必ず「共感」という感覚を大切にしているんだな、と痛感させられる。

「共感」

普遍的かつ凡庸な単語だが、この言葉が持つ力は偉大であり、解釈の仕方は無限大だと思う。そこがHYBEのアーティストの原点であり、面白さの所以なのでは無いだろうか。

1+1=2、ではなく、

「1+1+君の気持ち+僕の過去=…そこには何が見えるだろうか…」

なのが本当にありがたい。

オタクなので、勝手に悩んで勝手に解釈して勝手にTwitterで騒ぐのが本当に楽しい。そしてこの行為は全て何かビリビリと肌に感じるものがある事によって起きる一種の共感作業だと私は思う。アーティストとファンの間だけでなく、ファン同士でも共感する事こそが集団としての結束力を高めていくのでは無いだろうか。

ここまで来ると一種のナショナリズムの様な気すらしてくるな。スポーツナショナリズムに続き、アイドルナショナリズムの時代がやってくるかもしれない。

因みにこれは余談だが、「共感」できるコンテンツを作るのにはコツがある。非常にシンプルだが、HYBEは毎回この手法でオタクの情緒をかき乱している。それは、

「十代の感度を大切にする」

ことだ。
自我を持ってオタクしている人間の99.9999…%は、かつての少年少女であり、多感な時期を経てオタクへと変態している。所謂ジュブナイルやモラトリアムは全人類が共通して持つキーワードなのだ。みんな入っちゃうスーパービッグなベン図、便利すぎる。

トラックパッドで描画ツール使うと漏れなく死ぬ

特に、その多感な時期に感じた葛藤や軋轢は時が経とうとも、美しい思い出の一つとして昇華されきらずに私達の心の中に住みつく。多くのグループがテーマに起用する”初恋”も、私達の心に淡く苦く残り続けるものだろう。

まぁ私の初恋は西門総二郎(花より男子)だったけど。

…とにかく、誰の検索エンジンに打ち込んでもエモい思い出がボロボロ出てくるそのワードをハイブは巧みに握り込んでいるという訳だ。

BTSの花様年華は言わずもがな、TXTやENHYPENも青年が持つ脆さや成長痛を題材に多様な音楽を展開し、世界中の(元/現)少年少女を熱狂させている。
そしてそんな青春の代弁者、トラジックな人生を歩む美しい登場人物達に感情移入したが最後、我々の金はパンシヒョクが食べるシャトーブリアンになる。


そして再度本筋に戻ると、先述した通り、象徴的なシーンのオマージュや世界観を鑑みるに&TEAMのデビュー曲は私とエンチを、そして全てのファンとHYBEの世界観を繋げる大切な役割を担っていると私は感じた。だからこそ私は、あのMVには9人以上の重さがある、と思うのだ。

あと、HYBEは今回対比構造を生み出す事にも超〜〜力を入れてると思うんだ…HYBE所属ドルが持つ"共感、"という大テーマを、&TEAMはオーディション時代から「共鳴、呼応」というワードに落とし込んで表現している。これと対照的に、ENHYPENはこの大テーマを「連結・接続」と捉えて独自のコンセプトを確立させている。

点と点を接続し、一つの連結を生み出すのがENHYPEN。
これに対し&TEAMは複数の円が重なり合わせる役割を担う…みたいな。ね。

そしてオタクは対照的な存在が大好物である。
こんなに美味しい世界線がどこにあろうか。しかも今回はメタ的に物語を見守るだけでなく、公式がオタクに人権を与えている。

私たちに与えられた受肉人権

吸血鬼と人狼という政教分離が為されてない時代からの因縁を持ち出し、親しみやすくアレンジし、二つのグループを売り出し、挙句の果てに漫画まで描き出したこの事務所は本当にヤバい。ヤバいとしか言いようがない。

さて、話が逸れに逸れたが何が言いたかったかというと、ENHYPENと&TEAMの未来が本当に楽しみだという事である。

今後も誠心誠意オタクとしての牙を研ぎ、この界隈をエンジョイしていきたいよね、ハム太郎‼️

PS:
ね〜、パフォーマンスビデオ見た?マジでこれだよ、求めてたの。ウィジュの腹部大サービスはさておき、兎に角エモ全開コレオをありがとう。さくら先生…愛してる。

【追記1205】


・ユウマとマキの髪色が補色(赤対青⇨ピンク対緑???)

・MVに登場するエンチ学園(通称)はダークムーンとは違う世界線確定?
→タキの落書きに「TAKI」と記名されている

因みにMVteaser1の紙にはTAKIの記名が無いんだよね。ニコラスはもしかしたらTAKIの名前に気づいてタイムリープしたのかも…


+あと次の記事にも書いたけどバス停とか諸々若干違うので…。


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