アツい俺もいる
「あの時みたいにアツい真っ直ぐな自分になりたい!!」
今の俺だけを知っている人に、届けたい。俺が求めているアツい姿を。そんな自分を受け入れてもらいたくて書いていく。
アツい自分も好きだけど、最近その自分になれていなかった。自分の感情を曝け出してギャップに驚かれたり、引かれるのが怖くて、蓋をしていた。
でもアツい自分になれるように、アツいのすけもいるんだってみんなにわかってもらえたら、安心して自分の感情を表に出せるかもしれない。別の一面も受け入れてもらえたなって感覚が自分の中で持てたら、アツい自分を出せるかもしれない。
これから安心して一歩踏み出すために、どんな自分がいたのか知ってもらえたら嬉しい。二つのアツかった頃の経緯を辿り、アツくなれた自分を思い出していきたい。
アツかった思い出①「高校3年生の応援団」
まずは高校3年生の頃。
高校で一番目玉の行事といえば、「学校祭」だった。当時学校祭は3日間連続して行われ、1日目は文化祭・2日目は演劇祭・3日目は体育祭だった。さらに、その三日間を高校3年生・2年生・1年生が合同ブロックとなる、いわゆる縦割りのチームとなって行うのがやり方だったため、一番上の3年生の人たちが先導して引っ張っていくことが必須であった。
そんな中応援団長に名乗り出したのが、POOLO2期でお馴染みの田村であった。彼は、不器用で、素直すぎるが故に空回りすることも多かったが、最終的には全員を巻き込んで笑顔にさせる最高な応援を作り上げてくれた。そんな彼に誘われて、彼をサポートする立場に入ることになった。高校3年生、受験生、学校も塾もある中で、ほどほどに携わろうと思っていた。初めは。
しかし、やると決まってからは、ほぼ毎日、「ここどうする?」「どう進めていく?」「配置どうする?」と聞かれるようになった。めんどくさくはなかったが、なんで俺なんだろう?という疑問もあった。
一つ補足を加えると、自分たちのクラスは理系のため男子が多かった。学校全体の中でブロックに男女差が出ないよう、理系クラスは文系クラスと合同になることが決まっており、例によって自分たちのクラスは、2年生の文系のクラスとブロックが同じだった。その中に、応援合戦の振り付けや配置を考えるのが得意なメンバーがいて、その力を借りることが必須であった。
田村はあまり考えていなかったかもしれないが、3年生と2年生のメンバーを繋げるだったり、みんながいい感じに快く参加してる感覚になれる配置を考えたり、無理のないスケジュールを組むとか、組織を整える、間で動く人の役割が俺には合っていたんだと思う。俺だからできたことを、田村は与えてくれていたんだと思う。
この役割で過ごすと、田村含め色んな人から頼られることが増えたり、応援団長でないのにもっと良くしていきたい人と議論できるようになった。
たくさんの人と話せるし、全体感も見れる、このポジションが俺自身も居心地良くなってきていて、この活動にどっぷりハマっていった自分がいた。
田村と一緒により良くしていくために、前に進むために考えて動いたのが楽しくて、毎日「最高な時間だなあ」って感じていた気がする。勉強は一旦置いておいて、今しかないこの時間に全力注ごうってなっていた。俺の居場所が見つかって、自分もみんなも最大限に楽しめる機会を作れている感がとても好きだった。
毎日に全力で駆け抜けていた日々が最高だった。
アツかった思い出②「インドに家を建てに行った時」
もう一つが、大学1年生の春休みに、インドへ海外ボランティアに行った時のこと。
「海外で家を建てる」という活動をするサークルに属していたこともあり、そのボランティアのインド派遣のリーダーからの熱烈オファーを受け参加した。
実はボランティアには全く興味がなく、ただインドに行けるというワクワクだけで参加したのである。そのため、派遣前の打ち合わせでは熱量も低く、周囲の士気を下げていたかもしれない。他のメンバーが、「建てた家に住む人には、もっと何かできないだろうか」とか「彼らにとって幸せは何だろうか」とか、派遣前にさまざまな議論をしている中で、俺は想像力を働かせるコミュニケーションを怠っていて、すごく自分本位なことばかり考えていた。
しかし他のメンバーは、「それで良い」と受け入れてくれた。とりあえず一緒に行ければそれで良いし、むしろその意見もめっちゃ貴重だからありがたい、とまで言ってくれた。それで良いのか〜と思いながら、インドへ出発した。
実際に現地の村に行き、村の方々と一緒の時間を過ごす。彼らは、笑顔が素敵でフレンドリーだった。人懐っこく、良く話をしてくれるし、名前を聞いてくれる。そして、子供たちもいつも元気に、笑っていた。尚且つ、仲間意識が高い。一つの家に対して、村のみんなが一緒に手伝いに来てくれる。お願いもしていないけれど、一緒に体を動かして働いてくれる。そんな、彼らに魅了され、一緒に過ごす時間がとてつもなく幸せなものになっていた。
日本とは違う異国の地に来て、みんなで部活のように掛け声をかけながら汗を流す。そしてそれに呼応して、自然と現地の人たちも巻き込んでみんなで一緒に土を掘ったり、土を運んだり、バケツリレーをする。インドに行く前、彼らへの興味関心はなかったのだが、いつの間にか彼らともっと一緒にいたいと思うようになっていた。
それと同時に巻き込んだものが、メンバーであった。およそ20人弱で派遣をしており、個性豊かなメンバーがそれぞれに理由を持ち参加をしていた。慣れない環境、暑いインド、言葉も通じない中での生活は、いつの間にか自分たちの体にも負荷をかけていた。不安や苛立ちも立ちこめる中、みんなをもっと巻き込んで楽しもう、もっとできることあるよ!と鼓舞したのが俺だった。ボランティアに興味のなかった、俺がだ。
取り繕わないありのままの自分で参加したインドで、いつも笑顔でフレンドリーな現地の人たちに出会い、自分本位な自分も受け入れてくれたメンバーと一緒に活動をする中で、素直に「この人たちともっと一緒にいたい」「せっかくならもっと一緒に楽しみたい」と思うようになっていた。それ故の行動だったのだろう。いつの間にか、このメンバーで、この村のみんなとこの場所に居られて、みんなで一緒に何かをするということが、自分の中で何よりも幸せになっていた。
最終日に、号泣した。お別れパーティーをし、村を離れるとなった時に涙が止まらなくなった。村の人たちに会って、みんなを巻き込んで一緒に作業をする。そして、そんな俺を今まで温かく受け入れてくれて、ありのままの自分で良いんだって思わせてくれたメンバーがいる。このかけがえのない時間が終わってしまうと思うと悲しくて、悲しくて。
一貫して変えなかった、自分のありのままでいるスタンス。それから派生して、巻き込もうとして、受け入れてもらえて。居心地がとても良くて、自分自身に素直でいられたからこそ、何事にも全力になれた気がした。
自分至上最高に勢いがあった期間だったな。
まとめ
アツい自分を知ってどうなって欲しいとかではなくて。ただ、今自分がどんな姿を目指しているのか知ってもらいたくて書いた。そして、アツい俺も知ってくれたら、アツくなった俺に出会った時に、普段とのギャップに驚く人もいないだろう。
実は、感情の出し方について少しトラウマがある。
小学生の頃まではみんな仲良しこよしで毎日普通に遊んで、ふざけ合っていたのに、ある時中学生になってからは急に「男女」になっていたことがある。ある日いつもと変わらぬ接し方をしたら、次の日には女子たちから煙たがれたことがある。別に何も変わらない、いつもの自分で接したのにも関わらず、なぜかその行動が相手にとっては不快で非難の対象になってしまうことがある、というのを実感した時だった。
小学生の頃、素直に純粋に生きてきて誰とでも友達になれた。そんな自分からすると、思いもよらぬ形で人に否定されたり、急に人から非難されることに慣れておらず、当時の衝撃とストレスはとても大きかったことを覚えている。そこから、少しずつ素直な自分の感情を出すことに蓋をするようになった。蓋を外す作業が必要になってしまった。
今回このnoteを読んで、いつもとは別の俺の中身を知った時、みんなはどう受け止めるだろうか。
こんな声もあるだろうか。でも、このnoteで書いてあるのも俺。もしかしたらアツい方が自分らしいかもしれない。
のすけと言えばどう見られているだろうか。自然体、ゆるっとふわっとした雰囲気、内には熱いものを秘めている、とかだろうか。でも実はそれは最近できた自分の新しい生き方のスタンスであって、最近はそれが心地よかったし、それが本当の自分らしさだって思っていた。
でも、いつからか少しずつそのスタンスだけでは違和感を感じていた。みんなが捉える最近の”自然体なのすけ”に引っ張られすぎていた。本当はアツい自分もいて、アツい自分にもなりたいんだって思っている。これからは自分をもう一段アップデートできるように、内に秘めていた俺のもう一面も皆んなに伝わってほしいと思って、書いた。
だから、普段関わってくれている人たち、引かないでほしい。こういう俺もいるんだって受け入れてくれたら嬉しい。そうしたら、もう一歩踏み出すことに臆すことがなくなる。ありのままの自分を受け入れてくれる環境があるとわかるだけで安心して思いっきり駆け出せる。怖いけれど、アツい自分を引き出すために、みんなに知ってもらおうと思った。
この頃、たくさんの人・社会・環境に恵まれて、支えられて生きてきたんだなと実感することが多くて、自分自身の価値を何かで活用できないか〜〜っていう気持ちがすごくある。早く自分が一番アツくなれるものを見つけて突き進んでいきたい。そして、価値をみんなにも届けられるよう、頑張りたい。
最後まで読んでくれて本当にありがとうございます!!
みんなこれからもよろしくお願いします!!