広告

『広告』、広告業界で働いていたり広告から何らかの収益を受け取っていたりする人間以外は広告というものに大凡良いイメージなど持つはずない。余計な情報を頭に流しこむこと、植え付けることができれば成功なのだが、最近の広告は情報化社会に負けじ劣らずと、情報量に富んでいたり頭に残そうと必死にアピールしてきたりと兎に角鬱陶しい。いろいろなサービスに付随してくる特典には「広告を消せる」「広告の表示をなくす」ということを謳っているサービスだってある。自他ともに広告の存在が不必要な点を認識していながら広告に寄り添って我々は暮らしているのだ。広告の存在が社会的に必要という商売・道徳的な観点から話がしたい訳では無い。広告がたくさんの効果を生み出すほど忌み嫌われていく存在になっていき、次第に広告というものの価値が下がっていき、広告がなくなるほうが快適な環境になるはずである。広告は最終的に表示されなくなれば完成なのだ。

羽音にサブリミナルのCM曲を乗せたノイズを出す蚊を都内にバラ撒くという広告の案は一旦却下となった。広告は最終的に表示されなくなれば良いのだ。

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